anoが10月17日と18日の2日間にわたり、初の韓国でのワンマンライブ「ano LIVE in SEOUL, KOREA 2026」を韓国・ソウルのBLUE SQUARE ウリWONバンキングホールにて開催した。この記事では初日公演の様子をレポートする。
昨年11月に音楽イベント「WONDERLIVET 2025」に出演して以来、約1年ぶりの渡韓となったano。BLUE SQUAREの前には開演前から多くの人々が集まり、周囲から聞こえてくる会話のほとんどが韓国語であることからも、現地のファンの多さがうかがえた。会場は1階前方がフラットなスタンディングエリア、2階には段差に沿って固定席が並ぶホールのような構造。ステージ後方いっぱいに設置された大きなLEDスクリーンが、anoのパフォーマンスに迫力を添えていた。
「ソリジロ! ソリジロ!」
「はじめまして! anoです!」と挨拶しつつ、大歓声に迎えられてステージに登場したanoは、さっそくエレキギターを手にすると「Past die Future」で勢いよくライブを開始。「スマイルあげない」ではフロアから盛大な「あのちゃん!」というコールが湧き起こる。初の韓国ワンマンとあってanoのライブを初めて観る人も多いはずだが、そんなことを感じさせないほど、観客は慣れた様子で声を上げていた。きっとこの日を待ちわびていたファンも多かったのだろう。
今年開催されたホールツアー「DUAL DINER」ではアコースティックアレンジで演奏されていた「愛してる、なんてね。」だが、この日に披露されたのはひさびさのオリジナルバージョン。弾けるような勢いのバンドサウンドに乗せて、anoも全身を使って楽曲を表現する。そして「涙くん、今日もおはようっ」でフロアにシンガロングを巻き起こしたところで、最初のMCへ。
「アニョハセヨ! anoイムニダー! とってもみんなにポゴシポッソヨ(会いたかったです)。前にも韓国のフェスに出させていただいたのでオレンマニエヨ(おひさしぶりです)。みんなの声が大きくてうれしいです。ソリジロ! ソリジロ!(声を張り上げて!)」と、韓国語を織り交ぜながら観客を煽るano。馴染みある言葉での呼びかけに、観客も大喜びで応える。そんなやりとりもあってか、続いて「普変」「KILL LOVE」とロックチューンを連発すると、会場の盛り上がりはさらに増していった。
フロアへと降り、観客の間を駆け回りながら熱唱
「この世界に二人だけ」を歌い終えたanoは、つい先日プライベートでも韓国を訪れてカフェや雑貨店を巡ってきたことを明かし、そんな親しみのある場所で2DAYSのワンマンライブを開催できるのが本当にありがたいと、集まってくれた満員のオーディエンスに感謝。そしてアコースティックギターに持ち替えて、「YOU&愛Heaven」「ハッピーラッキーチャッピー」「SWEETSIDE SUICIDE」と、じっくりと聴かせる歌を3曲続けて披露した。
ここから「ラブにダイブ」を皮切りに、「愛晩餐」「キライのちスキ!」と近年のシングル曲を続けるゾーンへ。「キライのちスキ!」はアニメ「ケロロ軍曹☆」のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲だが、同作が韓国でも高い人気を誇ることもあってか、会場中から大きな「ちょーだい☆ ちょーだい☆」コールが沸き起こった。「ちゅ、多様性。」では終盤にanoがフロアへと降り、手が届きそうな距離にいるファンに囲まれながら熱唱。そのまま「F Wonderful World」も観客の間を駆け回りながら歌い、会場を興奮の渦に巻き込んでいく。
そして「絶絶絶絶対聖域」で盛り上がりは最高潮を更新。anoが渾身のパフォーマンスを終えると、まだライブが終わったわけでもないにもかかわらず、まるでアンコールを求めるかのような「ano! ano!」という盛大なコールが会場を包んだ。その熱気に応えるように、anoは「日本で音楽をやっているんだけど、こうして韓国のみんなのところに歌いに来れて本当にうれしいです。僕の音楽を愛してくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、観客からの愛に音楽でお返しするように「AIDA」を熱唱した。
沸き立つフロアに向かって、韓国語で再会を約束
続く「ミッドナイト全部大丈夫」では、曲の終盤のブレイクで「タ ケンチャナジョヨ(全部大丈夫になるよ)、全部大丈夫になるよ」とanoが目の前のオーディエンスに呼びかけ、会場は温かな雰囲気に。そしてここからラストスパートとばかりに、アッパーなロックチューン「骨バキ☆ゆうぐれダイアリー」「貸しっぱなしデスティニー」を連発。音圧のあるアグレッシブなバンド演奏を背に、anoは激しいグロウルを炸裂させ、最後までエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げた。
本編終了後、すぐさまアンコールを求める声が会場に響き渡る。再びステージに呼び戻されたanoは、沸き立つフロアに向かって「コマウォヨ! コッダシオルケヨ!(ありがとう! 必ずまた来ます!)」と再会を約束。ラストにアニメ「らんま1/2」のオープニングテーマとして韓国でも人気を集める「許婚っきゅん」、そしてアニメ「TRIGUN STARGAZE」のオープニングテーマとして書き下ろした「ピカレスクヒーロー」とアニメ関連曲を立て続けに歌った。この日、来韓を待ち望んでいたファンに届けられたのは、過去のワンマンライブの中でもっとも多い計22曲。韓国語を交えたMCでその場にいたすべての人々の心をひとつにして、初の韓国ワンマンライブの初日は締めくくった。
なお、2日目はセットリストの一部を変更。初日に「涙くん、今日もおはようっ」を披露した位置では「コミュ賞センセーション」、「F Wonderful World」に代わって「Bubble Me Face」を、そして「骨バキ☆ゆうぐれダイアリー」に代わって「ロりロっきゅんロぼ♡」が披露された。
セットリスト
「ano LIVE in SEOUL, KOREA 2026」2026年10月17日・18日 韓国・ソウル BLUE SQUARE ウリWONバンキングホール
10月17日
01. Past die Future
02. スマイルあげない
03. 愛してる、なんてね。
04. 涙くん、今日もおはようっ
05. 普変
06. KILL LOVE
07. この世界に二人だけ
08. YOU&愛Heaven
09. ハッピーラッキーチャッピー
10. SWEETSIDE SUICIDE
11. ラブにダイブ
12. 愛晩餐
13. キライのちスキ!
14. ちゅ、多様性。
15. F Wonderful World
16. 絶絶絶絶対聖域
17. AIDA
18. ミッドナイト全部大丈夫
19. 骨バキ☆ゆうぐれダイアリー
20. 貸しっぱなしデスティニー
<アンコール>
21. 許婚っきゅん
22. ピカレスクヒーロー
10月18日
01. Past die Future
02. スマイルあげない
03. 愛してる、なんてね。
04. コミュ賞センセーション
05. 普変
06. KILL LOVE
07. この世界に二人だけ
08. YOU&愛Heaven
09. ハッピーラッキーチャッピー
10. SWEETSIDE SUICIDE
11. ラブにダイブ
12. 愛晩餐
13. キライのちスキ!
14. ちゅ、多様性。
15. Bubble Me Face
16. 絶絶絶絶対聖域
17. AIDA
18. ミッドナイト全部大丈夫
19. ロりロっきゅんロぼ♡
20. 貸しっぱなしデスティニー
<アンコール>
21. 許婚っきゅん
22. ピカレスクヒーロー


