小林武史が代表理事を務める一般社団法人APバンク(ap bank)が新型コロナウイルス感染拡大防止の支援施策として新プロジェクト「PROTECT "to U"」を立ち上げ、保健、福祉、行政、医療周辺、教育系施設向けにマスクを寄付することを発表した。
寄付されるマスクには、2011年の東日本大震災以降にap bankが支援を続けてきた「東北コットンプロジェクト」の綿を使用。マスクに装着できる高機能のフィルターも付属する。約2万枚の生産目処が立っており、今月下旬から各団体に寄付されるほか、「PROTECT "to U"」のサイトでは明日5月9日からマスクの寄付先も募集する。詳細はサイトで確認しよう。
またap bankのYouTube公式チャンネルにて、Bank Band with Salyuによる「to U -PROTECT "to U" version-」の映像が公開された。この映像は新型コロナウイルスと向き合う医療従事者や、今の状況に不安な思いを抱えているすべての人たちに向けて制作されたもので、リモートセッションによって撮影が行われた。
小林武史 コメント
東北の震災の時に田んぼなどに塩害があって、
そこからなんとか立ち上がろうと生まれたのが東北コットン。
そこで生まれた綿が、今戦っている人たちを
いくらかでもサポートすることができることになって、
<ネガとポジが繋がっている>ことを実感しています。
改めて「to U」の“U”の字を見ると、
何かと繋がってたり何かを下支えしたりしてるような文字に見えたりもします。
また“U”の字から連想する“Universe”や“Unite”の言葉の意味からも
孤立したりバラバラになってるようにみえる現在でも
<利他を思う気持ちと利己は繋がっている>というようにも思えます。
Bank Bandのみんなも町内会の有志みたいに集まってくれた。
こんな時期に協力してくれたスタッフや、
人との接触が避けられない仕事に従事されている方々、
そしてなにより医療の現場でがんばってくれている人たちに感謝します。
また、聴いていただいた
みなさんにとってこれが何らかの力になることを願ってます。
櫻井和寿 コメント
不安と無力感に飲み込まれそうになる中で、何度もこの歌を歌ってきた気がします。
やはりまた、祈るように
そしてまた、「今が好き」だと言える未来にするのだと、誓う気持ちで
to U
「to U -PROTECT "to U" version-」参加ミュージシャン
小林武史(Key) / 櫻井和寿(Vo, Cho)/ 小倉博和(G) / 亀田誠治(B)/ 河村“カースケ”智康(Dr) / 山本拓夫(Sax) / 四家卯大(Cello)/ 沖祥子(Violin) / Salyu(Vo, Cho)