JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

鞘師里保、充実の2ndツアー完結!歌とダンスで「UNISON」を表現

鞘師里保「RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON」最終公演の様子。
約1年前2022年12月31日 5:06

鞘師里保のライブツアー「RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON」の最終公演が、12月29日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行われた。

3rd EP「UNISON」のリリースに合わせ、11月21日に幕を開けたこのツアー。鞘師はZepp Haneda(TOKYO)での東京公演を皮切りに愛知、大阪、宮城、福岡、そして地元広島と全国6カ所のライブハウスを回り、最終公演で再び羽田へと戻ってきた。ライブは「過去の自分の手を取り、自由を求めて新たに歩き出す」というコンセプトのもと制作された新作「UNISON」を軸にした内容。鞘師はダンサーのGENTARO、AYAKA、YUKINA、pikを従え、歌とダンスで「UNISON」の世界観を表現した。

ライブのオープニングを飾ったのは、「UNISON」の冒頭に収められている「MERGE」。縦に伸びるLEDライトがずらりと並ぶステージの上に仁王立ちで力強く歌い始める。2コーラス目からは魂を解放するかのように激しいダンスを見せ、4人のダンサーと息の合ったフォーメーションを見せた。続いて歌われたのは同じく「UNISON」からのナンバー「WE THE ONES」。細かく刻まれるビートに乗せて踊る鞘師の動きにレーザー光線がシンクロする。2曲をクールに決めたのち、鞘師は普段のリラックスした表情に戻り、笑顔で挨拶。「めっちゃ楽しい……」としみじみつぶやき、「今日は皆さんと最高の夜を、そして2022年のいい締めくくりができたらなと思います」とライブに懸ける思いを伝えた。

スラップベースの音色から、ライブは3曲目の「Take a Breath」へ。観客は軽やかなビートに合わせて赤いペンライトを振り鞘師のパフォーマンスを盛り上げる。4曲目の「Melt」ではAYAKAとYUKINAがカーテンの後ろで踊り、シルエットのみで妖艶なムードを演出した。2nd EP「Reflection」からの2曲が続いたあとは、再び「UNISON」収録曲「Stupid」へ。音数の少ないストイックなトラックに乗せ、鞘師はひときわクールなパフォーマンスを披露した。ここでステージが暗転したかと思うと、袖から「あーヤバい、着替えないと!」とダンサーGENTAROの声が。ステージに1人飛び出してきたGENTAROは、狭い空間に閉じ込められた様子をパントマイムで表現し、そこに合流したAYAKA、YUKINA、pikも身振りとSEのみで不思議な寸劇を繰り広げた。

ユニークな幕間劇を経て、純白の衣装にチェンジして再登場した鞘師は宮野弦士作曲の爽快なポップチューン「Find Me Out」を披露した。ここで鞘師は観客に着席を促し、全国6カ所を回ったツアーを振り返る。ツアーと並行して各地でインストアイベントも行い、さらに観光地を巡ったりご当地グルメを味わったりとツアーを大満喫したという鞘師。このツアー中、鞘師のライブを観たマネージャーの息子から「ボク、ダンスやりたい」と言われたという彼女は「かわいい!と思ったのはもちろんだけど……あ、私のできることってこういうことだったよな本来って。観た人の感情が何か動いてくれればいいな、というのが私のやっていることだから、身近でそういう言葉が聞けるのはうれしいし、これをもっと広げていきたい」と改めて表現者としての喜びを噛み締めた。そして鞘師は客席を満遍なく見渡して笑顔で手を振り、ツアーの恒例行事として観客のペンライトでウェーブを作る遊びを楽しんだ。

