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内田勘太郎×甲本ヒロトのブギ連、その場限りの音を紡いだ迫力のお披露目ライブ

5年近く前2019年07月05日 2:05

内田勘太郎(G / 憂歌団)と甲本ヒロト(Vo, Harmonica / ザ・クロマニヨンズ)によるユニット・ブギ連が昨日7月4日に東京・渋谷CLUB QUATTROでお披露目ライブ「ブギる心」を開催した。

2013年11月に神奈川・THUMBS UPで行われた内田の主催ライブに甲本がゲスト出演したことが起点となり、今年4月に結成されたブギ連。そのとき以来の2人によるステージとなった「ブギる心」のチケットは発売後すぐにソールドアウトし、渋谷CLUB QUATTROは大勢のファンで満員になった。

オーディエンスの期待が高まる中、内田と甲本がステージに姿を現すとフロアからは大歓声が。2人は歌とハーモニカ、ギターのみのシンプルな編成で6月26日にリリースした1stアルバム「ブギ連」の楽曲を中心に演奏し、ときに軽快に、ときに激しいサウンドを鳴らしていく。「あさってベイビイ」の曲中には甲本が内田の強烈なスライドギターに高揚を抑えきれず、体を揺らしながら笑顔に。ステージ上のモニタースピーカーを指差して「今日はお客さんがすごい元気なので、ここからもっと勘太郎さんのギターの音をください! 最高です」と声を弾ませた。また内田はTHUMBS UP公演のことを振り返りつつ「僕は今日がうれしいな」と喜びを語り、2人の仲のよさをうかがわせた。

甲本の「普段はレコーディングをしますとだいたい曲は定着し、毎回同じように演奏できるはずなんですが、このブギ連に至りましては毎回違うので、このあともどうなることやら」という言葉の通り、その後もブギ連は瞬間瞬間に紡ぎ出す音色でオーディエンスを魅了する。「闇に無」では内田が繰り出す迫力のギターソロに呼応するように、甲本が力強いシャウトを響かせた。さらにマディ・ウォーターズ「I Can't Be Satisfied」を連想させる「腹のほう」や、ジョン・リー・フッカー流のブギを下敷きにしたセルフタイトル曲「ブギ連」でフロアを沸かせた2人は、アンコールでも「道がぢるいけえ気ィつけて行かれえ」など3曲をプレイ。会場に熱い余韻を残したままステージをあとにした。

なお9月には東名阪で「ブギる心」の追加公演が開催されることが決定している。

ブギ連「ブギる心」追加公演

2019年9月24日(火)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2019年9月25日(水)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2019年9月27日(金)東京都 東京キネマ倶楽部
2019年9月28日(土)東京都 東京キネマ倶楽部

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