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長崎発ガールズバンド・マリンブルーデージー、ツアーファイナルで初の東京自主企画完遂 新曲「シュノーケル」携え

「海中ESCAPE ~人生はシュノーケリング~」の様子。(Photo by 満田彩華)
3分前2026年09月01日 9:02

マリンブルーデージーが8月25日に東京・下北沢MOSAiCにて、最新曲「シュノーケル」を携えた全国5都市ツアー「海中ESCAPE ~人生はシュノーケリング~」のファイナル公演を開催した。

マリンブルーデージー、通称マリブルは、2022年5月に長崎・佐世保市で結成された3ピースガールズバンド。当時、高校1年生だった海音(Vo, G)、嶺香(B)、すずき(Dr)の3人が本土最西端の地から発信する自主制作の音源やミュージックビデオが徐々に話題を呼び、全国的にその名が広がった。平均年齢19歳となった彼女たちは今回のツアーで山口、大阪、長崎、そしてすずきの就学地である福岡を巡ったのち、現在海音と嶺香の生活拠点である東京で初めての自主企画ライブを開催。魅力女。(みりょめ)、みじんこらっく、あるゆえを対バンゲストに迎えてツアーファイナルに臨んだ。

マリブルNo.1!会場を沸かせる先輩バンド、魅力女。

1組目は、同郷・長崎の先輩バンドである魅力女。。長崎時代にマリブルと県内各所で対バンを重ねた経験をもつTすけ(Vo, G)、非常口せいや(G, Cho)、一慶(B, Cho)の3人はライブの人気曲「チキン南蛮No.1」でコール&レスポンスを巻き起こすと、すかさず「マリブルNo.1」というフレーズを差し込んでフロアを温める。ライブの途中には一慶が突如マリブルの「recollection」をアカペラでワンコーラス歌い、「めっちゃいい曲」とつぶやきオーディエンスを沸かせるひと幕も。彼らはラストに「火星旅行」を演奏し、ライブハウスを無重力空間に変えるような熱演でパフォーマンスを締めくくった。

みじんこらっく色に染まる下北沢MOSAiC

続いて登場したのは、3ピースガールズバンド・みじんこらっく。マリブルとは今年3月にこの会場で開催されたイベント「#楽園収穫祭」で競演しており、フロントマンの豆粒(Vo, G)と海音は弾き語りイベントでも親交を重ねている。3人はまず「もんじゃ」「もっと」というアッパーな2曲を届け、下北沢をホームとする彼女たちらしく会場を自分たちの色に染め上げた。MCではゆるく(B, Cho)が「初東京自主企画に呼んでもらって、私たちも舞い上がっちゃってるんですよ」とうれしそうに語り、豆粒が「東京で自主企画やるってなって浮かんだのがみじんこらっくだったって(海音が)言ってたよ」と続けると、塩(Dr, Cho)は両手でハートを作りそれに応える。その後3人は、海音が学校になじめなかったことをきっかけにバンドに居場所を見つけたというエピソードに触れたあと、最新曲「居場所はここじゃない」を披露。ラストは代表曲「ラックミュージック」の歌詞の一部を、マリブルへの敬意を表するように「あぁもうマリンブルー」と歌い替えた。

フロアを圧倒する男女混合バンド・あるゆえ

3組目は、東京を拠点に活動する男女混合バンド・あるゆえ。紫月(Vo)、ありさ(B)、さのひろのしん(Dr)の現体制となって1年半ながら、すでに強烈な存在感を示している。活動初期のレパートリー「毒を塗って」でライブがスタートすると、緻密なアレンジと紫月(Vo)の力強い表現力も相まって会場の空気が一変した。紫月は「呼んでくれてありがとうございます。私たちは私たちなりの音楽で返していこうと思います」と挨拶。夏の終わりを歌う「幻陽」でフロアをまばゆく照らしたあとは、「(マリブルは)つらいことがあったときにライブハウスに逃げてきていいんだよ、という意味で(ツアータイトルに『海中ESCAPE』と)付けたらしくて」と語り、「私はライブハウスが唯一、自分がうまく息をできる場所だった。自分が逃げて来れる場所はライブハウスでありたいし、みんなにもそうだよって思う」と観客に思いを伝えた。そして3人は結成直後にバンドの存在を広く印象付ける1曲となった「ライブハウス」、さらにラストナンバー「讃美歌」を披露した。

本日の主役、“青さ”弾けるマリンブルーデージー

主役のマリブルのステージは「Life」でスタート。長崎から上京を決意するまでの心境をつづったナンバーで、東京初開催となる自主企画の幕を開けた彼女たちは、続く「ずっっっと!」でマリブル特有の“青さ”が弾けるポップなサウンドを響かせ、会場の熱を一気に高める。海音が「15歳の頃の私はこんな出会いがあるだなんて思ってなかった」とゲストたちに感謝を述べたあとは、「青春」「言霊」と高校時代に発表したシリアスな2曲を披露。不登校を繰り返した苦しい日々を音楽で報いたいという思いでつづられた楽曲群に、バンドの核心が垣間見える。海音が完璧主義な自身の性格を赤裸々に吐露した「キラメキ」では、“ドキュメンタリーポップ”としての新境地が提示された。

終盤、海音はツアータイトルについて「ライブハウスがあなたの現実からの逃げ場所になればいいな、という意味もこもっています」と改めて説明。「現実から逃げようよ、っていう曲です」という彼女の言葉をきっかけにダンスナンバー「らったった」が投下されると、会場に笑顔があふれた。そして本編ラストに披露されたのは「シュノーケル」。目の前のオーディエンスこそが、生きていくために必要な酸素を取り込む“シュノーケル”であることを確かめるように、海音はフロアの1人ひとりに視線を向けて歌い上げた。

アンコールに突入すると、マリブルはバンド初のリリース曲「recollection」を披露。ラストはメンバー3人を「戦友」と歌う「See'n'you」でエモーショナルに声を重ね、初の東京自主企画を感動的に締めくくった。

セットリスト

マリンブルーデージー「海中ESCAPE ~人生はシュノーケリング~」

2026年8月25日 下北沢MOSAiC

魅力女。

01. チキン南蛮No.1
02. サイケな人
03. え?
04. 寧丁
05. どうぞお大事に
06. 僕は化け猫
07. 火星旅行

みじんこらっく

01. もんじゃ
02. もっと
03. チケット
04. 繋いで
05. 居場所はここじゃない
06. あなたの寝顔を食べにゆく
07. ラックミュージック

あるゆえ

01. 毒を塗って
02. 晩餐
03. 灰かぶり
04. 幻陽
05. ライブハウス
06. 讃美歌

マリンブルーデージー

01. Life
02. ずっっっと!
03. 青春
04. 言霊
05. キラメキ
06. らったった
07. シュノーケル
<アンコール>
08. recollection
09. See’n’you

イベント情報

海音 presents 「あまねくテラス ~朝の光編」

2026年10月15日(木)東京都 下北沢Laguna
<出演者>
海音(マリンブルーデージー) / リンダ(サブマリンオルカ号) / yuika ほか

海音 presents 「あまねくテラス ~昼下がり編」

2026年11月15日(日)東京都 下北沢Laguna
<出演者>
海音(マリンブルーデージー) ほか

海音 presents 「あまねくテラス ~夜の帳編」

2026年12月15日(火)東京都 下北沢Laguna
<出演者>
海音(マリンブルーデージー) ほか