緑黄色社会が9月20日公開の映画「初恋ロスタイム」の主題歌を担当する。
「初恋ロスタイム」は、2016年に刊行された仁科裕貴による同名小説を実写映画化した作品。ある日、世界のあらゆるものが突然静止するという不思議な現象に遭遇した浪人生・相葉孝司と、同じくその“ロスタイム”中に動くことのできる少女・篠宮時音による青春ドラマが描かれる。主人公の相葉を板垣瑞生(M!LK)、ヒロインの篠宮を吉柳咲良が演じる。
緑黄色社会は映画の主題歌として書き下ろし曲「想い人」を提供。長屋晴子(Vo, G)は主題歌について「原作を読ませて頂いて、自分ではない誰かを愛しく、守りたいと思う気持ちというのは、こんなにも優しくて強いものだと感じ、誰かを想うという簡単なようで思うようにいかない気持ちをテーマに、歌詞を書き進めました。Gt.小林の作った優しく力強いメロディと合わさって、多くの人の心に届く曲が出来たと感じています」とコメントしている。YouTubeでは主題歌の一部を聴くことができる映画の本予告を公開中。
長屋晴子(緑黄色社会)コメント
この度、映画「初恋ロスタイム」の主題歌を担当させて頂くことになりました。映画の主題歌のお話を頂いたのは初めてだったので、大変嬉しく、そして光栄に思います。原作を読ませて頂いて、自分ではない誰かを愛しく、守りたいと思う気持ちというのは、こんなにも優しくて強いものだと感じ、誰かを想うという簡単なようで思うようにいかない気持ちをテーマに、歌詞を書き進めました。Gt.小林の作った優しく力強いメロディと合わさって、多くの人の心に届く曲が出来たと感じています。この曲を聴いて、それぞれにとっての「想い人」を浮かべたときに、優しい気持ちになってもらえたら、私はとても幸せです。
板垣瑞生 コメント
とても素敵な歌を作っていただきました。孝司の時音を思う気持ちとこの歌が、本当にマッチしていて驚きました。今、好きな人を想って仕事をしている人や毎日日本中で頑張っている方がいると思います。そんな全ての方々の支えになってくれる曲だと感じました。緑黄色社会さんの歌声と映画の世界観がマッチしているので、色んな方に体感していただきたいです!
吉柳咲良 コメント
「想い人」は聴いた人の心があったかくなる曲だと思いました。特にサビの“貰った愛の分だけ返していこう”という歌詞がとても好きです……。“愛されながら愛してゆく”ってとても素敵な事だと思ったからです。同時に、「初恋ロスタイム」で私が演じた時音の気持ちとリンクしている部分が多い曲のように思いました。映画を観に来て下さった全ての方に優しい気持ち、愛する気持ちの大切さをこの曲からも感じて貰えれば嬉しいです。
KADOKAWA・高木智香プロデューサー コメント
以前より「すごいインディーズバンドがいる」「絶対にブレイクするから今のうちからチェックした方がいい!」と様々な場所でよくお名前を耳にし、ずっと気になる存在だったのが「緑黄色社会」さんでした。初めて楽曲を聴いた時の衝撃は忘れられません。限りない透明感と、お腹の底にどっしりとくる力強さを持ち合わせた稀有なボーカル、そして、若いインディーズバンドの楽曲と言われても俄には信じられないような「王道」をいくポップなサウンド。この度そんな緑黄色社会さんの、メジャーデビューを経ての初めての映画主題歌をご一緒させていただけることになり、大変光栄に思っています。本楽曲「想い人」はリョクシャカさんならではの爽やかさ・透明感をもちつつ、暖かで、切なさもあり……「リョクシャカ至上最もエモい」楽曲と言って差し支えないのではないでしょうか。登場人物達をやさしさで包み込むような素晴らしい楽曲をいただけて、映画としても大きな力をいただいたと思っています。本作は板垣瑞生さんの映画初主演作であり、吉柳咲良さんの映像デビュー作であり、緑黄色社会さんの初主題歌映画です。たくさんの「初めて」が詰まったフレッシュな魅力にご期待下さい!