ふみのの初となる東名阪Zeppワンマンツアー「ふみの初のワンマンライブツアー2026~僕のすべてを知ってるような君だから~」の最終公演が、9月27日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で行われた。
ふみのは、BMSG×ちゃんみなが手がけたオーディション番組「No No Girls」に参加し、最終選考まで進んだ1人。今年1月にちゃんみなが主宰するセルフプロデュース型レーベル・NO LABEL ARTISTSの第1弾アーティストとして始動し、デビュー曲「favorite song」のミュージックビデオが公開20時間で100万回再生を突破するなど大きな注目を浴びているシンガーソングライターだ。本ツアーは9月14日リリースの1stアルバム「僕のすべてを知ってるような君だから」のタイトルを冠して、愛知・Zepp Nagoya、大阪・Zepp Namba(OSAKA)、そしてZepp DiverCityの3会場で行われた。この記事では東京公演の模様を紹介する。
「東京、いくよ」クラップやジャンプで最高潮のような活気
開演時間を迎え、ふみのがステージに登場すると、満員のフロアから期待と興奮に満ちた大きな歓声が上がった。オープニングを飾ったのは、1stアルバムの1曲目である「18」。バックライトに照らされたふみのは、アコースティックギターのストロークに強弱をつけ、その音色に沿って柔らかくも芯のある歌声を響かせた。エレキギターに持ち替えた彼女の「今日は来てくれてありがとうございます! 東京、いくよ」というひと声から、「生きろ」と「どっちがいい?」の演奏へ。オーディエンスがクラップやジャンプで煽りに応え、ライブは早くもクライマックスのような盛り上がりとなった。
アルバムの中で好きな曲は何かと問いかけ、客席から返ってきた「White lie」との答えに「わかる。めっちゃいいよね」と共感するふみの。「ラブソングを歌うのは初めてで。まだ新鮮だから、歌うのがちょっと恥ずかしい」と照れる様子を見せるも、彼女は「White lie」の演奏が始まると、アコギのアルペジオと温かなボーカルで恋心を巧みに表現して観客の心をつかんだ。
弾き語りコーナーで未発表の3曲披露
親友への思いがストレートに表れた2ndシングル「ホットライン」を経て、ライブは今夏に行われた「ふみの全国路上ライブツアー2026~はじまりとはじめまして~」を再現した弾き語りコーナーに突入。ここでは「友達の唄」「娘の娘」「ただいま」という音源化されていない3曲が披露された。ふみのは「ホットライン」が生まれる前の曲だと明かす「友達の唄」、そして「私のお母さんがおばあちゃんに対する思いと、私がお母さんに対する思いは似ているけど、どこか噛み合わない」という気持ちを書いた「娘の娘」を歌唱。さらに、キーボードを奏でながら「ただいま」を披露した。観客の前で鍵盤を演奏するのは「No No Girls」最終審査以来だと語りつつも、彼女は緊張を感じさせない切なく伸びやかなボーカルで観客を魅了した。
弾き語りコーナーを締めくくり、続くバラードナンバー「満腹」ではピアノ伴奏をバックにふみのがハンドマイクで歌い上げる。そしてドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3」の主題歌「よくあるはなし」で彼女はステージを左右に移動しながら観客と目を合わせるように歌唱。再びアコギを手に取り、バンドアンサンブルによって次第にスケールが拡大するバラード「うたかた」を届けた。
「“今の私の音楽”を純粋にストレートに聴いてほしい」
デビューから8カ月が過ぎた今、「年齢や性別、オーディションに参加していた経歴など、いろんな見方をしていただいている」と感じているというふみの。「応援していただけることは心からうれしいことなんですけど、どこか心の隅で、“今の私”を、“今の私の音楽”を純粋にストレートに聴いてほしいという気持ちもあります」と、彼女はアルバムタイトルの由来を説明する。そして「このアルバムを聴いたら、今の私をもうちょっと深く知ってもらえるんじゃないかなと思って。皆さん、届いてますか?」と呼びかけると、観客からこの日一番の大きな歓声と拍手が送られた。
ファンやスタッフへの感謝を述べたのち、ふみのはドラマ「Tokyo middle 30」の主題歌「東京」を歌い出す。オーディエンスは光るブレスレットを着けた手を掲げ、続く「ロックスター」ではタオル回しやジャンプをしながらシンガロング。会場の熱気が冷めやらぬまま、ふみのは、ちゃんみなから授かったデビュー曲「favorite song」でさらなる大合唱を巻き起こす。ステージとフロアの距離がグッと縮まったところでライブは幕引きとなった。
アニメ「らんま1/2」主題歌の新曲でフィナーレ
アンコールの声に呼ばれてステージに戻ってきたふみのは、テレビアニメ「らんま1/2」第3期のオープニングテーマである新曲「素直未満」を披露。自身最速の楽曲で最後まで熱量の高いパフォーマンスを繰り広げた。初のZeppツアーを振り返りつつ「皆さんのことは一生離さないので、またお会いできる日まで待っていてください」と再会を誓ったふみの。「楽しかった」「最高」を繰り返すその笑顔には、確かな手応えと充実感がにじんでいた。
セットリスト
「ふみの初のワンマンライブツアー2026~僕のすべてを知ってるような君だから~」2026年9月27日 Zepp DiverCity(TOKYO)
01. 18
02. 生きろ
03. どっちがいい?
04. White lie
05. ホットライン
06. 友達の唄(デモ)
07. 娘の娘(デモ)
08. ただいま(デモ)
09. 満腹
10. よくあるはなし
11. うたかた
12. 東京
13. ロックスター
14. favorite song
<アンコール>
15. 素直未満


