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ONE OK ROCKがZOZOマリンスタジアムに帰還、目の前の観客と悔いなく暴れたツアーファイナル

「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR FINAL 2026」ZOZOマリンスタジアム公演1日目の様子。(Photo by Kosuke Ito)
6分前2026年09月07日 8:01

ONE OK ROCKのライブツアー「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR FINAL 2026」が、9月5、6日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉公演にてファイナルを迎えた。この記事では1日目の模様をレポートする。

無観客ライブを経て

ONE OK ROCKは昨年2月にリリースしたアルバム「DETOX」を携えてヘッドライナーツアーを行い、世界49都市で54公演を実施した。「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR FINAL 2026」は、そのファイナルとなる凱旋ツアーで、このツアーを合わせて彼らは約80万人もの観客を動員した。

幕張の空が赤紫に染まる中、おもむろに会場の明かりが消え、場内は大歓声に包まれる。そんな中ONE OK ROCKは「Fight the night」をゆったりと、しかし激しく奏で、観客の心をじわじわとほてらせていく。続けて「Taking Off」が始まるや否や激しくスモークが吹き出し、舞台上のライトが明滅。スタジアムを埋め尽くすオーディエンスが一心不乱に飛び跳ねる壮観が一気に広がった。その後も4人は「Prove」「The Beginning」といったキラーチューンを続々とプレイ。「The Beginning」ではすさまじいスピードで渦巻く轟音の中、観客がハンドクラップやシンガロングを時折響かせる。すっかり暗くなった夜の空にその音がこだまし、場内は異様なまでの高揚感に包まれた。

サークルモッシュが発生した「Make It Out Alive」、Taka(Vo)の鮮烈なシャウトに合わせて火柱が噴き上げた「Puppets Can't Control You」など怒涛のパフォーマンスが休む間もなく続き、オーディエンスもくらいつくように全力で体を動かし声を上げる。トップギアでの演奏がしばし繰り広げられたあと、ライブ前日に誕生日を迎えたRyota(B)が観客に休憩を促し会場の空気はクールダウン。Tomoya(Dr)とToru(G)は、かつてコロナ禍に行なったZOZOマリンスタジアムでの無観客ライブを振り返り、目の前に大勢の観客がいる喜びを噛み締める。そしてTakaは、観客を入れての同会場でのワンマンが初めてだということに触れつつ、無事ツアー終盤を迎えられたことについて観客やスタッフへ感謝を告げた。

YAOでの熱きパフォーマンス

ここでライブはアコースティックコーナーへ。「Delusion:All」が繊細かつエモーショナルに奏でられ、これまでの熱情的な空気とは打って変わって幻想的な空間が広がった。穏やかな演奏に乗せてTakaが伸びやかな歌声を聴かせる「The Pilot </3」では、客席でスマートフォンのライトが1つまた1つと徐々に点っていく。やがて無数の光があたりを埋め尽くし、満天の星空のような絶景が作り出された。

ライブ中盤には、今年7月にONE OK ROCKとともに新バンドYAOを始動させたAwich、CHICO CARLITO、Paleduskが登場。デビュー曲「777」を披露し、エッジィなサウンドとラップで狂騒を生み出していく。Takaはシンガーとして新しい挑戦をしたかったというYAO始動への思いを語り、「千葉の潮風に乗せて皆さんの思いをステージにぶつけてください」とオーディエンスを煽動。AwichとCHICO CARLITOのルーツでもある沖縄の歴史や文化をもとに作られた楽曲「ありふれた世界の果てに」を、11人でパフォーマンスした。さらにPaleduskとCHICO CARLITOをフィーチャリングゲストに迎えた楽曲「C.U.R.I.O.S.I.T.Y.」や、「One by One」をプレイし、スタジアムを強い熱気で満たした。

お前らに後悔してほしくない

「Bombs away」を皮切りにメドレー形式でアッパーチューンを続々と投下したのち、Takaは海外ツアーを終えた現在の気持ちを述懐。海外で彼が感じたのは、世界はそう簡単に変わらないというリアルな実感だったという。「今の世界は1人ひとりが残酷な世界に生きさせられているように思えますが、その中でもどうか希望を忘れてほしくない。だからこそ音楽はこういうときにいつも背中を押してくれるんだと思います。争いごとは世界中いろんなところで起きます。でもせめて僕らのライブでは争いはやめてください。これがたった1つだけ皆さんにONE OK ROCKとして伝えられる言葉です」と優しく丁寧に語りかけ、「次の曲は、誰1人として必要じゃない人はいないということを歌った曲です」と宣言。その言葉に続けて4人は「+Matter」を演奏し、観客を思いきり踊らせてスタジアムをひとつにした。「Stand Out Fit In」でボルテージが上昇したのち、ラストに披露されたのは「Wasted Nights」。4人の演奏と歌声、そしてそれに聴き入る観客1人ひとりによって壮大な世界が作り出され、ステージが締めくくられた。

アンコールを求める拍手がしばしこだまする中、ONE OK ROCKが満を持して再登場。「We are」で勢いよくライブを再開し、再びオーディエンスの心を熱くたぎらせる。Tomoya以外の3人はステージを降り、客席の通路を縫うように進みながら音を、歌を、響かせていく。そのまま「キミシダイ列車」へ突入すると、ポップなメロディに突き動かされた会場が爆ぜるように揺れ動いた。最後にTakaが「お前らにミッションを与えていいか? お前らに後悔してほしくない。だから、この映像を観て『ああ、後悔せず生きてられるんだな』って思い返してほしいんだ。スタンドにいるやつら、まだ暴れられるよな。席に座ってるやつら、こいつらの勇姿をカメラで押さえてやってくれ! いいか?」と観客に告げ、4人は「Mighty Long Fall」を披露。Takaとの約束通り、スタンド席のオーディエンスが全身全霊で頭を振り動かし、アリーナ席の観客はそれを撮り逃すまいとカメラに収める。達成感のような感慨に包まれた会場に花火が打ち上がり、ライブはこのうえないフィナーレを迎えた。

なお「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR FINAL 2026」ZOZOマリンスタジアム公演の模様は10月9日20:00よりLIVESHIPにて有料配信される。

セットリスト

「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR FINAL 2026」2026年9月5日 ZOZOマリンスタジアム

01. Fight the night
02. Taking Off
03. Prove
04. The Beginning
05. Make It Out Alive
06. Puppets Can't Control You
07. Liar
08. Delusion:All
09. The Pilot </3
10. Tropical Therapy
11. 777
12. ありふれた世界の果てに
13. C.U.R.I.O.S.I.T.Y.
14. One by One
15. メドレー(Bombs away、Wonder、Deeper Deeper / 69、Start Again、恋ノアイボウ心ノクピド、Clock Strikes)
16. +Matter
17. Stand Out Fit In
18. Wasted Nights
<アンコール>
19. We are
20. キミシダイ列車
21. Mighty Long Fall

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