indigo la Endの新曲「ほころびごっこ」が10月20日よりユーロスペースほか全国で公開される映画「ごっこ」の主題歌に決定した。
映画「ごっこ」は小路啓之の同名マンガを原作にした作品で、熊澤尚人が監督、高橋泉が脚本を担当。大阪のある帽子店で暮らすニートの城宮と5歳児・ヨヨ子の2人を取り巻く出来事が描かれる。主人公の城宮を千原ジュニア、ヨヨ子を平尾菜々花が演じ、このほかキャストには優香、ちすん、清水富美加、秋野太作、中野英雄、石橋蓮司が名を連ねている。
「ほころびごっこ」はこの映画のために書き下ろされた楽曲。川谷絵音(Vo, G)は作曲旅行に出かけ、映画本編を観賞後、なかなか経験したことがなかったという“夢作曲”を経てこの楽曲を完成させた。その出来映えについて彼は「これ以上の主題歌はないと思います。ぜひ最後まで聴いてください。アウトロが終わる時、映画が完成します」とコメント。なお「ほころびごっこ」の音源化は現在未定となっている。
※高橋泉の「高」ははしご高が正式表記。
川谷絵音(Vo, G)コメント
「ごっこ」の主題歌を作るにあたり、僕は初めて作曲旅行というものを敢行しました。映画を見たのは旅先の宿のハンモックの上でした。見た後色んな感情が湧き上がり持ってきたクラシックギターで全然違う曲を3曲も作ってしまいました。そして満足した僕は旅館のご飯を食べ、温泉に入り、良い旅だったなと布団に入り目を瞑った。その瞬間でした。ごっこの最後の10分間のシーンがフラッシュバックしました。軽い夢作曲のような状態。これだ!と思う曲の雰囲気を掴みました。作った3曲はボツにしようと決めた。そのまま僕は眠りにつきました。起きて家に帰り、夢作曲した曲をギターにおこしスタジオで何かに取り憑かれたように一気にメンバーと作り上げました。夢作曲は僕もなかなか経験したことがないので、それを呼び起こした「ごっこ」という映画には愛しかありません。これ以上の主題歌はないと思います。ぜひ最後まで聴いてください。アウトロが終わる時、映画が完成します。
熊澤尚人監督 コメント
千原ジュニアさん演じる主人公の城宮の心情、皮膚感覚での居心地の悪さ、触感を見事に表現する主題歌を書き下ろして頂き、大変感動しております。また映画の世界観にぴったりとシンクロした虚実の狭間を歌う主題歌を是非皆様にお楽しんで頂きたいです!
千原ジュニア コメント
素晴らしい曲をありがとうございます。ずっと頭の中にこの曲が流れてます。