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kurayamisaka、過去最大キャパシティのワンマンライブで鳴らした純真な音

「kurayamisaka tte, doko? #8」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。(撮影:福政良治)
6分前2026年10月25日 11:07

kurayamisakaが10月17日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)、本日25日に大阪・GORILLA HALL OSAKAでワンマンライブ「kurayamisaka tte, doko? #8」を開催した。この記事では東京公演の模様をレポートする。

Zepp DiverCity(TOKYO)公演はkurayamisakaにとって過去最大キャパシティでのワンマンライブ。大阪で行われた追加公演とともにチケットは瞬く間に完売し、全国31館の映画館と愛媛・松山サロンキティでライブの模様が生中継された。

ステージに姿を現した5人は、ドラム台を中心に向かい合う形で一斉に音を鳴らし、トリプルギターならではの厚みのある音の波を生み出していく。その音に心を駆り立てられるようにオーディエンスが歓声を上げると、「seasons」でライブがスタートした。疾走感のあるビートに乗せて、内藤さち(Vo, G)が淀みのないピュアな歌声でノスタルジックなメロディを紡ぎ上げた。その勢いのまま5人は「sunday driver」へ突入。躍動感たっぷりに届けられるみずみずしいアンサンブルは、音楽を鳴らす純真な喜びに満ちあふれていた。

「こんな大きな規模のワンマンライブは初めてです。初めて来た人も多いと思うんですけど、チケット代分くらいは楽しんでもらえるように曲をたくさんやりたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶した清水正太郎(G)。彼は「生意気な話なんですけど、今日は映画で生中継されてるということで。劇場のみんなも楽しんでいってくれ!」とビシッとカメラを指差した。アコースティックギターを携えた内藤がたゆたうような音色に乗せて、吐息混じりの切ない歌声を響かせたのは「evergreen」。その後「ハイウェイ」でも心地のいい風を吹かせるようにアコースティックギターを軽やかに奏でた。

内藤の弾き語りによる「theme (kurayamisaka yori ai wo komete)」を経て、彼女が再びエレキギターに持ち替えると「jitensha」の演奏へ。5人は約3分にわたるロングアウトロをドラマチックに繰り広げ、この日のハイライトの1つを作り上げてフロアから大きな拍手と歓声を浴びた。そして清水のギターストロークから「sekisei inko」がスタート。彼はギターソロで会場を大きく沸かせ、「どうもありがとう!」と右手を高く突き上げる。大盛り上がりのフロアを見渡した清水は「俺らもすごく楽しみだったよ! だってZeppだもん。でかいよ!」と声を弾ませ、「数年前はまったく予想もしてなかった出来事がいろいろあって。今すごくバンドをやっていてよかったなと思います」としみじみと言葉にした。

清水がメインボーカルを取り、エモーショナルに歌い上げたのは「浜辺に散る」。「kurayamisaka yori ai wo komete」ではディストーションのかかった激しい音像をバックに、浮遊感の中に強さを秘めた内藤の歌声が凛々と響き渡った。ライブ終盤を迎え、メンバーは一段とギアを上げて駆け抜けるように「metro」をプレイ。さらにツービートのパンキッシュな空気を持つナンバー「あなたが生まれた日に」を届けて会場をヒートアップさせた。ラストナンバーは8月にリリースされた最新曲「summer film」。童謡「シャボン玉」のコーラスを織り込んだこの曲で夏の終わりの切ない余韻を残し、5人はステージを去っていった。

アンコールを求める拍手に呼ばれて再び登場したkurayamisakaは、敬愛してやまないbloodthirsty butchersの「ocean」をカバー。内藤の透明感のあるまっすぐな歌声と爽快なサウンドが場内いっぱいに広がった。インストナンバー「theme (kimi wo omotte iru)」を経て、最後に彼らは「cinema paradiso」を演奏。衝動に身を任せるようなアグレッシブなプレイで最後までオーディエンスの心を揺さぶり、バンド史上最大規模のワンマンライブを終えた。

セットリスト

kurayamisaka「kurayamisaka tte, doko? #8 『Zepp DiverCity 単独公演編』」2026年10月17日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. seasons
02. sunday driver
03. modify Youth
04. curtain call
05. farewell
06. evergreen
07. ハイウェイ
08. theme (kurayamisaka yori ai wo komete)
09. jitensha
10. sekisei inko
11. 浜辺に散る
12. sagittarius
13. hikari
14. kurayamisaka yori ai wo komete
15. metro
16. あなたが生まれた日に
17. summer film
<アンコール>
18. ocean(bloodthirsty butchersカバー)
19. theme (kimi wo omotte iru)
20. cinema paradiso

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