あゆみくりかまきが昨日7月12日に初の有料配信ライブ「みんなと作るHAPPY ROCK LIVE」を開催した。
3月より開催予定だった全国ツアー「ボクらの熊魂2020~うららかな春のHAPPY ROCK TOUR~」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となってしまったあゆみくりかまき。約5カ月ぶりのライブとなった本公演は“視聴者と作り上げるライブ”をテーマに掲げ、一部のセットリストを配信中のリアルタイム投票によって決定するなど、またぎ(あゆみくりかまきファンの呼称)との交流を深めながら行われた。
あゆみ、くりか、まきは配信開始と同時にタオルを回しながら「Grateful」をパフォーマンス。さっそくまきが「7年目にしてイメージチェンジしました!」とロングヘアをばっさり切ってボブにしたことを報告し、くりかも髪色をオレンジに変えたと話すと、あゆみは「私はあまり変わってない……」と控え目につぶやいた。ここから3人は計6曲分のセットリストを決めるトークパートを展開。あゆくまの楽曲を“ファニー”“ゴリ”“エモ”の3ジャンルに分け、配信システム内の投票機能を使って各ジャンルの上位2曲を絞り込んだ。
セットリストが決定すると3人は仕切り直すために一旦ステージを降壇。ここでは事前に録音していた3人のコントのような影ナレが用意されており、一瞬の隙もなくまたぎを楽しませる。そしてスポーティな新衣装に身を包んだあゆくまが再登場。「HAPPY ROCK」と書かれた巨大な旗を持ったくりかを先頭に現れたメンバーは「あゆくま、やったんでー!」と叫び、「夢の続き」でライブをスタートさせる。人気曲「未来トレイル」ではカメラに向かってピースするまき、手を差し伸べるくりか、熱唱するあゆみなど、配信だからこそ観ることができるそれぞれの表情がアップで映し出されていた。
視聴者投票で楽曲を決定した“ファニー”パートでは、3人が「蜜蜜蜜」「Amagami Days」というキャッチーな振り付けが楽しめる2曲を披露。また“HAPPY ROCKメドレー”ではKuboty(ex. TOTALFAT)アレンジの「アイノウタ」「心友」「森森森」「鮭鮭鮭」をつなぐ合間の10秒に、あゆみがけん玉、まきが輪投げ、くりかが魚釣り、最後に全員でテーブルクロス引きを成功させるという盛りだくさんな企画に挑む。しかしまきの輪投げ以外すべて失敗してしまい、3人にはノックすると電流が流れる“ビリビリペン”の罰ゲームが与えられた。
2つ目に視聴者投票で楽曲を決定した“ゴリ”パートでは、あゆくまが髪を振り乱しながら「KILLLA TUNE」「WAR CRY」の2曲を真剣な表情で熱唱。続けてライブ初披露だという最新曲「ビリーでGO!」を巻き舌でポップに歌い上げた。クライマックスとなる“エモ”パートへと突入したあゆくまは、視聴者投票で選ばれた「旅立ちの唄」を噛み締めるように歌唱。さらに「絆ミックス」を畳みかけ、ラストに3人がカメラを連れてフロアに下りるとそこにはあゆくまが毛筆で“絆”と書いた巨大な半紙が飾られているというサプライズの演出もなされた。また無観客ライブで大合唱するため、事前にまたぎから歌声の音源を募った「ぼくらのうた」では3人が肩を組んでサビを歌い、あゆみが涙をこぼす場面も。コメント欄には「泣ける」「涙で画面が見えない」という書き込みが続出した。同じく目をうるませたまきが「また同じ場所でみんなと会えるように、あゆくまは歌い続けます」と宣言したのち、3人は最後の曲「ナキムシヒーロー」を涙ながらに届けた。
歌い終えたあゆみは「すごく生きた心地がしました。配信でのライブは楽しかったけど、やっぱりみんなと会いたいなと思いました」とコメント。くりかも「本当にまたぎにまた会いたい」と語り、まきが「どこかもどかしいのが本当の気持ちです。続きは必ずやりましょう。待っていてください」と締めくくる。終演後の配信画面にはエンドロールと共に、「夢の続き」に乗せて本公演のリハーサル風景やあゆくまが巨大な書道に臨む様子が流れた。なおこのライブのアーカイブ映像は明日7月14日12:00から15日11:59まで配信アプリ・FanStreamで視聴することができる。チケットは7月14日23:59まで販売中。
あゆみくりかまき「みんなと作るHAPPY ROCK LIVE」2020年7月12日 セットリスト
01. 夢の続き
02. 未来トレイル
03. ジェットクマスター
04. 蜜蜜蜜
05. Amagami Days
06. HAPPY ROCKメドレー(アイノウタ~心友~森森森~鮭鮭鮭)
07. KILLLA TUNE
08. WAR CRY
09. ビリーでGO!
10. 旅立ちの唄
11. 絆ミックス
12. ぼくらのうた
13. ナキムシヒーロー