野外フェス「GREENROOM FESTIVAL '18」が5月26、27日に神奈川・横浜赤レンガ地区野外特設会場で開催された。
「GREENROOM FESTIVAL」は「Save the Beach, Save the Ocean」をコンセプトに、サーフカルチャーやビーチカルチャーにスポットを当てて2005年から行われている音楽、アート、映画のフェスティバル。14回目の開催となる今年は晴天に恵まれ、2日間で合計11万人が来場した。
初日である26日は、海を臨むメインステージのGOOD WAVEとBLUE SKYのそれぞれに、共にレイドバックしたサウンドを奏でるnever young beachと平井大が登場。リラックスしたライブで今年の「GREENROOM FESTIVAL」をスタートさせ、 その後のNulbarichやEGO-WRAPPIN'らのステージにつないだ。
無料でライブを観ることができる、赤レンガをバックにしたステージ・RED BRICKではMONKEY MAJIKやSANABAGUN.らがエネルギッシュなパフォーマンスでオーディエンスを沸かせ、緑に囲まれたステージ・HUMMING BIRDではスガシカオらが熱演。また赤レンガの屋内のスペース・GALLERYは着席してライブを観覧できるようになっており、King Gnuや小袋成彬など若手を中心としたアーティストが登場した。
横浜港をクルーズするPRADISE SHIPでは、高木完やDJ HASEBEのプレイで海上がダンスフロアに。PORT LOUNGEでは夕陽をバックにDJ NORIのハウスミュージックが盛り上がりを見せた。BLUE SKYステージのトリを務めたVintage Troubleは、古きよきリズム&ブルースのサウンドで会場をヒートアップさせ、GOOD WAVEステージに登場したジミー・クリフの温かい歌声とルーツレゲエのリズム、そしてポジティブなメッセージで最後に会場が一体となった。
朝から晴天の2日目、GOOD WAVEステージに最初に響き渡ったのはサンボマスターの雄叫びとファンの熱い声援。GOOD WAVEとBLUE SKYではその後も、GRAPEVINEや在日ファンク、水曜日のカンパネラなど個性的なアーティストが好演した。The Wailersのライブではボブ・マーリーの楽曲でオーディエンスが大合唱に。RED BRICKでは、KANDYTOWNや韓国から参加したHYUKOHなどが会場を盛り上げた。
GALLERYで行われたMONDO GROSSOのライブでは、450人以上のファンが列を作る場面も。GOOD WAVEでのASIAN KUNG-FU GENERATIONのアクトを経て、BLUE SKYのUAが夕陽をバックにエモーショナルなステージを見せ、最後はSublime with Romeが激しいパフォーマンスで満員の会場を沸かせた。