M!LKが昨日9月20日に音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」に出演した。
雨じゃないって 証明して?
千葉・千葉市蘇我スポーツ公園を舞台に開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」。このフェスにM!LKが出演するのは今回が初めてだ。初出演にして、メインステージの1つ・GRASS STAGEのトップバッターを担ったM!LK。朝から強い雨が降りしきるあいにくの天候にもかかわらず、開演が近付くにつれステージエリアがみるみるうちに人で埋め尽くされていく大盛況ぶりが、M!LKに対する圧倒的な注目度を示していた。
ステージ中央と両サイドの巨大ビジョンに、M!LKのグループロゴが掲げられたオープニング。大きな期待感が渦巻く中で姿を見せた佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人の5人は大ヒット曲「好きすぎて滅!」で火蓋を切る。冒頭、佐野が「いくぞ! ロッキン盛り上がっていこうぜ!」というセリフのアレンジで一気にボルテージを引き上げると、曽野も「雨(夢)じゃないって 証明して?」と、粋なアドリブを炸裂させる。サッカーシャツなどのユニフォームに豪華な装飾を施したロックフェス仕様のスポーティな衣装で、威勢よく鮮やかなスタンドマイクさばきを見せる5人。サビ前に佐野が叫んだ「声出せ!」の煽りは気迫に満ち、そんな彼らの勢いに応えるように、観覧エリアからは待ってましたとばかりに大きな「滅!」の声が飛ぶ。
流れるように2曲目の「You!Joy!Parade!」へと展開すると、5人はそろってステージ前方へ。眼前に広がる大群衆に瞳を輝かせながら晴れやかな歌声を響かせ、クラップやハンドウェーブを求めて歌詞にある通りの“Big wave”をにぎやかに乗りこなしてみせた。曲を終えるなり、佐野は「すごい人!」と思わずひと言。リーダーの吉田は「本当にたくさんの方がお越しくださって、奥のほうまで! 皆さんありがとうございます!」と声を弾ませ「雨ですが、最後まで一緒に楽しんでいきましょう!」と呼びかけた。
濡れてるみんなもきれいだよ
「もしかしたら知ってる方もいるかもしれません」という佐野の言葉からスタートした3曲目は「Kiss Plan」。M!LKのディスコグラフィの中でも屈指の艶めきを誇るラブソングのセレクトに、み!るきーず(M!LKファンの呼称)からは悲鳴のような歓声が上がる。オープニングのにぎやかなパフォーマンスから一転、温度を抑えたボーカルとスタイリッシュなダンスでセンシュアルな魅力を放った5人。続いて届けたのはM!LKの名をお茶の間まで広めるきっかけとなった代表曲「イイじゃん」で、5人は朗らかなメロパートとクールなサビパートを自在に行き来する、コントラスト鮮やかなダンス&ボーカルで観衆を楽しませた。
5人のパフォーマンスにじっくりと注目する会場のムードを「うらあ~!」という咆哮で切り裂いたのは佐野。ここで鳴り響いたのはM!LK活動初期からのライブアンセム「テルネロファイター」で、佐野は「拳突き上げろー!」と思い切り叫んだ。アッパーなサウンドに身を任せ、勢いのままにステージ両サイドに延びる花道まで駆け出した5人。雨を全身で受け止めオーディエンスと向き合い、声を求める彼らの熱い煽りに、会場中の観衆が力強いハンズアップで応じる。その熱狂に佐野は間奏でヘッドバンギングを繰り返し「M!LK好きか!? 最高に盛り上がっていこうぜ!」とシャウト。山中は自身のパートで「濡れてるみんなもきれいだよ」と告げて聴衆の心を撃ち抜き、キュートな「モ~!」のひと言で曲を締めくくった。すると今度は塩﨑がソロ曲「しおざきわんだーらんど」をスタートさせ、観客たちは想定外の選曲に大盛り上がり。ロックフェスのメインステージに響く、塩﨑のカラッと晴れやかな「ぴぴぴぴぴ ぴぽぱぴ」という歌声。バックダンサーに徹する4人のメンバーもにぎやかにステージを盛り立てる中、塩﨑は「今日も1日がんばろー!」と、元気いっぱいの“ダイチャージ”ポーズでオーディエンスをチアアップしてみせた。
大観衆と作り上げた「最高の夏」
「ロッキンでソロ曲はヤバいぞ(笑)」「僕もびっくりした!(笑)」という佐野と塩﨑のやりとりから始まったMCタイムでは、吉田が改めて集まった観衆に感謝。「めちゃくちゃ手を挙げて、声出してくれて……最高の景色です。めちゃくちゃうれしい!」と興奮のままに伝えると、塩﨑も「最高の夏だね」と言葉を重ねた。M!LKの熱演を楽しむ観衆の数はどんどんふくれ上がり、向かい合うGRASS STAGEとLOTUS STAGEの間に設けられた緩衝エリアまでもが人で埋め尽くされたライブ後半。M!LKは最新曲「時空超えてユニバース」でさらに勢いを加速させていく。“愛”こそが未来へ進むための原動力になるという思いを、壮大かつドラマチックなサウンドに乗せて歌い上げるこの曲。ポジティビティに満ちた熱いマインドをまっすぐ歌に乗せる5人の力あってか、ここまでGRASS STAGEに打ち付けていた強い雨は次第に弱まり、吉田がステージセンターから放つ歌声は高らかに伸びやかに会場中に響きわたった。
まるで天候も味方につけたような、M!LKのロッキン初ステージのクライマックス。「アイドルパワー」では5人が朗らかな歌声でユニゾンする「La la la la la la」の歌声に笑顔の輪が広がり、観覧エリアの奥の奥までハンドウェーブでひとつになる壮観が作り上げられた。会場に充満する温かなムードと大きな一体感に、佐野は「ロッキンがあるから(きみ!がいるから)輝ける!」と歌詞をアレンジ。曲を終えると吉田は「最高! 雨、忘れてた!」と、塩﨑は「みんなの手が挙がるとすごいよ!」と声に喜びをにじませた。「日本を明るく元気に」。自身が掲げているスローガンをそのまま体現するような、明るさと頼もしいエネルギーがあふれた5人のパフォーマンスが圧倒的な求心力を生んだM!LKのライブは「爆裂愛してる」で締めくくられる。「みんなにたくさん、爆裂な愛を届けます!」。曲の冒頭で佐野が約束した通り、全身全霊で思いを歌に乗せてオーディエンスの心を高揚させたM!LK。全9曲の熱演を終え、吉田は「またどこかでお会いしましょう!」、曽野は「またM!LKに会いに来てね!」と呼びかけてGRASS STAGEをあとにした。
セットリスト
01. 好きすぎて滅!
02. You!Joy!Parade!
03. Kiss Plan
04. イイじゃん
05. テルネロファイター
06. しおざきわんだーらんど / 塩﨑太智
07. 時空超えてユニバース
08. アイドルパワー
09. 爆裂愛してる


