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CHiCO with HoneyWorks、“あなた”とともに歌ったZepp Haneda公演

「LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks i BEST tour 2026 -STAY WITH YOU-」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(撮影:江藤はんな[SHERPA+])
7分前2026年08月14日 9:05

CHiCO with HoneyWorksが8月9日に全国ツアー「LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks i BEST tour 2026 -STAY WITH YOU-」の東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演を開催した。なお本記事にはネタバレが含まれるので、これからツアーに参加予定の人はご注意を。

みんなでたどるチコハニの歩み

今年3月にベストアルバム「i BEST -Singles Collection-」をリリースしたCHiCO with HoneyWorks。7月3日の東京・EX THEATER ROPPONGI公演を皮切りに各地で行われてきた本ツアーのZepp Haneda公演は、2階後方立見までソールドアウトした。彼女たちは超満員の観客を前に、デビューから現在までの歩みをたどりながら、代表曲や最新曲を届けるステージを繰り広げた。

開演時刻を迎えると客電が落ち、ステージを覆っていた緞帳が開く。その奥に現れた紗幕には、CHiCO with HoneyWorksのデビューから現在までを振り返る映像が流れ始めた。歴代作品のジャケットイラストとともに、CHiCOの初レコーディングや初ワンマンライブ、ライブハウスツアー、ホールツアー、日本武道館公演、アリーナライブ、活動休止前、そして再始動後のツアーの模様が次々と登場。ステージ裏で撮影されたスナップも織り交ぜながらチコハニの歩みがたどられ、場面が切り替わるたびに客席から歓声が上がった。映像の最後に「-STAY WITH YOU-」のツアーロゴが現れると、紗幕の向こうにCHiCOのシルエットが浮かび上がる。彼女がアカペラで歌い始めたのは「ヒカリ証明論」。Oji(G)、中西(G)、Hiroki169(B)、AtsuyuK!(Dr)、宇都圭輝(Key)、あすきー(Manipulator)による演奏が加わると同時に紗幕が落下し、レーザーと鮮やかな光がステージを彩った。

ライブはそのまま「戦場の華」へ。LEDに映し出されるミュージックビデオとバンドの演奏が重なり、会場の熱気を一気に引き上げる。続く「プライド革命」では、ステージ上のメンバーを捉えた映像と楽曲の世界観を表現したグラフィック、観客との掛け合いを促す歌詞がLEDを行き交った。CHiCOの呼びかけに応える大きなコールがフロアを揺らし、ライブは序盤からクライマックスを思わせる盛り上がりを見せた。

最初のMCを挟み、CHiCOが歌い始めたのは最新シングル「君のせいで愛してる」。ミュージックビデオが中央とサイドのLEDいっぱいに映し出される中、軽やかなサウンドにファルセットを交えた柔らかな歌声を重ねた。曲を終えると、Ojiと中西がステージ両サイドのお立ち台に上がり、互いを挑発するようにギターフレーズを応酬。2人のプレイが熱を帯びるほど客席の歓声も大きくなり、その勢いのまま会場別楽曲「醜い生き物」へとなだれ込んだ。CHiCOは疾走するバンドサウンドに乗せて、揺れ動く思いを伸びやかな歌声で届けた。空気を再び明るく塗り替えたのは「私、アイドル宣言」。CHiCOがキュートな振りを交えて歌うと、観客は楽曲おなじみの合いの手で応える。ステージを囲むLEDバーも楽曲に合わせて点灯し、会場全体が華やかな光と声に包まれた。その余韻を宇都の静かなピアノが塗り替え、ライブは「鬼ノ森」へ。炎を思わせる映像と赤い光がステージを染め、床を覆うロースモークが幻想的な景色を作り出す。CHiCOは深みのあるメロディを憂いを帯びた歌声で響かせた。赤い光と重厚な空気に包まれた「鬼ノ森」から一転、続く会場別楽曲「ユキドケ」では、中央とサイドのLEDに雪景色が広がった。CHiCOは切なさをにじませながら情感たっぷりに歌い上げ、2曲のバラードを異なる表情で届けた。

あなたたちとともに歌いたい

「今回のツアーではスペシャルな形でお届けします」とCHiCOが告げ、CHiCO with HoneyWorksの出発点である「世界は恋に落ちている」へ。アコースティックな音色を基調に静かに始まった楽曲は、途中からバンド全員の演奏が加わるアレンジへと展開する。原曲とは異なる落ち着いたサウンドとCHiCOの伸びやかな歌声が、デビュー曲に新たな表情を与えた。続く「今日もサクラ舞う暁に」では、舞い散る桜の映像をバックに観客が一斉にタオルを回す。CHiCOも笑顔でステージを跳ね回り、メンバーは互いに目を合わせながら楽しげに演奏。大きなコールが響き渡り、Zepp Hanedaに季節外れの“満開の桜”が咲いた。

