JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

SHADOWSら12組が新木場で見せた“力強く土臭い”ツアーファイナル

SHADOWSのライブの様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)
7年以上前2018年11月02日 8:05

インディーズレーベルやディストリビュージョンのほか、ライブイベント「REDLINE」などを手がけるジャパンミュージックシステム(JMS)主催のライブツアー「JMS presents BODY and SOUL TOUR」のファイナル公演が10月28日に東京・新木場STUDIO COASTで行われた。

全国7都市8公演行われたこのツアーは、主催者であるJMSの鈴木健太郎氏の「今のJMSを象徴するライブバンドが集結することで、力強さ、土臭さ、そしてトレンドカルチャーを提示したい」という思いから企画されたもの。ファイナル公演は2ステージで行われ、「BODY STAGE」にSHANK、COUNTRY YARD、NOISEMAKER、Northern19、Crystal Lake、NAMBA69、SHADOWS、「SOUL STAGE」にDay tripper、Track's、FOMARE、THE FOREVER YOUNG、KOTORIの総勢12組が出演し、“力強く土臭い”ライブを繰り広げた。この記事ではメインステージである「BODY STAGE」の様子をレポートする。

「BODY STAGE」のトップバッターはJMSがマネジメントしたアーティスト第1号であるSHANK。彼らは「Set the fire」で勢いを付け、最初からフルスロットルのパフォーマンスで会場を温めていく。ファンから飛んだヤジに庵原将平(Vo, B)が「『お尻出してみろ』はおかしい。絶対俺のほうが年上やぞ」と言い返しながらも、無言でボトムを下ろすファンサービスに会場はどよめいた。ライブは後半に差しかかり、バンドはハンドクラップが響き渡った「Hope」、3人が息の合ったプレイを見せた「Take Me Back」を続けて披露。最後に「Long for the Blue moon」「BASIC」「submarine」を畳みかけ、35分の持ち時間の中で13曲を力強く届けた。

2番手のCOUNTRY YARDは、リハーサルの段階から本番さながらの演奏を行った。Keisaku “Sit” Matsu-ura(B, Vo)は「リハでテンション上がってるなんて最高じゃん。PAは準備OK。バンドも準備OK。で、みんなはどうなの?」とうれしそうに言ってライブ前からフロアを沸かせる。メロディアスな「Don't Worry, We Can Recover」「Far Flower」でフロアを盛り上げたあと、Sitはこのツアーについて「今の自分たちと向き合えた最高のツアー」と語り、「1人ひとりに伝えるのは時間がかかるから1回だけ。『ありがとうございます!』」とツアーに関わった人へ肉声で思いを届けた。バンドはキラーチューン「Starry Night」「In Your Room」でファンのシンガロングを煽り、会場をひとつにした。

続くNOISEMAKERは「SADVENTURES」をエモーショナルにプレイする。「日本一カッコいいツアーへようこそ」とAG(Vo)が口火を切り、ファン1人ひとりと目を合わせるようにし「Something New」を続けてバンドの世界観へ誘っていく。「Wings」ではフィーチャリングゲストとしてCrystal Lake のRyo(Vo)が登場。割れんばかりのシャウトで曲を彩り、AGと固い握手とハグを交わした。AGのMC中、YU-KI(B)がTシャツを脱ぐ様子に歓声が上がると「そんなに筋肉が好きなのか」と少し拗ねた様子のAG。気を取り直し「あなたたちと一緒にツアーのゴールテープを切りたい」と語りかけ「flag」でフロアに飛び込んで熱唱した。最後に「Nothing to Lose」を届け、ファンが飛び跳ねる様子を見て満足気にステージを締めくくった。

Northern19のステージはエネルギッシュなパフォーマンスを見せた「BELIEVER」で幕開け。笠原健太郎(Vo, G)はこのツアーを共に回ったヘッドライナー6組について「生まれも育ちも違うし平均年齢高めな6バンドだけど、このツアーでバイブスが生まれたし、みんなといると少年みたいな気持ちになれた」と語った。「NEVER ENDING STORY」ではSitがゲストボーカルとして加わり、優しいムードが会場に広がる。続く「SUMMER」で「青春の燃えたぎる叫びを聞かせてくれますか!」と笠原が咆哮すると会場にシンガロングが発生し、曲名通り夏のように熱い空間に。ラストナンバーは「STAY YOUTH FOREVER」。笠原は満身創痍な様子で床に崩れ落ちながらもギターを弾き切りステージを終えた。

