Base Ball Bearのワンマンライブ「25th Anniversary『(This Is The) Base Ball Bear part.4』」が11月1日に東京・SGC HALL ARIAKEで開催された。
これがBase Ball Bear
「(This Is The) Base Ball Bear」は、ベボベが節目のタイミングで開催してきたシリーズ公演。今回は結成25周年を記念し、今年できたばかりのSGC HALL ARIAKEを舞台に行われた。本公演の模様はCSテレ朝チャンネル1で生中継された。
SEが流れる中、木をつなぎ合わせたタイトルボードがステージ後方に出現。そこへ小出祐介(Vo, G)、堀之内大介(Dr, Cho)、関根史織(B, Cho)が登場し、この日を待ちわびた観客から歓声が湧き起こった。1曲目を飾ったのは、メジャーデビュー作の表題曲「GIRL FRIEND」。初期のベボベ特有の瑞々しい世界観が、円熟味を帯びたアンサンブルで打ち鳴らされる。キレのあるギターリフ、躍動感に満ちたリズム、しなやかで骨太な低音。ライブタイトル通り「これがBase Ball Bear」といったサウンドで会場が満たされ、客席から拳が突き上がった。
爽快なメロディラインの「海になりたい part.3」、ストロークが心地いい「caramel dog」に続いては、初期衝動あふれる「つよがり少女」の演奏へ。その後「LOVE LETTER FROM HEART BEAT」「不思議な夜」という、四つ打ちを取り入れたロマンチックなナンバーが観客の心身を揺さぶった。
バンドの矜持と軌跡
「小出から受け取ったデモテープを堀之内が壊した」など、高校時代の鉄板エピソードを挟みつつ、25周年の感謝や感慨を口々に語った3人。続いて「ポラリス」でパフォーマンスを再開した。ロックバンドの矜持を詰め込んだようなこの曲では、ソロ回しを含めていくつものフレーズが輝き、堀之内の「有明ー!」という咆哮に会場が沸き立つ。さらに、チャップマンスティックの音色に乗せてバンドの軌跡をラップする「EIGHT BEAT詩」が、観客を紆余曲折のストーリーへと誘った。この先も続いていく日々を歌う「The End」を経て、たっぷりとした余白とともに始まったのは「新呼吸」。その中盤、テンポアップするパートでステージから一気にエネルギーが放出され、すがすがしい空気がホール全体を包み込んだ。
音楽活動には夢がある
10年後、20年後の未来に話題が及ぶと、関根は「バンドを続けたいぜ!」と力強く宣言。年齢を重ねるごとに旅の楽しみが増しているという堀之内は、「長めのツアーをやる」ことを今後の目標に掲げた。小出は、向井秀徳や岡村靖幸といった先輩方が現役であるだけでなく向上心を持ち続けていることに触れ「夢があるなあ!俺らもがんばらなきゃ!と思った。そんな気持ちで、今後もがんばります!」と意気込んだ。
その後、10月28日にリリースしたばかりの「『それって、for 誰?』part.3」で最新のグルーヴを届けたベボベは、ここからノンストップで楽曲を畳みかける。「SIMAITAI」「夕日、刺さる部屋」「初恋」で会場の熱を上げ、「Tabibito In The Dark」「海になりたい part.2」で観客を盛大に踊らせると、勢いそのままにラストナンバー「CRAZY FOR YOUの季節」へ。25年分の感謝の思いを叩き込むような熱演を見せ、喝采を浴びながらステージをあとにした。
「25年、ありがとう」これからも切磋琢磨
アンコールで小出は「今日はもう全部言ったし、全部やった!」と充実した表情を見せる。続けて「次は30周年に向けてよりよい演奏ができるよう、これからも切磋琢磨していきたいと思います」と宣言した。メンバー2人に向けて「25年、ありがとう」と言う小出と、「ありがとう」と返す堀之内&関根。さりげないながらも確かな絆が垣間見えるやりとりを経て「何才」「Power (Pop) of Love」が奏でられる。ラストに金テープが発射され、フィナーレを華々しく彩った。これで終演と思いきや、ベボベはダブルアンコールに対応。そして、これまでいくつもの名場面を生み出してきた初期からのライブナンバー「ELECTRIC SUMMER」で会場とひとつになり、記念すべき公演に幕を下ろした。
本公演の生中継の模様はスカパー!番組配信で11月8日まで見逃し配信されている。またCSテレ朝チャンネル1では舞台裏映像を含む“完全版”が2027年1月に放送されることが決定した。詳細は後日発表。ベボベのX公式アカウントでは、来年の“ロードマップ”が公開されている。
セットリスト
Base Ball Bear「25th Anniversary『(This Is The) Base Ball Bear part.4』」2026年11月1日 SGC HALL ARIAKE
01. GIRL FRIEND
02. 海になりたい part.3
03. caramel dog
04. つよがり少女
05. LOVE LETTER FROM HEART BEAT
06. 不思議な夜
07. ポラリス
08. EIGHT BEAT詩
09. The End
10. 新呼吸
11. 「それって、for 誰?」part.3
12. SIMAITAI
13. 夕日、刺さる部屋
14. 初恋
15. Tabibito In The Dark
16. 海になりたい part.2
17. CRAZY FOR YOUの季節
<アンコール>
18. 何才
19. Power (Pop) of Love
<ダブルアンコール>
20. ELECTRIC SUMMER


