映画「僕に、会いたかった」の公開記念舞台挨拶が本日5月11日に東京・TOHOシネマズ 日比谷にて開催され、キャストのTAKAHIRO(EXILE)、松坂慶子、山口まゆ、柴田杏花、秋山真太郎(劇団EXILE)、監督の錦織良成が登壇した。
「僕に、会いたかった」は、事故をきっかけに記憶を失った漁師・池田徹が、島の人々の優しさに触れるうちに新しい自分を見出していくヒューマンドラマ。徹役のTAKAHIROは、母・信子役の松坂をエスコートしながら登場し、さっそく会場を沸かせた。
TAKAHIROは共演した松坂の印象について「大女優さんなので、最初にお会いしたときは後光が差しているような神秘的な印象でした。でも役に入ると、お母さんとしてスッと佇んでいらっしゃるのがさすがでした」とコメント。また島留学にやって来る学生・めぐみ役の山口が、司会に「本作をどなたとご覧になりたいですか?」と聞かれると、TAKAHIROは「彼氏? お父さん許さないぞ!」と親のように詰め寄る。「一度紹介するので、みんなで観に来るのは……?」と恐る恐る聞き返す山口に対し、TAKAHIROは「じゃあ(座り順は)彼氏、俺、まゆちゃん。隣は絶対ダメ」と譲らず、会場の笑いを誘った。
また同じく島留学の学生・愛美を演じた柴田のドレス姿を見て、TAKAHIROは「島にはここまで背中が開いてる子、いないです。風邪ひかないようにね」と、ここでも“親心”を覗かせる。過去の舞台挨拶でも常に山口と柴田の衣装の“布の分量”を気にしていたというTAKAHIROは「できるだけ布は使ってほしいな。前回の舞台挨拶では背中に思いっきり穴が空いていたので、洋服買ってあげないと、と思って……」と冗談めかした。
そんなTAKAHIROについて錦織監督は「よくふざけた感じのコメントをしますけど、実はすごく真面目な人で……」と話し出したが、TAKAHIRO本人が神妙に「そうなんですよね」とうなずいたことから「自分で言うと信憑性がなくなるでしょ」とツッコミを入れるひと幕も。また松坂との共演シーンで、カメラテストの段階から号泣してしまったというTAKAHIROは「目ん玉取れるかと思うくらい泣きました」としみじみ振り返った。舞台挨拶の最後には、5月12日の母の日にちなんだサプライズで、TAKAHIROから松坂へカーネーションの花束が贈られた。「これからもお母さんと呼ばせてください」と言うTAKAHIROに松坂は「喜んで!」と笑顔で答えた。