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多次元制御機構よだか“音楽の神様”に突き動かされてたどり着いたツアーファイナル、来年の新企画も発表

多次元制御機構よだか(撮影:高田梓)
6分前2026年10月13日 9:02

林直大によるソロプロジェクト・多次元制御機構よだかの東名阪ツアー「LAPLACEL: ALL PLACE.」が10月9日に東京・渋谷CLUB QUATTROでファイナルを迎えた。7月にリリースしたアルバム「LAPLACEL」を携えて行われた今回のツアー。ファイナルの東京公演のチケットはソールドアウトし、超満員のオーディエンスの前で「LAPLACEL」の世界観が存分に提示された。

「LAPLACEL」のさまざまな世界を表現

ライブのオープニングでサポートメンバーの鈴木浩之(Dr / THE KEBABS)、田淵智也(B / UNISON SQUARE GARDEN、THE KEBABS、Q-MHz)に続いて林がステージに姿を現し、最初に披露したのはアルバム「LAPLACEL」に再録バージョンが収録された「スピン」。ステージとフロアが互いの距離感を確かめ合うように穏やかなアンサンブルで始まったライブは、林の「渋谷クアトロ、準備できてますか? 多次元制御機構よだか、発進!」という言葉、そして次の曲「時空怪盗」で一気に加速。「デスクトップ」では内省的な歌詞の世界を柔らかなライティングが演出し、「サイダー・アンドロメダ」では林の「ライム、シロップ、ご自由に! あちらのお星様からです!」というセリフがファンタジックなアンサンブルをより一層引き立てた。

疾走感たっぷりに駆け抜けた序盤を経て、鈴木が刻むパワフルなドラムが牽引した「飛鯨五十二号」からはよだかのまた異なる表情が強く引き立てられていく。林が高揚感に満ちたメロディを歌い上げた「ミルキーウェイ・トラフィック」のあと、不穏なジャムセッションを経て披露されたのは「稲の妻」。田淵のベースがエモーショナルなムードを掻き立て、オーディエンスも3人の演奏に息を呑んで聴き入った。一瞬の静寂のあとは「OXIDE」へ。鈴木、田淵、林それぞれのソロパートに続いては3人が向き合って楽しげに音を奏で、フロアを大いに盛り上げた。

「大事なものは変えずにいろいろ変えていこう」

中盤のMCで林は「おかげさまで、いいアルバムができました」とここまでの観客の反応に手応えを感じている表情を見せながら語り「大事なものは変えずにいろいろ変えていこう、そんなアルバムになったと思います」と、1stアルバムとしての充実度を自信に満ちた表情で明かす。そんな思いを乗せて歌われたのは、アルバムの収録曲「あらすじ」。これまでの軌跡を振り返りながら、さらに力強く進んでいこうとする思いを歌う林の姿を、オーディエンスは目を輝かせながら見つめていた。

ライブは「システムオールグリーン」で後半に突入し、林の高らかなギターソロが会場のテンションをさらに加速させた。「あいつを追え! あいつがスターダスト・エウレカだ!」という林の言葉に続いて始まった「スターダスト・エウレカ」ではスリリングなアンサンブルに乗せて観客が楽しげに大合唱を繰り広げる。「DRAGON STOMACH」「天國」ではタンバリンを手にした林がミラーボールの光の下でアグレッシブに跳ね回り、フロアとの一体感を心から楽しんでいる様子を見せた。

「或星」で真摯な歌声を届けたのち、林は「これからもトップスピードで飛ばしていくよ!」と宣言してラストスパートをかける。「オデッセイ」「曲名」でオーディエンスのシンガロングを引き起こしたあと最後に披露されたのは、よだかの原点とも言える楽曲「夜間飛行」。1stアルバムを経て、さらに高い次元を目指すかのような林の力強い歌声が、感動的なエンディングを演出した。

2月からは4カ月連続企画「来年もトップスピードで」

アンコールで林が振り返ったのは昨年6月に同じ会場で行い、メジャーデビューを発表した記念すべきワンマンライブ。「そのときはソールドアウトしなかったけど、今日は“即完”と言っていい……? いや、僕は言う!(笑)」と超満員のフロアを見渡した林は「2027年、2月から4カ月連続の企画を予定しています。来年もトップスピードでいくよ!」とさらなる展開を示唆した。

そして「『LAPLACEL』は自分にとって“音楽の神様”の正式名称のようなもので。それに突き動かされていろいろ経験できて楽しいです。これからも『LAPLACEL』と一緒にいろんなところに行きたいです。最高の時間をありがとう!」と叫び、「スターダスト・エウレカ」を再びパフォーマンス。オーディエンスと思いを分かち合い、ツアーファイナルを笑顔で締めくくった。

セットリスト

多次元制御機構よだか「LAPLACEL: ALL PLACE.」2026年10月9日 渋谷CLUB QUATTRO

01. スピン
02. 時空怪盗
03. デスクトップ
04. サイダー・アンドロメダ
05. 飛鯨五十二号
06. ミルキーウェイ・トラフィック
07. 稲の妻
08. OXIDE
09. INTERNET LIVING DEAD
10. あらすじ
11. システムオールグリーン
12. スターダスト・エウレカ
13. DRAGON STOMACH
14. 天國
15. ヒーロー
16. 或星
17. コズミック・キャデラック
18. オデッセイ
19. 曲名
20. 夜間飛行
<アンコール>
21. スターダスト・エウレカ

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