ヨルシカが6月5日公開のアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」の主題歌を担当することが発表された。
この映画は「ペンギン・ハイウェイ」で知られるスタジオコロリドによる長編アニメ第2弾。ある秘密を抱える中学2年生の笹木美代と、笹木が思いを寄せるクラスメイトの日之出賢人を巡る物語が描かれる。志田未来と花江夏樹がダブル主演を務め、佐藤順一と柴山智隆がメガホンを取る。
ヨルシカはこの作品に主題歌「花に亡霊」を書き下ろし提供。この曲について「ヨルシカとしての作品性をそのままアウトプットしたものでもあり、この映画の創造力とぶつかり合って輝くような、独立した二作品が綺麗に調和を保っているような、そんな景色を作る音楽になっていればと、そう願っています」とコメントしている。YouTubeでは「花に亡霊」を使用した映画の予告映像が公開されている。
ヨルシカ コメント
昔から映画をよく見ます。暇になる度に邦洋問わず鑑賞するのですが、音楽と調和した一本を見た時の感動は他には代え難いものがあります。特に物語の個性と、音楽の個性がぶつかり合った作品に心惹かれます。
初めての打ち合わせで監督の方に言われた言葉は「自由に作ってみてほしい」でした。ヨルシカは基本的にコンセプトが軸にある音楽を出しているバンドで、話を頂いた時は新たなコンセプトアルバムを作っている最中でもありました。
僕はその言葉が嬉しくもありつつ、つまりは、作品という枠組みの中で支える音楽ではなく、枠組みの外で泳ぐ自由さを求められているのだと捉えました。
今回使っていただいた主題歌はヨルシカとしての作品性をそのままアウトプットしたものでもあり、この映画の創造力とぶつかり合って輝くような、独立した二作品が綺麗に調和を保っているような、そんな景色を作る音楽になっていればと、そう願っています。映画館で鑑賞出来ることを一つの楽しみにしています。