重厚なサウンドでファンを暴れさせたCrystal Lakeは「The Circle」から熱演を見せ、フロア中の手を上げさせる。「Matrix」では、この日の出演バンドとしてはラインナップされていないHER NAME IN BLOODのIkepy(Vo)が登場し、ヘビーなグロウルを炸裂させた。さらにRyoが「サークルピット、ステージダイブ、シンガロング、モッシュ、全部来い。かませ新木場!」と焚き付け、ファンはフロアやステージを縦横無尽に動き回る。ここでフロアにダイブしたRyoが「ファイナルだかなんだか知らねえが俺たちのメロディックハードコアは一生終わらせねえよ!」と宣言した。「Mercury」でファンが拳を突き上げる様子を見て“もっとだ!”と言わんばかりにRyoが手を振り上げてフロアを煽る。バンドは最後に「The Fire Inside」をプレイし、AGを呼び込むとステージ上に15人以上ものステージダイバーを上がらせて会場を熱狂させた。

「LOOK UP IN THE SKY」でライブをスタートさせたNAMBA69は、K5(G)とko-hey(G, Cho)が向かい合って楽器をかき鳴らして観客をヒートアップさせていく。NAMBA(Vo, B)がツアーの終わりを惜しみつつ「兵庫公演で自分のライブが不甲斐なくて楽屋でダンボールを蹴っちゃってさ。そしたら蹴れば蹴るほどコンドームが出てきて……」と話すと、ko-heyが「そのあと自分でダンボールを直す姿に“男”を感じました(笑)」とフォローをしてファンの笑いを誘った。Sitが飛び入りで歌ったカバー曲「TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS」では、この日唯一オーディエンスが一斉に手を横に振る光景に。最後の曲「HEROES」ではK5とNAMBAがフロアにダイブし、観客を熱狂させて最終アクトのSHADOWSへとつなげた。

言葉を発することなくステージに姿を現したSHADOWSは最新アルバム「torches」から「Flare」をドロップし、フロアに重低音を響かせる。「Senses」にはRyoが参加し、会場の温度を熱く高めていく。Hiro(Vo)は「照れくさくてこのツアー中一度も言わなかったけど、前のバンドのときからJMSには本当に感謝してます」と気持ちを伝えた。「Forest」で感動的な余韻を残しステージを去ったSHADOWSに、アンコールを求める声が上がる。ここでSHADOWSメンバーの代わりに顔中にメイクを施し長い髪の毛を上に逆立てた、COUNTRY YARDのHayato Mochizuki(G, Cho)扮する“閣下”が登場し、会場に笑いが起こる。しばらくしてSHADOWSが爆笑しながらステージに現れ「Tourette's」をフランクにプレイ。閣下は猫の鳴き声のようなシャウトで参加した。HiroがステージをあとにするHayatoを見送りながら「SHADOWS with 閣下でした。メイクのコンセプトは北斗晶らしいです(笑)」と緩い雰囲気で紹介。一転して真面目な顔で「これが最後の曲になります。『BEK』」とタイトルコールしてからヘビーな音が奏で始められるとAG、YU-KI、Crystal Lake のYudai(G)が加わり渾身のシャウトと演奏を披露した。最後にHiroが「今日は本当にありがとうございました! 気をつけて帰れよ!」とオーディエンスに言葉をかけてこのツアーの幕を引いた。

関連記事

SHADOWS

結成10周年のSHADOWS、幕張メッセで「超PMAM」開催

1日
「Sky Jamboree 2026」ロゴ

長崎「Sky Jamboree」にストレイテナー、go!go!vanillas、礼賛、SHANK

6日
ライブイベント「Talking Rock! FES.2026」の出演アーティスト第1弾。

横浜&神戸で開催「Talking Rock! FES」出演者第1弾にクリープ、フォーリミ、ヤバTら12組

7日
「FREEDOM NAGOYA 2026」出演アーティスト日割り

「FREEDOM NAGOYA」最終発表でSIX LOUNGE、サバシスターら追加 全出演者の日割り決定

12日
KOTORI

KOTORI主催フェス「TORI ROCK FESTIVAL」豊洲PITで2DAYS開催、前回公演のドキュメンタリー公開

13日
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO」ロゴ

北海道「ライジングサン」にクリーピー、ハンバート、Vaundy、ZAZEN、the cabsら21組出演

13日
Crystal Lake。中央がJohn(Vo)。

Crystal LakeからボーカルJohnが脱退

14日
「JOIN ALIVE」の様子。

北海道「JOIN ALIVE」に浅井健一、スキマ、BUCK∞TICK、エルレ、森高千里ら33組追加

15日
「百万石音楽祭2026~ミリオンロックフェスティバル~」ロゴ

石川「百万石音楽祭」にアレキ、梅田サイファー、Da-iCE、BRAHMAN、優里ら25組追加

18日
「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2026」ロゴ

「METROCK」タイムテーブル公開!アレキ、優里、SHISHAMO、NEWSがヘッドライナーに

19日