NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」の追加キャスト発表会が、本日4月24日に東京・NHK放送センターで行われた。
宮藤官九郎のオリジナル脚本をもとに、オリンピックの知られざる歴史を描いている本作。会見では阿部サダヲが日本にオリンピックを招致した男・田畑政治を演じる第2部の出演者が発表された。追加キャストとして発表されたのはトータス松本(ウルフルズ)、斎藤工、林遣都、三浦貴大、大東駿介、上白石萌歌、皆川猿時の7名。トータスはNHKのスポーツアナウンサー・河西三省役、斎藤は日本水泳界の大スター・高石勝男、林は1932年のロサンゼルスオリンピック400m自由形で銅メダルを獲得した大横田勉、皆川は日本代表の水泳監督を務めた松沢一鶴を演じる。上白石は200m平泳ぎで日本人女性初の金メダリストとなった前畑秀子役、三浦は水泳選手としてもアシスタントコーチとしてもオリンピックに参加した野田一雄役、大東は日本人初のオリンピック連覇者である水泳選手・鶴田義行役にキャスティングされた。
トータスは河西三省アナウンサーについて「『前畑がんばれ! 前畑がんばれ!』という実況で有名な方で、レコードも残っています」と述べ、「最初、これを自分がやるのは『えー!?』という感じでしたけど、多分求められているのは『ガッツだぜ!!』的なことだと思うので」と報道陣の笑いを誘った。すでに撮影されたというキャストの水泳シーンについては「すごかったです。トレーニングしたらこんなふうになるんやと。かなり迫力がありますよ」と感想を述べ、「僕は実況するためにメモを取って、頭の中で言うことを考えている役なんですけど、目の前でレースが起こっているので、そっちの迫力に気を取られてあまりちゃんと自分の仕事をできなかったくらい」と語る。自身の撮影については「河西さんは実況中ものすごいエキサイトしてるけど、このレースの感じを日本に伝えなあかんという気持ちもあって、わけわからんくらいのエネルギーがほとばしってる。なるべく自分の力を出しきって、ああいう感じでやりたいと思ってがんばりました。自分でオンエアを観るのがこわさ半分、楽しみ半分」としみじみと振り返った。