宮本浩次(エレファントカシマシ)のソロ名義による楽曲「冬の花」が、1月22日(火)から放送のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「後妻業」の主題歌に決定した。
「後妻業」は、男をたぶらかす天性の才能で富裕層の高齢男性の後妻となり、夫の死後に多額の遺産を手にする主人公・武内小夜子の姿を描いたドラマ。主演を木村佳乃が務め、高橋克典、木村多江、濱田マリ、泉谷しげるらが脇を固める。
主題歌「冬の花」は宮本とドラマの制作陣とのやり取りを経て誕生した楽曲で、2002年発表のエレカシのアルバム「ライフ」のプロデューサーを務めた小林武史がプロデュースした。「冬の花」は2月にデジタルシングルとして配信リリースが予定されている。
また宮本はエレカシの活動と並行して、「冬の花」を皮切りにソロプロジェクトを始動させる。これに伴い、本日1月21日にソロサイト「宮本、散歩中。」がオープンした。
宮本浩次 コメント
「冬の花」について
ドラマにぴったり合うように木村佳乃さん扮する小夜子を思い浮かべました。台本も全て揃っておりましたし。またドラマのキーワードになる言葉をドラマのプロデューサーから打ち合わせの折、直接いただいておりました。
歌詞とタイトルについて
タイトルは初め、漠然と(真冬の花)にしておりました。それは、最後の最後に、晩節において、大きな美しい大輪の花を咲かせるイメージ、そういう思いです。
ソロとバンドの違いについて
日本には優れた「歌謡曲」というジャンルがあると思っております。私もいつかそういう歌謡曲を作りたいと思っておりました。そういう思いでこの作品には全力で取り組みました。
ドラマ視聴者へのメッセージ
「後妻業」というドラマを思って作った歌です。ドラマと一緒に楽しんで頂けたらこんなに嬉しいことはありません。ただ曲の作者は私(宮本)ですので、ドラマに合わせているとはいえ、当然、私のストレートな思いも歌われていると思います。また、久しぶりに小林武史さんと綿密にやり取りをして作りあげたサウンド、近年の日本の音楽にはない独特のサウンドを楽しんで頂けたらと思います。
木村佳乃 コメント
冬の花
宮本さんのこの楽曲は、小夜子の背負った性(さが)をこの上なく悲しく美しく表現して下さっております。小夜子を演じる身として背中を押して頂きました。
「後妻業」企画プロデュース 栗原美和子氏 コメント
連ドラ「後妻業」は痛快サスペンスドラマですが、もう一つ大事な要素として“大人のラブストーリー”が在ります。宮本さんには「そのラブストーリー部分を大いに盛り上げて欲しい」と依頼しました。見事にそのリクエストに応えて下さった「冬の花」を頂戴しました。主人公の裏の顔、つまりは切なさを表現して下さっています。主題歌=宮本さんの声が流れた瞬間、視聴者は一気に切ないモードに引き込まれていくこと、間違いありません。