ハンドマイクを置き、ヘッドセットマイクを装着した鞘師は「Simply Me」でライブを再開すると、そのまま「Go-by」「BUTAI」と3曲をノンストップメドレー形式で披露。マイクを手放し、激しいダンスを交えながら歌う鞘師に観客から大きな拍手が送られた。しばしの静寂ののち、スポットライトに照らされた鞘師はアカペラで歌い始める。2021年8月にリリースされた1st EP「DAYBREAK」に収録された、ソロ活動の決意が込められたナンバー「LAZER」だ。振り絞るように歌う鞘師の声が響く場内をレーザー光線が鮮やかに彩った。「あっという間ですが、残り2曲になりました。さびしい……さびしいですね」とツアーが終わってしまうさびしさを思わずつぶやいてしまった鞘師。最後の2曲は「UNISON」からの楽曲で、鞘師はこの2曲に込めた思いを語り始める。「Melancholic Blvd.」は色のない憂鬱な冬の季節を、休業を経てソロでのスタートを切るまでの自身と重ねた楽曲だという。「色のなかった感情がカラフルになってきて、この季節を過ごすのも悪くないなと思いました。1カ月のツアーを経て、また何色もの色が私に色付けされて、いい冬を最後まで過ごせそうだなと思っています。そして最後は、そんな彩りを持って進む私たちの道の先で、もっと華やかな景色を見られるように。ラスト2曲、皆さんと噛み締めて過ごせたらなと思います」と話すと、鞘師は「Melancholic Blvd.」と「DOOM PA」を披露。「DOOM PA」ではダンサーの背中を軽やかに飛び越えるジャンプを見せ、楽曲のポジティブなメッセージを表現した。

アンコールでさらに「Baby Me」「Winding Road」の2曲が歌われたが、観客のアンコールを求める拍手はそれでも鳴り止まない。もう一度ステージに上がった鞘師は、「自分の実現したいこととかイメージしていることとかたくさんあるんですけど、それを形にするのは1人だとなかなか難しいんですよ。だけど、いろんな知恵や技術や愛情が集まって、タイミングも出会いも奇跡的な形で、今のライブができているんだなと強く思います。ここからまた新しい私を見せていかなきゃと思っているから、だからこそちょっとプレッシャーも少し感じたりもするけど、ここまで歩いてこれたので、これからもがんばれそうです。2023年もよろしくお願いします」とスタッフやファンへの感謝を述べた。そしてダンサーたちを呼び込むと「最後にもう一度歌いましょう!」と、本編ラストで歌われた「DOOM PA」を再度パフォーマンス。観客も一緒にダンスを踊り、ハッピーなムードの中でツアーの幕は下ろされた。

なお鞘師はこのアンコール中、6月4日に大阪・Billboard Live OSAKA、6月18日に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAでバンド編成によるワンマンライブの開催が決定したことを報告した。

鞘師里保「RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON」2022年12月29日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

01. MERGE
02. WE THE ONES
03. Take a Breath
04. Melt
05. Stupid
06. Find Me Out
07. メドレー(「Simply Me」「Go-by」「BUTAI」)
08. LAZER
09. Melancholic Blvd.
10. DOOM PA
<アンコール>
11. Baby Me
12. Winding Road
<ダブルアンコール>
13. DOOM PA

鞘師里保 Billboard Live公演

2023年6月4日(日)大阪府 Billboard Live OSAKA
[1st]OPEN 15:30 / START 16:30
[2nd]OPEN 18:30 / START 19:30

2023年6月18日(日)神奈川県 Billboard Live YOKOHAMA
[1st]OPEN 15:30 / START 16:30
[2nd]OPEN 18:30 / START 19:30

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

鞘師里保

鞘師里保、豊洲PIT公演の映像使ったMV公開

約1か月
鞘師里保

鞘師里保、ビルボード横浜&大阪でライブ開催

約1か月
鞘師里保

鞘師里保、初のCD「Hi(gh) Life」リリース 制作陣からのコメントも到着

2か月
鞘師里保

鞘師里保、主演ドラマ「推しを召し上がれ」のエンディングテーマ担当

2か月
鞘師里保「Hi(gh) Life」配信ジャケット

鞘師里保「whynot?」ツアーで初披露した新曲リリース

2か月
左から明日海りお、鞘師里保、橋本さとし。

鞘師里保がブルガリアヨーグルト推しの主人公で地上波連ドラ初主演、乳酸菌役は橋本さとし

4か月
鞘師里保

鞘師里保と上京後の思い出をたどる旅に出よう、東京バスツアー開催

4か月
笑顔で手を振る鞘師里保。

鞘師里保の新たな挑戦、ツアータイトル「whynot?」に込められた思い

4か月
「RIHO SAYASHI Billboard Live 2023」神奈川・Billboard Live YOKOHAMA公演の様子。

鞘師里保のビルボード公演を放送、YouTubeで1曲先行公開

6か月
鞘師里保「RIHO SAYASHI Billboard Live 2023」Billboard Live YOKOHAMA公演の様子。

鞘師里保、ダンス封印ビルボードライブで新たな一面 ビリー・アイリッシュのカバーも披露

9か月