KFKが4月26日に東京・渋谷WOMBに開催するワンマンライブ「We are KFK from Tokyo Setagaya」をもって解散することを発表した。
バンドのオフィシャルサイトでは解散の理由について「メンバー間でこれからの方向性、音楽に対する想いや価値観について話し合いを重ねた結果、このまま活動を続けていく事は困難だと判断いたしました」と説明。解散についてKouta Kaneko(Vo, Syn, G)は「いつしかメンバー間での音楽に対する想いに大きな差が生まれ、お互いにコミュニケーションが取れなかった時期もありました。ナオヤから脱退の意向を聞いたのは、そんな現状を打破しようともがいていた最中でした。それを受け、メンバー全員で何度も話し合いを重ね、たどり着いたのは『この4人の誰か1人でも欠けたらKFKは成立しない』という結論でした」、Naoya Yoshimi(B)は「いつからか生まれたバンドを続けることへの不安。ベーシストとして、一音楽人として、生きていくことの覚悟と意思が自分自身に無くなってしまったこと、また新しい音楽を作り、追い求めることへの意欲が無くなってしまったこと。それが僕がバンドを続けられなくなった原因です」とコメントしている。KFKのオフィシャルサイトでは明日3月9日10:00より、ラストライブ「We are KFK from Tokyo Setagaya」のチケット先行予約を受け付ける。
なおKFKは4月12日に、これまでの活動に終止符を打つ作品としてニューアルバム「Lullaby For My Errors」を配信リリースする。
Kouta Kaneko(Vo, Syn, G) コメント
突然の発表で驚かせてしまい、悲しい想いをさせてしまっていたらごめんなさい。
「この4人で、常に新しく、KFKの音楽を更新していきたい」。そんな野望を胸にセルフプロデュースでのファーストアルバムを制作していく中で、いつしかメンバー間での音楽に対する想いに大きな差が生まれ、お互いにコミュニケーションが取れなかった時期もありました。
ナオヤから脱退の意向を聞いたのは、そんな現状を打破しようともがいていた最中でした。それを受け、メンバー全員で何度も話し合いを重ね、たどり着いたのは「この4人の誰か1人でも欠けたらKFKは成立しない」という結論でした。
もう13年くらいメンバーと一緒にいるから、続ける事は逆に簡単で、離れるのはとても勇気がいるけど、それぞれの音楽や生活、自由な未来のために、KFKとしての活動を終了する事を、俺たちは選びました。
お世話になった沢山の方々に、心から感謝しています。そして応援してくれたファンの皆様、ごめんなさい。そして、今まで本当にありがとう。
カフカ~KFK、俺らが今までにリリースしたどの作品も一切妥協無く作った自信作で、それを聴いてくれたみんなが誇りです。
KFKはより新しくて、最高にクールな音楽です。結果的にラストアルバムになったけど、全力で完成させた「Lullaby For My Errors」、みんなに聴いて欲しい。今までに聴いたことが無いような新しい所に到達しているから。カッコよくて、踊れて、泣けて、ちょっと馬鹿で笑えて。
これからはそれぞれ別の道を歩いて行きますが、俺は音楽を作り続けると思います。
その先でまた出会えたら嬉しいです。本当にありがとうございました。
Naoya Yoshimi(B)コメント
カフカ時代から、KFKになっても愛してくれる全てのみんなへ。
みんなの愛がとてもとても深いことはすごく分かっているんだけど、その気持ちにこたえられなくなり、本当に申し訳ないです。ごめんなさい。
いつからか生まれたバンドを続けることへの不安。ベーシストとして、一音楽人として、生きていくことの覚悟と意思が自分自身に無くなってしまったこと、また新しい音楽を作り、追い求めることへの意欲が無くなってしまったこと。
それが僕がバンドを続けられなくなった原因です。
大学から活動を始めてもう13年くらい経つのかな、ただバンドがしたくて集まった僕らは、気付けばとてもたくさんの人々に支えられ、CDを出し、全国を周り、ライブをして、無茶苦茶楽しい時間を過ごさせてもらっていました。それはとても幸せなことです。
ファンのみんな、事務所の方々、UKPの皆様、そのほかとても大勢の方が関わってくれて活動が出来ていたんだなと、感謝してもしきれません。
息をするようにバンドをしてきたからこそ、分からなくなっていた意思や思い、気付かないように自然と誤魔化していたことが心にあって、正面から向き合い、メンバーと話した結果、KFKは歩みを止めることとしました。
これからの4人それぞれの人生を前向きに生きるための決断です。
未知数で不安だけど、その先にワクワクもするし、自分が何を出来るのか、期待して進もうと思います。
今まで本当に本当に心からありがとう。僕ら4人の未来を応援していただけると幸いです。
君も君も君も君も、ありがとう。WE ARE KFK.
