<p>Am Ampのライブツアー「MAKUAKE 2025 TOUR」のファイナル公演が1月19日に東京・東京キネマ倶楽部で開催された。</p><h2 id="NA_article_main_h2_1">堀田竜成、Baggy My Lifeと競演</h2><p>Am Ampは1月5日の東京・下北沢ReG公演を皮切りに、人気ゲーム配信者・へちょ（Vo, G）率いる新生ギターロックバンドBaggy My Lifeとともに全国5都市を巡回。ファイナルの東京キネマ倶楽部公演ではさらに俳優 / 歌手の堀田竜成がオープニングアクトとして出演し、2025年の“MAKUAKE”を盛大に祝福した。</p><p>トップバッターの堀田は力強く伸びやかな歌声で観客を魅了。曲間に軽妙なトークを交えて、フロアを徐々に温めていった。続くBaggy My Lifeは結成3カ月とは思えないほどのパワーとエネルギーで、冒頭からオーディエンスを夢中にさせる。緩急に富んだ楽曲の数々にフロアから盛大な声援が沸き上がり、へちょが「やめろよ、照れるじゃない（笑）」とおどけるひと幕もあった。さらに彼らはストレートなアッパーチューン「BackA」でAm Ampの楽曲「ミス」をフィーチャーするサプライズも用意し、会場に集まったAm Ampファンを大いに喜ばせる。ライブ終盤にはへちょが「長いようで短い2週間でした」とこのツアーを振り返りつつ「Am Amp、聞いてるか？ 本当に、本当にありがとう！」と感謝の気持ちを伝え、「GAME OVER」で約45分におよぶ自身のステージを終えた。</p><h2 id="NA_article_main_h2_2">Am Ampが曲ごとに見せる多彩な一面</h2><p>Baggy My Lifeからのバトンを受け取ったAm Ampは、オープニングSEに乗せてメンバーが1人、また1人と会場下手のサブステージから登場。最後に須賀京介（Vo）が姿を現すと、フロアからは悲鳴にも似た歓声が沸き起こり、「SUGAR SPOT」で勢いよくライブがスタートした。“四者四様”のファッションに身を包んだ彼らは、矢沢もとはる（B）と宮城紘大（Dr）のタイトなリズム、JOHN（G）が織りなす彩り豊かなギターサウンド、そして須賀の艶やかなボーカルと強烈な個性を発揮しながらライブを展開していった。</p><p>横ノリビートが心地よい「罪綴り」ではJOHNの豪快なギタープレイを大々的にフィーチャー。かと思えば、ダンサブルなアッパーチューン「貴方の屍になりたい」ではスリリングなバンドアンサンブルで観客を圧倒するなど、Am Ampの4人は曲ごとにバンドのさまざまな側面を見せていく。「チャイラッテ」ではドラムセットからDJセットへと移動した宮城が、打ち込みビートに合わせて華麗なダンスを披露。曲中にはコール＆レスポンスパートも豊富に用意され、オーディエンスとの一体感が一気に高まっていく。その後も「A Hard Day's Nite」や新曲「Andrée」とダンス色の強いナンバーが連発され、フロアは華やかな空気に包まれた。</p><h2 id="NA_article_main_h2_3">「今度は僕らがあなたたちを変える番」</h2><p>6曲立て続けに披露し終えると、ひと呼吸置くように須賀が「盛り上がり、やばいね！」と客席に話しかける。「東京キネマ倶楽部は去年の自分の誕生日ライブ以来。バンドマンになってからずっとライブをやりたかった箱でした」「メンバーの張り切っている様子は衣装からも伝わるかと」とこの日のライブに懸ける思いを口にした彼が「僕は20歳まで人の目を見て話せなかった。でも、こんなに変わりました。それは君、あなた、1人ひとりのおかげです。だから、今度は僕らがあなたたちを変える番」とオーディエンスに伝えたのち、ライブはメロウなバラードナンバー「Ao」に突入。ドラマチックな歌と演奏で、会場をエモーショナルなムードで包み込んだ。</p><p>「Ao」のセンチメンタルな余韻が残る中、JOHNの激しいギターサウンドとともに「PZA」がスタートするとライブはいよいよ終盤戦へ。攻撃的なロックチューン「HEAT」では須賀をはじめメンバーのアクションもより激しさを増し、フロアの熱気もさらに上昇する。そこからストレートでアップテンポなロックチューン「うらぎり」へとなだれ込むとライブのクライマックスにふさわしい盛り上がりが生まれ、須賀の「愛してます！」という叫びで公演本編はエンディングを迎えた。</p><h2 id="NA_article_main_h2_4">今後の活動に関する発表が続々</h2><p>アンコールではAm Ampのメンバー4人がそれぞれツアーを振り返る。須賀の呼びかけでBaggy My Lifeがステージに再登場したあとは、この日がメンバーTETSUYUKI（Dr）の誕生日ということで彼のバースデーをサプライズで祝う場面も。続けて須賀の口から、Baggy My Lifeが彼の主宰するナムクリエイションに所属することや、4月8日にBaggy My Lifeの1st EPがリリースされることが告げられると、会場が祝福の拍手で包まれた。また、Am Ampからも夏に初のフルアルバムが発売されること、結成2周年記念ワンマンライブが行われること、さらにComme des familiaという名前の新アーティストのメンバーオーディションがスタートすることが発表され、盛りだくさんの情報に対しフロアからは喜びの声援と拍手が起こった。そんなハッピーモードを増幅させるように、Am Ampは最後の最後に「トロイメライ」のパフォーマンスをプレゼント。観客が4人の名前を叫ぶ中、バンドは爽快感の強いストレートなギターロックで2025年最初のツアーを盛大に締めくくった。</p><h2 id="NA_article_main_h2_5">セットリスト</h2><h3 id="NA_article_main_h3_1">「Am Amp MAKUAKE 2025 TOUR」ファイナル公演 2025年1月19日 東京キネマ倶楽部</h3><h4 id="NA_article_main_h4_1">Baggy My Life</h4><p>01. S.M.G.O.<br>02. DALADALA<br>03. 1LDK<br>04. BackA<br>05. White Lilly<br>06. Scars<br>07. GAME OVER</p><h4 id="NA_article_main_h4_2">Am Amp</h4><p>01. SUGAR SPOT<br>02. 罪綴り<br>03. 貴方の屍になりたい<br>04. チャイラッテ<br>05. A Hard Day's Nite<br>06. Andrée<br>07. Ao<br>08. PZA<br>09. HEAT<br>10. うらぎり<br>＜アンコール＞<br>11. トロイメライ</p>

Am Ampのライブツアー「MAKUAKE 2025 TOUR」のファイナル公演が1月19日に東京・東京キネマ倶楽部で開催された。

#堀田竜成

Am AmpがBaggy My Lifeと駆け抜けた全国5都市ツアー、新アーティストオーディションなど発表続々