JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

SPYAIR野外ライブ「JUST LIKE THIS」初の韓国公演に7000人集結、国境を越えて響き合ったシンガロング

SPYAIR「JUST LIKE THIS 2026」韓国公演の様子。
6分前2026年09月12日 10:06

SPYAIRの恒例単独野外ライブ「JUST LIKE THIS 2026」の韓国公演が、9月5日にソウル・KINTEX第2展示場後面広場で行われた。

念願の韓国公演、7000人が日本語で大合唱

「JUST LIKE THIS」はSPYAIRが毎年開催している夏の恒例野外ライブで、今年は初めて韓国と日本の2カ国で行われる。SPYAIRはメジャーデビュー直後から韓国でワンマンライブの開催やフェス出演を積み重ね、強固なファン層を作り上げてきた。今回のライブはメンバーにとってもファンにとっても念願の、韓国での「JUST LIKE THIS」となり、会場には7000人ものファンが詰めかけた。またKINTEX第2展示場後面広場で音楽ライブが行われたのは今回が2回目。日本人アーティストとしてはSPYAIRが初の開催となった。

開演前の影アナが終わるやいなや待ちきれないように大歓声が起こった会場内。ステージ後方の大型LEDスクリーンにオープニング映像が流れ、韓国公演のイメージカラーである赤をあしらった衣装に身を包んだKENTA(Dr)、MOMIKEN(B)、UZ(G)、YOSUKE(Vo)、そしてサポートメンバーのtasuku(G)が順番に姿を現すと、その歓声はさらにすさまじいものとなった。韓国のファンに向けて4人が最初に鳴らしたのは「イマジネーション」のイントロ。エモーショナルなサウンドに乗せて7000人がコールし、力強く腕を振り上げる。落ちサビでYOSUKEが客席にマイクを向けると、笑顔のオーディエンスは日本語で大合唱を響かせた。

「愛してやまない皆さんと歌いたい」

韓国のファンの盛り上がりっぷりに、少し緊張が解けたように頬を緩めたYOSUKEが「ようこそ、SPYAIRのライブへ!」と叫んだあとは「ジャパニケーション」へ。ステージ前方では音玉が炸裂し、観客の熱をさらに爆発させる。YOSUKEは「オソセヨ、『JUST LIKE THIS 2026 in KOREA』! SPYAIRハムニダ!(ようこそ『JUST LIKE THIS 2026 in KOREA』へ! SPYAIRです!)」と韓国語で挨拶。「未だに韓国で『JUST LIKE THIS』をやってるという実感がないんですが、一緒に大切な1日を作っていきましょう。僕たちが愛してやまない韓国の皆さんと歌いたいです」と笑顔で呼びかけた。

YOSUKEの「コリア、ガジャ!(韓国、行くぞ!)」という言葉からは「轍~Wadachi~」へ。ステージ上で飛び跳ねるメンバーにあわせて、観客も待ってましたとばかりにうれしそうに同じリズムでジャンプを繰り返した。「スクランブル」ではYOSUKEが歌う「見上げた たたずむビルの向こう あの空に 光が スっと差し込むように」という歌詞に合わせて、LEDスクリーンに会場後方の街並みを染める夕陽が映し出され、ファンにとって忘れられないひとときを演出した。

MCでは韓国語でコミュニケーション

今年の「JUST LIKE THIS」のテーマソングである最新曲「We Are One」では、YOSUKEの高らかなボーカル、UZのキレのあるラップ、観客のシンガロングが、国境を越えた思いをつなぎ合うようにオレンジ色の空の下に響き渡る。ライブも中盤に差しかかり、メンバーたちはMCで韓国のファンとコミュニケーション。KENTAは「オッパ、ワッソ! ポゴシポッソ!(お兄ちゃん来たよ! 会いたかったよ!)」と呼びかけ、MOMIKENは韓国の若者の間で流行しているギャルブームのミームである「ヤッホー!」で笑いを誘う。その流れでギャルピースを決めたUZは「ノ ホンジャガ アニヤ(君ひとりじゃない)」と、韓国で「ファイアスターター」を演奏する際に恒例となっている韓国語バージョンのラップを披露し、オーディエンスを沸かせた。

2023年に加入したYOSUKEにとって、7000人という人数はワンマンライブとしては最大規模とのこと。「まさか韓国が初とはね」と驚いたYOSUKEは「皆さんの温かい声援はSNSなんかを通して届いてて、日頃からパワーをもらってます。ほんとにありがとうね」と、遠く離れていてもSPYAIRを愛し続けるファンへの感謝を述べた。YOSUKEの加入後初めてリリースされた曲「RE-BIRTH」のアウトロでは、彼の思い入れに観客が大音量のシンガロングで応える。続く「Chase the Shine」からは疾走感に満ちたロックチューンで後半戦への勢いを加速させた。

