草川直弥(ONE N' ONLY)と知念英和がダブル主演を務めるドラマ「青と碧」が、10月5日よりBS朝日ほかで放送される。これに先駆けた制作発表会見が本日9月24日に東京都内で行われた。
互いの印象は「大人の余裕」「全力でまっすぐな子」
「青と碧」は、ろじによる同名マンガを実写化したピュアなラブストーリー。学力も運動も学年1位の天才でありながら、無条件の好意を天真爛漫に示す青と、そんな青に対して世話焼きな側面を見せるも素直になれない碧が、高校で出会い、互いに惹かれ合いながらも「両片思い」のまま社会人となり、8年の歳月をかけて1歩ずつ歩みを進めていく。草川は理性的な秀才で世話焼きの鬼・山村碧を演じ、知念は天才肌なのに“好きバレ全開”でバブ体質の葉山青を演じる。
連日の雨から一転し晴天に恵まれたこの日の会見冒頭、草川は「天気も味方してくれて、いいスタートが切れそうです」と笑顔で挨拶。知念も「今日という日を迎えられて本当に幸せです。作品の魅力をたくさんお伝えできたら」と意気込みを語った。同じ事務所の先輩後輩の間柄でありながら、本作が初共演となる2人。互いの印象について問われると、知念は「もともとすごくクールで、グループの中でもしっかりされた方という印象でした。でも実際にお会いしてみると器が大きくて大人の余裕を感じましたし、サービス精神旺盛で現場をたくさん引っ張ってくださいました。本当に素敵で、魅力の塊だなと思いました」と絶賛する。草川も、事前に知念のキャラクターをSNSなどでリサーチしたことを明かし「かわいらしい顔立ちの中にキリッとしたカッコよさがあって、ギャップがある子だなと思っていました。実際に会ってみたらすごく抜けていて(笑)、そこが逆によかったですし、青という役にぴったりだなと。役に全力でまっすぐ向き合う子ですね」と信頼を寄せた。
撮影の舞台裏告白、このことは忘れて観てほしい
撮影前には作品の空気感を共有するため、草川から知念を食事に誘ったというエピソードも。知念が「本読みのときにどう接していいか緊張していたら、直弥さんが『一緒にご飯行こうか』と声をかけてくださって打ち解けることができました」と振り返ると、草川は「2人の空気感が画面を通してカメラの向こうに届いてしまうので、壁を作っている場合じゃないなと思って誘いました。そしたらすごく『おいしい、おいしい』って食べてくれるんですよ(笑)。なんでも連れて行きたくなりました」と笑みをこぼした。その後も2人は何度か食事会を重ね、8年間という劇中の時間経過や役柄の距離感について話し合いを深めたという。
原作を読んだ際の印象について、草川は「ろじ先生の描く登場人物たちがみんな優しくて『こんなに優しい世界があるんだ』とまず感動しました。繊細なやり取りや細かい描写をドラマでさらに伝えられるのが魅力的です」と語る。知念も「温かくてピュアでまっすぐな作品。恋をしたときの葛藤や、相手を思う気持ちを思い出させられました。空白の8年間があったからこそ、恋が実ったときに密接につながっていく。2人ならではの愛の形を模索しながら撮影に臨みました」とコメントした。
撮影の中で2人が特に印象的なエピソードとして挙げたのは、青と碧が出会うきっかけとなるリレーのシーン。「21年間の人生で一番走った」と語る知念は、「めちゃくちゃダッシュしてバテて大変だったのに、直弥さんはずっと涼しい顔をされていて。普段2時間とか3時間とかパフォーマンスしている方は本当にすごいな、自分も追いつこう、とがんばりました」と明かした。そんな知念が演じた青は“なんでもできる天才”で、リレーでも陸上部の碧をあっという間に追い抜いてしまう役どころ。知念は走り方を撮影の1カ月ほど前から練習し、草川に「見てください!」と何度も動画を送りつけていたそうで、草川は「『やめてくれ』と思ってました」と苦笑い。練習の成果について知念は「フォームはきれいになったんですけど、脚の速さが変わらなくて……(笑)。直弥さんが速すぎて追い付けなくて、現場で合わせていただきながら乗り切りました」と告白し、「そういうことは忘れて(このシーンを)観てほしいです(笑)」と視聴者に呼びかけた。
主題歌はワンエンの“神曲”、メンバーも主演を喜ぶ
ドラマのオープニング主題歌はONE N' ONLYの新曲「CRUSH ON YOU」。この曲の聴きどころを草川は「日頃からお世話になっているエンジニアさんも原作を読んでくださって、僕が歌っているパートも『碧っぽいから任せた』と言ってくれて。ドラマの世界観にすごくマッチしてるし、SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)の皆さんも『神曲が来た!』と喜んでくれています」とアピールし、知念も「作品の優しい世界観をさわやかにおしゃれに歌い上げてくださってる」と絶賛した。
ワンエンのメンバーも主演決定を「僕と同じぐらい喜んでくれた」という草川は「僕と同じぐらい気持ちも入れてレコーディングにも臨んでくれましたし。チームONE N' ONLYとしてしっかり作り上げた曲なので、早くフルで聴いてほしいです」と語る。なおドラマの中ではこの曲を用いた“特別なシーン”が流れるとのことで、草川は「まだ言えないんですけど、チーム一丸となって撮影した場面です」、知念は「僕はこの撮影の方法は初めてでした。早く観てほしいです」と含みをもたせた。
草川直弥秘伝の「身長を伸ばす方法」
会見後半では、作品のキーワードである「8年」にちなみ、2人が「8年前の自分」と「8年後の自分」に向けたフリップメッセージを発表した。知念は8年前、当時13歳だった自分へ「母の料理を噛みしめなさい」とメッセージ。「上京して一人暮らしを始めて、母が作ってくれていた手料理が当たり前じゃなかったんだと気づきました。最近母が東京に来て手料理を振る舞ってくれたとき、おいしすぎて泣きそうになって……当たり前の日々に感謝して噛みしめてほしいです」と語る。一方、草川は20歳だった8年前の自分へ「身長伸びたよ」とメッセージを送る。「すごい素敵な話を聞いたあとなんですけど……」と苦笑いしつつ「20歳で止まったかと思ったけど自分の体と向き合って姿勢を整えたりして、そこから2~3cm伸びたんです」と振り返る。すると知念は「まだ僕もチャンスありますか? あと2cm伸ばして180cmになりたいんです!」と訴え、草川から「あとで教えるわ」と快諾された。
「8年後の自分」へ向けてのメッセージを、知念は「自分らしく」とつづる。29歳になる自分に向けて「今の直弥さんの年齢を超えたときにも役者を続けられていたらうれしい。何にも染まらず、カッコつけずに飾らない自分でいたいです」と語った知念は「直弥さんはいい意味で飾らない方で、そういうのがカッコいいんだなと気付きました。大人の指標にしたいです」と憧れの眼差しを送る。そんな知念の純粋さを「本当にこのまま成長してほしいですね。まさに青みたい」と評した草川は、36歳になる自分に「初心を忘れずに」とメッセージを送り、「いろんな経験を重ねると慣れていく部分もあるけど、初心を忘れないからこそ今こうして素敵な作品や環境に出会えています。8年後も変わらず、でも熱くいたいですね」と未来への決意を語った。


