10月13日に愛知・名古屋CLUB QUATTROでライブイベント「MOROHA BEST ~十年再録~ FINAL SERIES × エリザベス宮地企画 Vol.3『東海サバイバル』」が開催された。
本公演はMOROHAの全国ツアー「MOROHA BEST ~十年再録~ FINAL SERIES」の初日にして、映像作家エリザベス宮地による主催企画とのコラボレーションで行われたもの。まずステージに登場したBiSHは、「タイマンしに来ました! BiSHです!」という宣言に続いて「My landscape」でライブの口火を切る。間髪入れずにキラーチューン「BiSH-星が瞬く夜に-」を投下し、満員となったフロアを熱狂させていった。BiSHとMOROHAの対バンライブはエリザベス宮地による企画「東京サバイバル」「大阪サバイバル」に次いで3度目。過去の対バンライブから約1年を経て、気迫に満ちたパフォーマンスを見せつけた。セントチヒロ・チッチは「MOROHAは赤だとか黒だとか、ポップスだとかアイドルだとか、いろんなもので私たちをいつも敵にしてきますが、なんと言われようと、甘いと言われようと、私たちはMOROHAが好きです。今、同じ時代に音楽ができて幸せです」とコメント。BiSHは熱い思いを胸に「プロミスザスター」をラストに届け、ステージを去っていった。
次に「MOROHAと申します! よろしくどうぞ!」というアフロ(MC)によるおなじみの挨拶でライブをスタートさせたMOROHA。UK(G)の奏でるアルペジオに乗せてアフロが熱いフロウを畳みかける「革命」を挨拶代わりに届けた。続けざまに2人は「奮い立つCDショップにて」「俺のがヤバイ」とギラギラとした雰囲気をにじませる楽曲群で観客を魅了。ライブ中盤、エリザベス宮地がミュージックビデオの監督を務めた約9分におよぶバラード「バラ色の日々」が披露された際には、思わず涙を流す観客の姿も見られた。またMCではアフロが「MOROHAが好きです、なんてBiSHは言ってくれてたけど、そういうのはよそでやってください!」と吐き捨て、「勝ち負けじゃないと思えるところまで俺は勝ちにこだわるよ」と自らの思いを口にした。そんな言葉のあと、MOROHAは最後に音源化されていない新曲「五文銭」を届け、ライブを締めくくった。
なお終演後、エリザベス宮地は「『わかり合うなんて無理だ無意味だ 別にそれでいい むしろそれがいい』MOROHAが『東海サバイバル』のために書き下ろした新曲の一節。その歌詞の通り、BiSHは誰になんと言われようが“好き”という想いを貫き通し、MOROHAは最後まで“勝ち負け”にこだわり抜いたライブを、同じステージで繰り広げました。お互いの違いを同じステージで認め合うことは、共通項を探して「いいね」や「ハート」を送り合うことよりも相手へのリスペクトを感じました。 BiSHを見つめる笑顔と、MOROHAを見つめる泣き顔。2組の違いが、1人の表情に現れているのがたまらなく美しかったです」とコメントした。
「MOROHA BEST~十年再録~ FINAL SERIES」(※終了分は割愛)
2018年10月20日(土)宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX
<出演者>
MOROHA / キュウソネコカミ
MOROHA BEST ~十年再録~ FINAL SERIES × 般若 「話半分」リリースツアー~武道館への道~
2018年10月27日(土)福岡県 BEAT STATION
<出演者>
MOROHA / 般若
2018年11月3日(土・祝)北海道 BESSIE HALL
<出演者>
MOROHA / 小山田壮平
2018年11月10日(土)大阪府 BIGCAT
<出演者>
MOROHA / bacho / GEZAN
2018年11月11日(日)広島県 広島CLUB QUATTRO
<出演者>
MOROHA / My Hair is Bad
2018年11月17日(土)愛媛県 WStudioRED
<出演者>
MOROHA / さユり
2018年11月25日(日)熊本県 Django
<出演者>
MOROHA / 忘れらんねえよ
MOROHA Zepp Tokyo 単独ライブ
2018年12月16日(日)東京都 Zepp Tokyo
