宇多田ヒカルが、4月12日(日)より放送される日本テレビ系ドラマ「美食探偵 明智五郎」の主題歌を担当する。
ドラマ「美食探偵 明智五郎」は東村アキコによる同名のサスペンスマンガを実写化した作品。類まれなグルメの知識を使って殺人事件を解決していく美食家の探偵・明智五郎を中村倫也が演じる。宇多田は東村の原作マンガを読んだうえで主題歌「Time」を書き下ろした。この曲は5月8日に配信リリースされる。
中村倫也 コメント
宇多田さんに主題歌を歌っていただけると聞いて、すごく嬉しくテンションが上がりました(笑)
曲は、ドラマ第1話の完成版とともに聴かせて頂きました。ドラマのエンディングで、主題歌の最初のイントロの音が鳴った瞬間、そこはかとない切なさを感じて、「あれ?今、泣きそう……俺」と。なぜだろうと思ったら「優しいんだな、この歌」と気づきました。
今回のドラマは、特別な人たちではなく、他人事には感じられないような、生活感のある人たちが事件を起こす話。曲を聴いて、そういうところに優しいしずくが“ぽちゃん”と垂れたように感じました。“寄り添ってもらいたいもの”や“甘えたい事”など、大人の色々な苦労を分かち合える優しさのようなものが感じられて、引き込まれるなと……。
このドラマがどういう風にラストを迎えて、最終話のエンディングで流れるこの曲がどういう意味合いを持って聴こえてくるのか……。僕自身すごく楽しみです。
荻野哲弘プロデューサー コメント
この度、あの宇多田ヒカルさんに、このドラマの主題歌を書き下ろしていただけたことは、この上なく光栄に思っています。
実は、宇多田さんに主題歌をオファーして以来、新しい脚本が上がって来るといつも、宇多田さんの過去の楽曲を聴きながら読み込んで参りました。
なので、初めて楽曲のデモを拝聴した時は、神秘的なイントロからぐんぐん広がっていく新しい宇多田さんの世界に完全に飲み込まれてしまいました。
聴けば聴くほど、ドラマ「美食探偵 明智五郎」の登場人物たち、明智しかりマリアしかり殺人者たちしかりの傷ついた“心の内”に寄り添うと共に、前を向き続けることに疲れた現実を生きる私達の背中を優しく押して下さる楽曲であるという思いを強くしております。