映画「レオン」の公開を記念した舞台挨拶が昨日2月27日に東京・新宿バルト9にて行われ、Awesome City Clubと知英が登壇した。
2月24日に公開された「レオン」は知英が主演を務める長編映画で、契約を打ち切られた派遣OLの小鳥遊玲音と、彼女が働いていた会社のワンマン社長・朝比奈玲男が入れ替わることで巻き起こる騒動を描くコメディ。知英が玲音を、竹中直人が玲男を演じ、Awesome City Clubが本作のエンディングテーマ「Magnet」を書き下ろした。
舞台挨拶では知英が映画について「ネットで『仕事帰りに観て元気をもらえた』とか『映画館で久しぶりに笑いました』とか『竹中さんがかわいかった』という声を見かけました。皆さん映画館で楽しい時間を過ごせたんじゃないかなと思います」と話したほか、「竹中さんと入れ替わるということで、今までやったことないいろんな経験をして、映画の自分を観て馬鹿だなあと思いました」と笑いながら語った。
Awesome City Clubのatagi(Vo, G)は映画を観た感想を「映画に曲を使っていただくこと自体が初めてで。ものすごい緊張しながら『どんな感じなんやろ』と観させていただいたんですけど、始まったら一瞬で世界に引き込まれてみんなでニヤニヤ笑って楽しむことができました」と述べ、エンディングについては「最後に曲が流れた瞬間シラフになって固まりました」「エンディングはあのままPVにしたいほど知英さんと竹中さんのダンスが素晴らしくて、感動しました」とコメント。ユキエ(Dr)は「吉沢亮さんの空気を読んでるような読んでないような絶妙な間合いがすごくツボでした」と話し、「Magnet」の作詞を担当したマツザカタクミ(B, Syn, Rap)は「完成品の映画を観ず、想像で『こんな感じかな?』と思いながら作ったんですけど、試写を観せていただいて自分たちの曲が流れたときに間違ってなかったなと思いました」と語った。
また舞台挨拶では「以前から曲を聴かせていただいていて、KARAの時代からCDも持っていて」と知英に会った思いを顔を赤くしながら話したatagiについて、マツザカが「打合せのときにいい匂いがすると言っていました」と暴露する場面も。「Magnet」の制作についてはマツザカが「最初は玲音という女性をイメージした歌を作ってたんですけど、ちょっと暗い感じの曲で。映画の最後にダンスをするとのことなのでもっとハッピーな感じにしました」と明かし、作曲したatagiは「コメディなんですけど、この世界の人たちって大真面目に怒ったり笑ったり泣いたりしているわけじゃないですか。だから悲しいことが笑えるようになったひと回り大きくなった自分とか観てくださってる皆さんの目線とかがうまく調和された曲調がいいなと思って、真面目過ぎず、底抜け過ぎずちょうどいい温度感で作りました」と説明した。
知英が「最後の皆さんの歌声で柔らかくなるような気持ちがあって、ノリノリだけどどこか温かい気持ちが伝わってきました」と「Magnet」の感想を語ったあとには、Awesome City Clubが生演奏を披露。「Magnet」をパフォーマンスして、知英や会場の観客を大いに魅了した。