映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の完成披露舞台挨拶が本日1月29日に東京・イイノホールで行われ、キャストの白石麻衣(乃木坂46)、千葉雄大、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、監督の中田秀夫が登壇した。
2018年11月に公開された「スマホを落としただけなのに」の続編にあたる今回は、前作で事件を解決に導きながらも新たな殺人事件の真相を探る刑事の加賀谷を千葉、加賀谷の恋人でサイバー犯罪に巻き込まれる美乃里を白石、加賀谷が捜査協力を依頼する獄中の連続殺人鬼・浦野を成田凌が演じる。
キャスト5人はスマホを模した巨大セットから登場。白石は「やっと観ていただけるんだなと思うとドキドキワクワクします」と緊張の面持ちで語り、千葉は「白石さん、鈴木さん、井浦さんという新しいキャストの皆さんともお芝居ができることをうれしく思います」と顔をほころばせた。中田監督が続編の注目ポイントについて「善と悪の両極端にいる加賀谷と浦野が奇妙なタッグを組んで凶悪な犯人“M”を追うところです。2人の関係性に注目していただければ」と語ったあと、白石が撮影期間を回想。「撮影していた去年の夏頃はちょうど乃木坂46からの卒業について悩んでいた時期なんですけど、この作品で持っている力を出しきれたことがグループを卒業するという決断につながったと思います」と当時を振り返り、「この作品を通して成長することができました」と胸を張った。白石の演技について問われた千葉は「大変なシーンもあったと思うけど、監督の指示に2つ返事で『はい』と応えるまっすぐな姿勢が同じ役者としてホントにカッコいいなと思いました」と彼女のがんばりを称え、白石との共演シーンはなかったものの芝居を間近で見ていた成田も「白石麻衣という女優の強さを感じました」と絶賛した。2人のコメントを受けて照れくさそうな白石は「お芝居の仕事がすごく好きですし、これからも演技に挑戦し続けたいです。この作品でひと皮むけてたらいいなと思います」と意欲を見せた。
続いて男性キャスト4人が劇中に登場する犯人“M”になりきるプレゼン対決に臨む。成田がステージを自由に移動しつつ「前作はご覧になりましたか? 囚われの殺人鬼は僕です!」とハイテンションにコメントすると、白石は「勢いがあってよかったです」とひと言。井浦はポスタービジュアルでの怪しい姿を、鈴木は白石と同じ会社に勤務する自身の役柄について紹介し、“M”であることをそれぞれアピールした。千葉は「僕の役名、加賀谷学なんですけど、イニシャルMじゃない? プライベートでも誰よりも二面性があるのは僕です!」と宣言。結果、白石が勝者に選んだのは千葉で、その理由について「ひと言目の発声がよかったです」と説明した。そしてプレゼンバトルを終えたキャスト陣を代表して千葉が「ミステリーとしても人間ドラマとしても見どころのある作品になっていると思います」と本作の魅力を語り、舞台挨拶を締めくくった。
「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」は2月21日に公開される。
(c)2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会