この世界で唯一の場所が実現

YOSUKEは改めて「JUST LIKE THIS」を韓国で開催できた喜びを語りつつ「また僕たちと音楽をライブを楽しみましょうね、絶対帰ってくるから。そして『JUST LIKE THIS』もまた韓国でやりたいんだよ。ありがとう」と熱く感謝を語った。大ヒット曲「オレンジ」では、オーディエンスがメンバーへのサプライズとして一斉にスマートフォンのライトを点灯。メンバーたちは驚いたり、目を潤ませたりしつつもうれしそうな表情を浮かべ、観客からのプレゼントに全力のパフォーマンスで応えた。その後は「JUST LIKE THIS」でしか披露されない楽曲「Just Like This」へ。この曲が韓国で演奏されるのはもちろん今回が初めてだ。“この世界で唯一の俺等だけの場所”が実現したことを噛み締めながら、7000人が力強い拳とコールでメンバーへの思いを表現した。

本編を終えた5人がステージ袖へ去るとすぐさま「SINGING」の大合唱が起こり、アンコールのときを待ちわびる。その声に応えてメンバーはステージに現れるが、YOSUKEはただ1人タオルを振り回しながら上手側の通路に登場。会場中を練り歩き、ときにはフェンスによじ登って高らかな歌声を響かせると、オーディエンスは狂乱状態に陥った。

「いつでも繋がっていれるよ」再会を約束したアンコール

YOSUKEは「皆さんの情熱と熱量を肌で感じることができました。今後何があろうと僕たちは韓国のことを愛し続けます」と誓い、観客からのサプライズとして一斉に掲げられた、「SINGING」の歌詞を引用した「遠くの街に居たって いつでも繋がっていれるよ」というプラカードを「K-POPアイドルになったみたいだな(笑)」と喜ぶ。そして「僕らは世界へ羽ばたいていくとき、日本のアニメカルチャーのスピリットを持っていっています。だから10月21日に『BEST OF ANIME』をリリースします!」と、歴代のアニメタイアップ曲を収めたベストアルバムのリリースを発表。「皆さんの熱をしっかり受け取って、10月からヨーロッパツアーに行って。また強くなって韓国に帰ってくるから!」と、日本のカルチャーを背負っての活躍を韓国のファンに宣言した。

「JUST LIKE THIS」初の韓国公演の最後を飾ったのは「SINGING」。掲げられたプラカードと同じ「どっか 遠くの街に居たって いつでも繋がっていれるよ」という歌詞がメンバーとオーディエンスそれぞれの胸に、これ以上ないほどの切実さを持って迫る中、アウトロのシンガロングは別れを惜しむように何度も繰り返された。

SPYAIRは9月26日に山梨・河口湖ステラシアターで「JUST LIKE THIS 2026」の日本公演を開催。10月21日の「BEST OF ANIME」のリリースを経て、10月30日より5カ国を巡るヨーロッパツアーに旅立つ。

撮影:キョートタナカ / Moon Suwon(Studio Freefaber)

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

SPYAIR

SPYAIRがアニメベストアルバム発売、野外ライブ「JUST LIKE THIS」初の韓国公演で発表

7日
SPYAIR

SPYAIR恒例野外ライブ「JUST LIKE THIS」今年のテーマソングは「We Are One」

約1か月
©ナタリー

「音楽の日2026」タイムテーブル発表!ミセス、M!LK、Snow Manら出演者の登場時間・歌唱曲は

約2か月
SPYAIR「Awake」ミュージックビデオより。

SPYAIR新曲「Awake」ミュージックビデオ公開、アニメ「転生重騎士」オープニング主題歌

2か月
BURNOUT SYNDROMES「ハイキュー!!×BOS - 主題歌たちの宴 -」初回限定盤ジャケット

BURNOUT SYNDROMES「ハイキュー!!」主題歌アルバム発売!SPYAIR、ビーバー、NICOら楽曲をカバー

2か月
TBS「音楽の日2026」キービジュアル ©TBS

「音楽の日」グループの枠超えるコーラス企画発表!出演者第3弾にはミセス、超とき宣ら22組

2か月
SPYAIR

SPYAIR最新曲「Awake」CDシングルリリース決定、ライブ音源も収録

2か月
「ウマ娘 プリティーダービー」5.5th Anniversary楽曲発表時の様子。

SPYAIRが「ウマ娘 プリティーダービー」5.5周年アニバーサリーソングを提供

3か月
SPYAIR

SPYAIR、アニメ「転生重騎士」オープニング主題歌を7月リリース

3か月