Daishi Fujii(Dr)コメント
KFKは解散します。4人で話し合いを重ねた結果、この結論に至りました。
いつからか生じた4人の足並みのズレが、大きくなり過ぎてしまったのを、今まで気付かないよう誤魔化してきた。
そこに正面から向き合って話し合った結果です。
気がつけばバンドを始めて10年以上の月日が経ちました。最初はただバンドがやりたくて、爆音で音を鳴らせればよくて。
それから沢山の人に出会い、CDを出し、全国でライブをする事ができました。それはとても幸せでかけがえのない日々で、感謝してもしきれません。
このバンドを、4人で音楽を作れた事を誇りに思います。
今までずっと一緒にやってきたけど、これからはそれぞれの人生を歩みます。それぞれの人生を、前を向いて進む為にKFKは終わりを迎えます。
突然の発表になったけど、今まで応援してくれた皆様、関係者スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
4月26日渋谷WOMBをもって4人で音楽をするのは最後になります。みんなで笑ってお別れしましょう。
Uchu Miura(G)コメント
驚かせてしまったでしょうか。これからを更に前向きに生きるために一生懸命向きあって決断しました。
楽しいからバンドやるっていうのは揺るぎなく1つの正義です。だって楽しいもの。バンドに解散の話なんて常に付き纏ってきたわけで、その度に探して探して心に羽を生やすスベを見つけるんですが。
僕は3人の輪に後から加入した身として常に、新しい風を、自分である意味を、個性を大事にしてきました。エレクトロとかダンスとかそういうの。
ディレイとか。3人でもばっちり成り立ってたけれど、そこにそういうセオリーじゃないギタリストを入れたいっていう。
意思をもって変化を続けていくカッコよさに心を惹かれました。言わずもがな、兄貴たちはいつでも柔軟で、センスあって、クリエイティブでした。
KFKは最高の4人だと思います。その4人が足並み揃わなくなったんだから、それはもうしょうがない。このメンバー以外ないんだもの。
仲のいい仲間であることには変わりないけど、4人の音楽は終わります。歩む方向は変われど、全てを胸に、より真摯に。
僕は音楽と付き合っていきます。道すがらまたどこかで交わればいいな、とか思いつつ。
最後にまた1つ名盤ができました。支えてくれた、好きでいてくれた全てのKFKクルーに感謝の意を。あなたたちのおかげだ。
コウタさん、ナオヤさん、ダイシさん、ここまで連れてきてくれて本当にありがとう。最後までよろしく。
終わったらめっちゃビール飲もう。
KFK「We are KFK from Tokyo Setagaya」
2019年4月26日(金)東京都 渋谷WOMB
KFK「Lullaby For My Errors」収録曲
01. Lullaby for My Errors
02. メロンシティのバグはインベーダー
03. another world another day
04. byz dnt kry
05. drama
06. 2Nite
07. Milkshake
08. So bad It’s good
09. 熱帯夜
10. せたがや・みっどないと
11. 404
12. Are you KFK?(bonus track)