湯木慧が21歳の誕生日を迎える6月5日にメジャーデビューシングル「誕生~バースデイ~」をリリースする。
シングルは「誕生」をテーマに制作された4トラック入りの作品で、アレンジャーとして葛西大和(Mili)、Sasanomaly、西川ノブユキ(アノアタリ)といった面々が参加している。初回限定盤には昨年10月に行われたライブイベント「残骸の呼吸」の映像を収めたDVDが付属。タワーレコード、Amazon、ヴィレッジヴァンガードでは、シングル購入者に「足形メモリアルステッカーシート」を配布する。また一連のアートワークにあわせて、「残骸の呼吸」の来場者に配布された湯木の今後の動向を示唆するメモ用紙の全貌も公開された。
さらにシングル発売日には東京・四谷天窓でレコ発ライブ「誕生~始まりの心実~」が開催されることも決定した。四谷天窓は湯木が2015年に初めてライブを行って以降ゆかりのあるライブハウスで、今回のタイミングにふさわしい場所として選ばれた。イープラスでは4月14日23:59までチケットの抽選先行予約を受け付けている。
湯木慧「誕生~バースデイ~」収録内容
CD
01. 98/06/05 11:40
02. 産声
03. バースデイ
04. 極彩
初回限定盤DVD
・2018年10月20&21日開催 ワンマン個展ライブ「残骸の呼吸」at 四谷アートコンプレックスホール
湯木慧 コメント
シングル作品 「誕生~バースデイ~」について
昨年、2018年10月17日に「蘇生」というアルバムを生み出し、
湯木慧は、湯木慧を、蘇生させました。
何回も生まれて、何回も朽ち果てて、また何回も生まれます。
なんども蘇生するのです。できるのです。
そして、2019年6月5日、私はまた、生まれます。
収録曲について
「バースデイ」
「バースデイ」は約1年前の20歳の誕生日に作った曲です。
きっかけは、それよりさらに1年前に身近で起きた悲しい事故でした。
ある日の帰り道、目の前でお母さんを事故で亡くした少年は、その翌日が誕生日だったのです。
色々な感情が錯綜する中、衝動的にサビのメロディが出来上がりました。
それから1年後、自身が20歳の誕生日を迎えた時、
私は、“誕生日”という日に、何を思い、
誰に、何を、伝えたいと、思うのか。
何を、残したい、と思うのか。
サビしか出来ていなかった「バースデイ」という曲を1年越しに完成させました。
「産声」
産まれてくる赤ちゃんは、最初は視力はそれほどなく、
みんな同じ、“光”しか感じられないそうです。
そして、みんな、一人では産まれてくることは出来ません。
「生き方も、過去も、声も、愛も、全部違うけど
同じように、泣いて、鳴いて、ないて、哭いて、生まれてきた」
「産声」は、“誰しもが最初は同じように生まれてきた”という事に
着眼して作った曲です。
「極彩」
人や植物や環境や感覚、生まれるものは、生まれたその日から、燃えてゆくのです。
火がつく瞬間と、そこからだんだん“燃えてゆき灰になる”様を、想像しながら作りました。
その炎は、赤でもあり、青でもあり、黄色でもあり、黒でも、白でも、あるのです。