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「死んでも後悔ないくらいのライブがしたい」sorato、初ワンマンで多彩なラブソングを熱演

sorato(撮影:酒井ダイスケ)
6分前2026年10月23日 12:05

sorato初のワンマンライブ「一生分の心拍を鳴らせ」が10月16日に東京・Spotify O-Crest、23日に大阪・LIVEHOUSE BRONZEで開催された。この記事では東京公演の模様をレポートする。

村上想楽時代の曲も披露

本名の村上想楽名義で弾き語り動画を投稿してライブハウスを回り、2025年2月に1stシングル「体温」でメジャーデビューしたsorato。彼女がつづる実体験をもとにしたラブソングは若者を中心に共感を呼んでいる。「一生分の心拍を鳴らせ」では、soratoが8月にリリースした1stフルアルバム「空とツキ」の全収録曲や村上想楽時代の楽曲を惜しみなく届けた。

温かな拍手に包まれてステージに登場したsoratoは「初めてのワンマンライブ、いてくれてありがとうございます」と挨拶する。1曲目は故郷・長崎への思いを乗せた「跡形」。スポットライトを浴びた彼女は自身の原点でもあるアコースティックギターで情感豊かに歌い上げた。バンドメンバーの高浦充孝(Dr, Key)、Mamoru Yokoi(G)、ごろう(B)、槌矢琢磨(Dr)が加わると、「ハートレート」を勢いよくドロップ。胸の高鳴りを表すような性急なビートの上で熱演を繰り広げる。そして、soratoの生き生きとした歌声と軽快なバンドサウンドが重なる「声を溶かせば」「体温」でもフロアの熱気は上昇し続けた。

soratoは公演タイトルに絡めながら「一生で鳴る心拍数を知ってますか? 30億回です。今日使い果たしてもいいくらい、死んでも後悔ないくらいのライブがしたい。ライブハウスのsoratoで幸せ、不幸せも感じて帰ってください」と真剣な眼差しで語る。そんなまっすぐな言葉を受け止める観客を前に、soratoは「鼻歌と眠気」「はなむけ」で失恋の痛みを表現し、切ない余韻を残した。

どうなるかわかんない人生が楽しい

片思いのバラード「tomato」で穏やかなムードに染め上げたあと、「30デイズレフト」「いつもの」というデビュー前のラブソングを連投するsorato。彼女はギターを弾きながら今の素直な思いを伝える。

「『才能ない』とか『早くあきらめれば?』とか家族に言われて。今朝も『25歳やけん、そろそろ考えなよ』って。『ワンマンの日くらいそんなこと言わなくていいじゃん』と思って、駅まで泣きながら歩いていました。初めてのワンマンライブ、楽しかったー。ワンマンが終わったらどうなるかわかんないけど、どうなるかわかんない人生が今めちゃくちゃ楽しいです。誰も予想できない未来で……ライブハウスでまた会えますように」

そう思いの丈をぶつけたあとで、soratoは代表曲とも言える「月に願う」を通じてポジティブなメッセージを放ち、ウエディングソング「最終回」で幸福なムードをもたらした。アンコールを求める「ワンモア」の声に誘われて、ステージに再登場したsoratoは「みんな心拍数、鳴らし足りてますか?」と問いかけ、再びフロアに熱を呼び込むように「tomato」をアップテンポなバージョンで披露。ショートチューン「瓶底」もつんのめるような勢いでパフォーマンスする。「カーテンのって歌うから」という歌詞に続けるように、自身の先輩であるFOMAREの楽曲「Lani」の「カーテンの隙 灯る光」というフレーズを歌うと、フロアは大きな盛り上がりを見せた。

バンドメンバーを見送ったsoratoは「最後に1曲だけ歌わせてください」と「明日のツキ」を弾き語り。オーディエンス1人ひとりに視線を送りながら、マイクを通さない生の歌声をじっくりと届けた。すべての楽曲を終えて深々と頭を下げるsoratoに、観客の大きな拍手が贈られた。

セットリスト

「sorato 1st ONE MAN『一生分の心拍を鳴らせ』」2026年10月16日 Spotify O-Crest

01. 跡形
02. ハートレート
03. 声を溶かせば
04. 体温
05. 友達のふり
06. 鼻歌と眠気
07. はなむけ
08. ノイズキャンセリング
09. いつかのいつか
10. 空白
11. tomato
12. 30デイズレフト
13. いつもの
14. 月に願う
15. 最終回
<アンコール>
16. tomato
17. 瓶底
18. 明日のツキ

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