ライブ後半は、最新のロックナンバー「背負う者」からスタート。ミュージックビデオを背景にCHiCOが力強い歌声を放つと、「Say wow wow」というシンガロングが会場いっぱいに響き渡った。その勢いを引き継いだ「我武者羅」では、レーザーが飛び交う中、CHiCOがさらなる声を求めて客席を煽り、バンドメンバーも激しいアクションと気迫のこもった演奏で応えた。CHiCOとバンドメンバーが自由なパフォーマンスを繰り広げた「BGM」を経て、観客の声とバンドのセッションが次第に熱を帯び、そのまま「決戦スピリット」へ突入。LEDを走る合いの手に合わせてフロアから一斉に声が上がり、CHiCOは「もっと!」と呼びかけながら、パワフルなボーカルでステージをけん引した。

「みんなとライブするのが一番楽しいわ!」と笑顔を見せたCHiCOは、改めてツアータイトルに込めた思いを語り始める。「STAY WITH YOU」はHoneyWorksのGomが手がけ、CHiCOとGomのコラボ歌唱曲として発表された楽曲。今年1月の再始動ライブでは、2人で同曲を初披露した。CHiCOは当時Gomが語った「みんなの1つひとつのアクションが、自分たちの力になっている」という言葉を引用しながら、日頃から応援してくれる観客へ改めて感謝を伝えた。さらにCHiCOは、ファンが「チコハニの楽曲がそばにいてくれてよかった」と言ってくれるのと同じように、自身も楽しいときや苦しいときにファンがそばにいてくれてよかったと、デビュー当時から変わらず感じていると明かす。そして「初めましての人にも、いつものみんなにも会いたい」と、これから新たに出会う人や、いつも足を運んでくれるファンへの思いを伝えるとともに、かつて一緒に歩んだ人とも、活動を続けていれば再び会えると信じていると語った。最後に「まだまだ走っていきたいと思います。あなたたちとともに。どうぞよろしくお願いします」と観客へ呼びかけた。そのまま本編最後に届けられたのは、“あなたとともに”を意味し、今回のツアータイトルにも掲げられた「STAY WITH YOU」。CHiCOが「あなたたちとともに歌いたいと思います」と告げて歌い始めると、観客が歌うパートでは客席にも光が当たり、会場の至るところから歌声が響いた。LEDに映し出された歌詞、CHiCOの歌声、満員の観客によるシンガロングが重なってZepp Hanedaを包み込み、本編は熱狂の中で幕を閉じた。

アンコールを求める声に迎えられ、CHiCOとバンドメンバーが再びステージへ。ベストアルバム「i BEST -Singles Collection-」のジャケットに描かれたイラストCHiCOの衣装を再現した姿で登場し、「ハートの本音」でアンコールの幕を開けた。MCを挟んで披露された会場別楽曲は「カヌレ」。ミュージックビデオをバックに、CHiCOは甘酸っぱい恋心を軽やかに歌い上げる。柔らかな表情とキュートな仕草で会場を魅了し、フロアにはペンライトの光が揺れた。続く「アイのシナリオ」では、ステージの様子を映し出した生カメラ映像がすべてのLEDを覆い、青いレーザーが会場を鋭く横切る。激しいバンドサウンドにCHiCOのパワフルなボーカルが重なり、観客も楽曲に合わせて声を響かせた。

ラストナンバーは「恋色に咲け」。CHiCOは伸びやかな歌声を響かせながらステージを駆け回り、メンバー1人ひとりと向き合う。曲の最後にはCHiCOとバンドメンバー、観客が一斉にジャンプし、ライブを締めくくった。演奏を終えたメンバーは観客とともに記念撮影を行い、全員で手をつないで一礼。1人ずつ挨拶をしてステージをあとにした。その後、LEDにはツアーリハーサルの様子を収めたエンドロール映像が流れ、CHiCOからのメッセージが映し出されると、客席から大きな拍手が送られた。

「LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks i BEST tour 2026 -STAY WITH YOU-」は、8月22日の石川・REDSUN公演を経て、8月23日の愛知・Zepp Nagoya公演でファイナルを迎える。

セットリスト

「LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks i BEST tour 2026 -STAY WITH YOU-」2026年8月9日 Zepp Haneda(TOKYO)

01. ヒカリ証明論
02. 戦場の華
03. プライド革命
04. 君のせいで愛してる
05. 醜い生き物
06. 私、アイドル宣言
07. 鬼ノ森
08. ユキドケ
09. 世界は恋に落ちている
10. 今日もサクラ舞う暁に
11. 背負う者
12. 我武者羅
13. BGM
14. 決戦スピリット
15. STAY WITH YOU
<アンコール>
16. ハートの本音
17. カヌレ
18. アイのシナリオ
19. 恋色に咲け

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