たこやきレインボーが昨日7月12日にニコニコ生放送にて、生配信ライブ「CLUB RAINBOW'20」を行った。
たこ虹は6月27日に全国ツアー「TACONIJI HOUSE」をスタートさせる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大が予断を許さぬ状況の中、ツアーは8月までの前半10公演が中止に。本来、昨日はツアー4公演目として東京・渋谷CLUB QUATTROでのライブが行われるはずだった。急遽決定した「CLUB RAINBOW'20」は、たこ虹が2018年に開催したワンマンツアー「CLUB RAINBOW」のアップデート版で、ツアーと同様にCMJKがプレイするたこ虹楽曲のメガミックスに乗せてのパフォーマンスが約90分にわたって披露された。
配信がスタートすると、照明がぼんやり浮かぶ真っ暗な画面の中で、円陣を組むメンバー5人の掛け声が響く。続いてリズムマシンのビートが鳴り、画面はCMJKの立つDJブースに切り替わる。ステージに立ち並んだ清井咲希、堀くるみ、春名真依、彩木咲良、根岸可蓮の5人はミステリアスなダンスナンバー「虹色進化論」でライブをスタートさせた。CMJKによるミックスで曲間はなめらかにつなげられ、たこ虹は矢継ぎ早にパフォーマンスを展開。初期からのレパートリー「なにわのはにわ」、チープなテクノポップ「尼崎テクノ」、7月8日に発売された歌謡テイストの最新シングル「恋のダンジョンUME」など新旧の楽曲が次々と畳みかけられていく。ニコ生の画面は虹家族(たこやきレインボーファンの呼称)のハイテンションな“弾幕”で埋まり、たこ虹もステージ手前に設置されたモニタでニコ生の画面を確認しながら虹家族との一体感を楽しんだ。
キュートなラブソング「卒業ラブテイスティ」、さわやかなハウスチューン「もっともっともっと話そうよ -Digital Native Generation-」、ハードなロックサウンドで“おっさん”にエールを送る「輝け!おっサンシャイン!」といったバリエーション豊かなたこ虹楽曲をCMJKは巧みにつなぎ、視聴者を架空のクラブへと誘う。「ちゃんと走れ!!!!!!」ではメンバーが照らすペンライトの灯りに呼応するように、画面が虹の絵文字で埋め尽くされた。たこ虹にとって最初のオリジナル曲「オーバー・ザ・たこやきレインボー」で締めくくり、一度ステージをあとにした5人は、再び登場すると椅子に腰掛けてアンコールへ。
ステイホーム期間中、メンバー全員で共同生活を送る通称「TACONIJI HOUSE」からYouTubeで「たこ虹の家にいるTV」をおよそ2カ月にわたり連日生配信していた彼女たちは、この共同生活の中でオリジナル曲を作り上げていた。彩木が作詞作曲を手がけた「一緒に帰ろう」は、ステイホーム生活を通して生まれた感謝の思いを彩木が演奏するアコースティックギターの音色に乗せて歌うフォークソング。5人はこれをステージ上で披露し、手話を交えたダンスで視聴者に感謝の思いを届けた。
このライブの模様は7月20日23:59までアーカイブの視聴が可能。有料配信となっており、リアルタイムで観られなかった人も7月19日23:59まで視聴チケットを購入できる。
たこやきレインボー「CLUB RAINBOW'20」セットリスト
01. 虹色進化論
02. Rainbow Plane
03. なにわのはにわ
04. たこ虹物語~オーバー・ザ・関ヶ原~
05. にじースターダスト
06. どっとjpジャパーン!
07. 尼崎テクノ
08. 恋のダンジョンUME
09. 卒業ラブテイスティ
10. もっともっともっと話そうよ -Digital Native Generation-
11. 輝け!おっサンシャイン!
12. SuperSpark
13. ちゃんと走れ!!!!!!
14. オーバー・ザ・たこやきレインボー
15. 一緒に帰ろう