5月21日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて桜エビ~ずといぎなり東北産によるツーマンライブ「いぎなり東北産(様)×桜エビ~ず~仲良くなんてできないよ!~」が開催された。
スターダストプロモーションの同期であり、2017年3月に東京・下北沢GARDENで「当日までに仲良くなんかなれるかい!」、同年5月に宮城・太白区文化センター 楽楽楽ホールで「仕事だから仲良くするよ!」と題したツーマンライブを行った2組。宮城公演では桜エビ~ずが対決企画で敗れ、罰ゲームとして“様”を付けていぎなり東北産を呼ぶことを義務付けられた。2年越しの再戦となった今回の公演でも両グループによる渾身のステージが展開され、Zepp DiverCity TOKYOに熱い空気が立ち込めた。
桜エビ~ずの村星りじゅと、いぎなり東北産の橘花怜によるジャンケンの結果、先攻はいぎなり東北産が務めることに。桜エビ~ずサイドの「堂々と戦ってやろうじゃないの! もう“様”で呼びたくないんですよ!」という煽りに、藤谷美海が“桜エビ”というお題に沿った一発ギャグで対抗したのち、いぎなり東北産は「リライトガール」でライブをスタートさせる。ファンのコールが響きわたる中、勢いよくタオルを振り回した彼女たちは、続けてファンクナンバー「TOHOKU FUNKY RAIL」や演歌をテーマにした「百花繚乱物語」でフロアの熱気を上昇させた。一方、後攻の桜エビ~ずはアカシック提供の「おねがいよ」、夏のシティポップナンバー「灼熱とアイスクリーム」などを披露。両グループのファンを楽曲の世界観に引き込んだ。
次のブロックでは、いぎなり東北産が序盤の勢いのまま「Burnin'Heart」「おのぼりガール」などのアッパーチューンで攻めたかと思えば、桜エビ~ずも「桜エビ~ず、しっとりしてるだけじゃないから!」という言葉からライブの人気ナンバー「タリルリラ」や、SFストーリー仕立ての楽曲「まわるまわるまわる」をパフォーマンスする。互いに会場を大いに盛り上げた2組は、改めて勝負に決着を付けるため今度は玉入れで対決。人数合わせのためステージに上げた観客数人と共に、激しいデッドヒートを繰り広げた。
対決の結果発表を前に、いぎなり東北産は前向きな歌詞が印象的な「feeling」、父親への思いを歌う「Papa」といった王道の楽曲を歌唱。桜エビ~ずはフジテレビ系の月9ドラマへのオマージュを込めたONIGAWARA提供の「それは月曜日の9時のように」、飛行士のチャールズ・リンドバーグをモチーフにした浅見北斗(Have a Nice Day!)提供の「リンドバーグ」で会場に一体感を生み出した。そしてメンバーとファンが見守る中、両組の玉入れの成績が発表され、勝負の行方は桜エビ~ずの圧勝という結果に。騎馬戦のように玉を投げるメンバーを担ぐ作戦が仇となり、対決に敗れたいぎなり東北産は、今後“様”を付けて桜エビ~ずを呼ぶことになった。
ラストはコラボユニット・えびとう産として発表された楽曲「夢幻歌劇」が披露され、仲良く歌うパートとお互いに煽り合うパートが入り乱れる展開にファンは熱狂。桜エビ~ずといぎなり東北産は次回のツーマンライブを沖縄で開催することを誓い合い、笑顔で「いぎなり東北産(様)×桜エビ~ず~仲良くなんてできないよ!~」を締めくくった。
「いぎなり東北産(様)×桜エビ~ず~仲良くなんてできないよ!~」
2019年5月21日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. リライトガール / いぎなり東北産
02. TOHOKU FUNKY RAIL / いぎなり東北産
03. 百花繚乱物語 / いぎなり東北産
04. おねがいよ / 桜エビ~ず
05. 灼熱とアイスクリーム / 桜エビ~ず
06. キラキラ / 桜エビ~ず
07. Burnin'Heart / いぎなり東北産
08. いただきランチャー / いぎなり東北産
09. おのぼりガール / いぎなり東北産
10. ねぇ、ローファー。 / 桜エビ~ず
11. タリルリラ / 桜エビ~ず
12. まわるまわるまわる / 桜エビ~ず
13. feeling / いぎなり東北産
14. Papa / いぎなり東北産
15. それは月曜日の9時のように / 桜エビ~ず
16. リンドバーグ / 桜エビ~ず
17. 夢幻歌劇 / 桜エビ~ず×いぎなり東北産