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back numberら熱演の「SUMMER SONIC」1日目、ノエル・ギャラガー13年ぶり登場

7年近く前2018年08月24日 10:05

8月18、19日に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2018」が開催された。この記事では千葉公演1日目の模様をレポートする。

SONIC STAGEのトップバッターとして登場した向井太一は、最新作「LOVE」の収録曲「Siren」でライブをスタート。「FLY」では歌声を巧みに操りながら、観客と一緒に手を振り、会場の一体感を作り上げていく。ピースフルな雰囲気の「空」ではシンガロングを巻き起こした。2年連続でRAINBOW STAGEのトップバッターを務めたのはさユり。昨年と同じく「平行線」でライブを始めた彼女は、紗幕に映し出される映像の演出に彩られながら切実な歌声を届けていく。ラストナンバー「るーららるーらーるららるーらー」までアコギをかき鳴らし力強く歌うさユりの姿に、オーディエンスの目は釘付けとなった。

Yogee New Wavesは代表曲の1つ「Fantasic Show」で堂々とRAINBOW STAGEのライブの幕を開ける。「SUMMER SONIC 2013」への出場権をかけたオーディション「出れんの!?サマソニ!? 2013」の予選で初めてYogee New Wavesとしてライブを行ったという角舘健悟(Vo, G)は大入りのフロアを見つめ、「すごくエモい気持ちです」と感慨深げ。ラストの「Summer of Love」まで熱演を繰り広げ、ステージを下りた。晴天のBEACH STAGEに姿を現したMOROHAの2人は代表曲「革命」でライブを開始。続く「俺のがヤバイ」で「チャンス・ザ・ラッパーぶっ飛ばしにきたんだよ!」と啖呵を切ったアフロ(Vo)は、鬼気迫るラップで観客の心を揺さぶっていく。彼は2010年の「出れんの!?サマソニ!?」に落選したことについて「ザマアミロと思ってます。審査員は曽我部恵一以外フシアナでした」と笑い、「いつだって俺の足元がメインステージ、あなたの足元がメインステージです」と呼びかけると、歯を血でにじませながら新曲「五文銭」をパフォーマンス。観客に大きな衝撃を与えてステージを去った。

真昼の強い日が差すBEACH STAGEに登場したあいみょんは「生きていたんだよな」「君はロックを聴かない」といった人気ナンバーを次々と演奏し、芯のある歌声を響かせた。「夏にみんなに聴いてほしい曲ができたんです」と告げ、彼女が届けたのは新曲「マリーゴールド」。あいみょんのライブを観るべくビーチに集まった大勢の観客は、気持ちよさそうに体を揺らしながら彼女の歌に聴き入っていた。“楽器を持たないパンクバンド”ことBiSHはRAINBOW STAGEに登場。リンリンのシャウトが強烈な「Am I FRENZY??」でライブの口火を切った6人は、「SHARR」「OTNK」とハードなナンバーを畳みかけ、オーディエンスを熱狂させる。最新シングル曲「NON TiE-UP」を経て、「Marionette」ではアユニ・Dがエモーショナルな歌声を響かせた。BiSHは「FOR HiM」に続いて「プロミスザスター」を歌い上げると、最後は代表曲「BiSH-星が瞬く夜に-」で会場を大いに盛り上げて出番を終えた。

back numberが「SUMMER SONIC」に出演するのは2012年の大阪公演以来。千葉公演への出演は初めてかつ「SUMMER SONIC」随一の規模であるMARINE STAGEのアクトに抜擢されたこともあり、バンドは気合十分の様子で「MOTTO」でライブをスタートさせた。清水依与吏(Vo, G)は「そんなに派手なことはできないですけど、一生懸命に1曲1曲やっていくんでよろしくお願いします」と語り、「高嶺の花子さん」や「クリスマスソング」「瞬き」といった代表曲の数々を披露。映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主題歌「大不正解」も熱演し、多くのオーディエンスを沸かせていた。「サマソニ」初出演のnever young beach。サポートギタリストに森雄大(neco眠る)を迎えた編成でBEACH STAGEに登場した彼らは、「気持ちいい風が吹いたんです」「なんかさ」といったさわやかなナンバーで観客の体を揺らし、「夏のドキドキ」では安部勇磨(Vo, G)が「8月の空 気持ち良すぎて!」と声を張り上げる。彼らは人気曲「明るい未来」などで観客を楽しませたのち、「SURELY」を届けてライブを締めくくった。

「太陽が欲しいだけ」でライブの幕を切った9mm Parabellum Bulletは、なりふり構わないアグレッシブなステージングでRAINBOW STAGEを熱気で包み込んだ。MCでは菅原卓郎(Vo, G) が「『サマソニ』は初めてロックフェスに来た場所で、思い入れがあります」と語る。その後も4人は「ハートに火をつけて」「生命のワルツ」といったナンバーでテクニカルなプレイを見せつけ、場内に大きな歓声を沸き起こした。RAINBOW STAGEに登場したKEYTALKがサマーソング「Summer Venus」、ダンスチューン「Love me」を繰り出すと、会場は大盛り上がり。MCでは首藤義勝(Vo, B)が「サマソニ」出演について「感慨深いです。僕は13年前、2005年にOasisが出演したときに来ました。今日は一応対バンということで(笑)」とノエル・ギャラガーと同日の出演を喜ぶ場面もあった。

初日のRAINBOW STAGEのトリとして、9年ぶりに「サマソニ」に登場した凛として時雨がゆるやかに紡ぎ始めたのは「傍観」。楽曲が後半へと進むにつれ彼らの演奏は熱を帯び、赤い照明に染まったステージにTKの絶叫が響き渡った。ピエール中野(Dr)による「ultra soul」コールで場内が1つになったところで、彼らはレーザーライトに彩られながら「Chocolate Passion」をプレイ。その後「DISCO FLIGHT」「感覚UFO」といったナンバーを続け、3人は会場に深い余韻を残して颯爽とステージを去っていった。

MARINE STAGEのヘッドライナーは2005年にOasisとして出演して以来、約13年ぶりの出演となるノエル・ギャラガーが率いるNoel Gallagher's High Flying Birds。ノエルは最新アルバム「Who Built the Moon?」の収録曲「Fort Knox」でライブを開始すると、その後もアルバムの楽曲を立て続けに演奏。ライブ中盤からは「Little by Little」「Whatever」「Wonderwall」といったOasisの楽曲でファンを沸かせる。「Don’t Look Back in Anger」ではZOZOマリンスタジアムに大合唱が巻き起こると共にスマートフォンのバックライトによる白い光が客席に広がった。そしてノエルが最後に歌ったのはThe Beatlesの「All You Need Is LOVE」。会場がハッピーなムードで満たされる中、盛大な花火が夜空に打ち上がった。

(c)SUMMER SONIC All Right Reserved.

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