本日3月29日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた映画「4月の君、スピカ。」の完成披露上映会に、主題歌を歌うFANTASTICS from EXILE TRIBEがサプライズ登場した。
4月5日に公開される「4月の君、スピカ。」は、杉山美和子による同名マンガを映画「NANA」や「黒執事」で知られる大谷健太郎監督が実写化した作品。佐藤大樹(EXILE、FANTASTICS from EXILE TRIBE)と福原遥がダブル主演を務める。映画上映前に行われた舞台挨拶にはまずキャストの佐藤、福原、鈴木仁、井桁弘恵、そして大谷監督が登壇。5人のトーク中にサプライズ登場したFANTASTICSは主題歌の「Believe in Love」をステージ上で披露した。
トークパートで福原から「大樹くんはすごく明るくて泰陽そのまま。現場をいつも盛り上げて引っ張ってくださって、本当に“太陽”でした」と褒められた佐藤は「最高の褒め言葉をいただきました」とそれを噛み締める。そして「遥ちゃんこそ、“太陽”みたいな存在でしたよ。何より芝居が上手です。僕は一番近くで彼女のお芝居を観させてもらったんですけど感動しちゃって……」と福原を褒め返した。また佐藤は大谷監督がEXILEの「ただ…逢いたくて 」のミュージックビデオのディレクションを手がけていたことについて「たまたまだったんですけど、そういうご縁もあってHIROさんからも『よろしく伝えてください』という言葉をいただいて。この映画のようにすごく運命を感じる出会いだなと思いました」と語った。
MCから撮影時のエピソードを問われた佐藤は「僕らは寝るまでお互いの部屋にいたんですよ。オフの日は釣り堀に行って、アウトレットで寒さに凍える監督にコートを買ってプレゼントして」と鈴木と交友を深めた長野ロケのことを振り返る。来場者が感心した様子で声を上げる中、すかさず監督は「役者さんからプレゼントをもらうのは初めてですごくうれしかったんですが、深夜の山の上でのすっごい寒い撮影が終わったあとに『監督、実はプレゼントがあります』って渡されて。すごくあったかくていいんだけど、なぜ撮影する前にくれなかったんだと(笑)。『いつどうやって渡したらいいのかわからなかったんで……』と言う2人がかわいくて好きになっちゃいましたね。今日も着てきましたよ」とうれしそうに話した。
トークで盛り上がったあと、会場にはサプライズゲストとしてFANTASTICSが登場。佐藤はメンバーであるにも関わらず「ヤバい!」とほかの登壇者と共に驚いた様子を見せた。7人に佐藤が加わり、FANTASTICSはその場で「Believe in Love」をパフォーマンス。この曲が大好きだという福原は「いやもう感動しました。この曲初めて聴いたときに本当に素敵な曲だなと思って、もらってからずっとリピートしていたんです。生で聴けるなんて思っていなかったし、大樹くんの生のダンスも観られて本当にうれしかったです」と感激していた。
「4月の君、スピカ。」にわずかな時間ながら出演した瀬口黎弥はキャストや監督たちに「皆さんおひさしぶりです」と挨拶。そして「映画に出演するのが初めてだったので温かいキャストの皆さんと一緒に作品に出られたことがありがたいですし、遥さんと仁くんと大樹くんと僕で人生ゲームをして遊んだのも忘れられない思い出です」と現場でのエピソードを明かした。
最後に登壇者たちはそれぞれ「4月の君、スピカ。」をアピール。佐藤は「この映画は本当に今自分たちにしかできない表現の最大を全員がしています。観たあとに必ず恋をしたくなったり、素敵な人を思ってもらえるような映画になっているので、1人とは言わず、お母さんだったりお子さんだったり自分の大切な人とこの映画を観て、初めて恋をしたときの淡い気持ちを思い出してもらえたら。ぜひこの映画を色んな方法で広めてくれたらうれしいです」と呼びかけた。
(c)2019杉山美和子・小学館/「4月の君、スピカ。」製作委員会