忌野清志郎にゆかりのあるアーティストが出演するライブイベント「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー」が昨日5月4日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催された。
「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー」は2011年にスタートした恒例イベントで、ラストとなる今回は仲井戸麗市、Char、鮎川誠(SHEENA & THE ROKKETS)、竹中直人、清水ミチコ、宮藤官九郎、夏木マリ、宮本浩次(エレファントカシマシ)、梅津和時、三宅伸治らが集結した。矢野顕子とのんは2人で登場。のんからのリクエストを受けて、矢野が清志郎のことを思って作った「わたしはベイべー」を披露し、曲中には矢野と清志郎がデュエットした「ひとつだけ」のフレーズも織り込まれた。
本編ラストの「JUMP」では斉藤和義や山崎まさよしらが歌う中、木村拓哉がサプライズで登場。会場がどよめく中、清志郎の写真がデザインされたTシャツと黒いレザー姿の木村は、サビで何度も飛び跳ね、最後はステージに飾られていた清志郎の自転車にひざまずいてからステージを去った。木村は1997年放送のフジテレビ系ドラマ「ギフト」での共演以降、清志郎と親交を深めており、今回は主催者側のオファーで出演が実現したという。
アンコールでは、すっかり晴れ渡った夜空の下、豪華な出演アーティストたちが「雨あがりの夜空に」で天国の清志郎に歌声を捧げた。仲井戸は「聞いているか忌野、そろそろ戻って来いよ」と空に向かって呼び掛け、「10年間、紆余曲折ありました。最後は清志郎のファミリーに捧げます。お父さんすごいな!」と挨拶し、イベントに幕を下ろした。
この日のライブの模様は6月30日(日)20:00よりフジテレビTWOで3時間にわたってオンエアされる。
忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー
2019年5月4日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト
オープニング映像:忌野清志郎が野音にやって来る!
01. ぼくの好きな先生 / 竹中直人、木暮晋也、高木完
02. 甲州街道はもう秋なのさ / 曽我部恵一
03. わかってもらえるさ / 浜崎貴司(FLYING KIDS)、高野寛
04. 帰れない二人 / 清水ミチコ
05. よごれた顔でこんにちは / 真心ブラザーズ
06. わたしはベイべー / 矢野顕子、のん
07. タイマーズのテーマ~偽善者 / 宮藤官九郎
08. 原発賛成音頭 / 増子直純(怒髪天)
09. デイ・ドリーム・ビリーバー / Leyona
10. あこがれの北朝鮮~ Long Time Ago / TOSHI-LOW(BRAHMAN、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)
11. タイマーズのテーマ / TOSHI-LOW、宮藤官九郎、増子直純、Leyona
12. よォーこそ~お墓 / 仲井戸麗市
13. ロックン・ロール・ショー / Char
14. 上を向いて歩こう / 夏木マリ
15. いい事ばかりはありゃしない / 村越弘明
16. 君が僕を知ってる / 宮本浩次
17. スローバラード / 佐藤タイジ(シアターブルック)
18. ドカドカうるさいR&Rバンド / 斉藤和義
19. ROCK ME BABY / 鮎川誠(SHEENA & THE ROKKETS)
20. 愛と平和 / 山崎まさよし
21. 恩赦 / 金子マリ
22. 雑踏 / BEGIN
23. ボスのSOUL / 三宅伸治
24. 毎日がブランニューデイ / 仲井戸麗市
25. JUMP / 金子マリ、斉藤和義、TOSHI-LOW、BEGIN、山崎まさよし、三宅伸治、仲井戸麗市、木村拓哉
<アンコール>
26. 雨あがりの夜空に / 全員
27. 多摩蘭坂 / 梅津和時、仲井戸麗市、三宅伸治
<Dinamic Live>
28. ヒッピーに捧ぐ / 忌野清志郎
29. 毎日がブランニューデイ / 忌野清志郎
フジテレビTWO「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日比谷野外大音楽堂 Love&Peace 2019年5月4日~FINAL~」
2019年6月30日(日)20:00~23:00