2月3日に東京・TSUTAYA O-WESTでライブイベント「特区2020 vol.1」が開催された。
「特区2020」はDevil ANTHEM.、NEO JAPONISM、raymayの3組による“規制解除イベント”。昨年12月に「規制を厳しくしなくても良いイベントは作れる、思いやりがあれば素敵なフロアは作れるという信念のもと、僕らは僕らの居場所を作ることにしました」という共同声明文が発表され、リフト、サーフ、モッシュ、ジャンプ、サークル、キャッチする側がいる場合のダイブを認める新イベントの開催が告知された。その第1弾となるTSUTAYA O-WEST公演ではまずデビアンの竹越くるみ、ネオジャポの滝沢ひなの、raymayのしょこが代表メンバーとして登場し、くじ引きで出演順を決めることに。その結果、ネオジャポ、raymay、デビアンの順にライブを披露することになった。
昨年12月に新たなメンバーで再始動したネオジャポは、現体制になってから発表した楽曲「rewind the story」を1曲目に投下。ライブがスタートするやいなや、オーディエンスはハードなサウンドの楽曲に合わせてジャンプやリフト、クラウドサーフを繰り広げ、思い切りライブを楽しみ始める。Cazquiがギタリストとして制作に参加した新曲「the force」ではモッシュが発生し、「Carry ON」ではメンバーがファンと共に勢いよくジャンプ。ラストの「sky」の曲中にはシンガロングが繰り広げられ、フロアが一体感で包まれた。
2番手のraymayは「今からraymayのライブが一番楽しいってこと証明しちゃうよ!」という宣言から「reset summer」を最初にパフォーマンス。フロアでは再びリフトやクラウドサーフが巻き起こり、場内のボルテージがぐんぐんと上昇する。さらにファンクチューン「ファンキィパーティ」や激しいロックナンバー「fire」を歌った4人は、「楽しいことするのに決まりごとなんていらないと思うんですよ!」という言葉を合図に「pulser」を披露。間髪入れずに「悟道」「anyone」を畳みかけ、会場に熱狂の渦を生み出した。
「覚醒WOW WOW」でライブをスタートさせたデビアンは、KURUMIによる「『特区2020』、まだまだ盛り上がっていくぞ!」という煽りを交えながら「あなたにANTHEM」「Fever」といった人気ナンバーを惜しみなく連発していく。ファンはコールやMIXを叫びつつ、5人の歌声と爆音に思い思いに身を任せ、「Fake Factor」では腕を突き上げながらモッシュを展開。そして5人は昨年11月の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演で初披露した楽曲より、前向きな歌詞が印象的なアッパーチューン「minnadeiko」、すでにライブの定番曲として定着しつつある「(1)(2)(3)(4)(5)」を連続でパフォーマンスし、大盛り上がりの中で「特区2020」の第1回を締めくくった。
なお「特区2020」は3月21日に東京・下北沢GARDENで第2回、4月11日に大阪・ユニバースで第3回が開催される。両公演には第1回に出演した3組のほか、我儘ラキアがゲスト出演する。
「特区2020 vol.1」2020年2月3日 TSUTAYA O-WEST セットリスト
NEO JAPONISM
01. rewind the story
02. brave your heart
03. ジャンピンポ!!!!!
04. the force
05. Carry ON
06. Fight For The Right
07. sky
raymay
01. reset summer
02. ファンキィパーティ
03. danzer zone
04. fire
05. feet
06. pulser
07. 悟道
08. anyone
Devil ANTHEM.
01. 覚醒WOW WOW
02. あなたにANTHEM
03. Fever
04. Fake Factor
05. minnadeiko
06. (1)(2)(3)(4)(5)
特区2020 vol.2
2020年3月21日(土)東京都 下北沢GARDEN
<出演者>
Devil ANTHEM. / NEO JAPONISM / raymay / 我儘ラキア(ゲスト)
特区2020 vol.3
2020年4月11日(土)大阪府 ユニバース
<出演者>
Devil ANTHEM. / NEO JAPONISM / raymay / 我儘ラキア(ゲスト)
※「(1)(2)(3)(4)(5)」は丸数字が正式表記。