佐藤千亜妃の新曲「カタワレ」が、フジテレビ系の新ドラマ「レンアイ漫画家」の主題歌に決定した。
「レンアイ漫画家」は2010年から2012年まで週刊マンガ誌「モーニング」で連載されていた山崎紗也夏による同名マンガを原作とするドラマ。鈴木亮平が扮するマンガ一筋で恋愛が苦手な少女マンガ家である主人公・刈部清一郎と、吉岡里帆が演じる“ダメ男ホイホイ“と呼ばれる崖っぷち女子の久遠あいこという恋に不器用な2人のラブストーリーが描かれる。
「カタワレ」は、佐藤がドラマの登場人物の心情を想像しながら「かけがえのない誰かに出会う」「人生の伴侶を見つける」というテーマのもと書き下ろした楽曲で、彼女がドラマの主題歌を制作するのは今回が初めて。佐藤は「“かけがえのない誰かに出会って、世界の見え方が変わる”というテーマは、自分の音楽人生のなかで描き続けてきたことでもあったので、そこがリンクしたことが感慨深いです。人間臭いジレンマや誰かと生きる喜びが、ぎゅっと詰まった楽曲になったと思います」とコメントしている。
また鈴木は、「カタワレ」について「初めてデモを聞かせていただいた時から、この曲と恋に落ちました」、吉岡は「ドラマを通して伝えたい愛の形とリンクして作品をより温かく包み込んで下さっているように感じました」と述べている。
佐藤千亜妃 コメント
原作漫画を読んだことがあったので、オファーをいただいた際は、心からうれしいのと同時に、とても運命的なものを感じました。監督やプロデューサーの皆さんとディスカッションしていくなかで、“かけがえのない誰かに出会う”、“人生の伴侶をみつける”というようなことがテーマになっていると感じ、登場人物の心象風景も想像しながら楽曲制作に臨みました。“かけがえのない誰かに出会って、世界の見え方が変わる”というテーマは、自分の音楽人生のなかで描き続けてきたことでもあったので、そこがリンクしたことが感慨深いです。人間臭いジレンマや誰かと生きる喜びが、ぎゅっと詰まった楽曲になったと思います。そうして生まれた「カタワレ」が、ドラマを見た人がつい口ずさんでしまうような、少し前向きになれるような、そんな曲になっていってくれたらうれしいです。
鈴木亮平 コメント
初めてデモを聞かせていただいた時から、この曲と恋に落ちました。それから何度、この曲を聞きながらドラマの現場に向かったことでしょう。「カタワレ」を探すこの曲のまっすぐな歌詞と、劇中で“人生の相方”を探すあいこと清一郎の不器用な姿が、キュートに重なります。佐藤千亜妃さんの透き通るような歌声、つい口ずさんでしまうメロディー。私にとって、毎日抱き寄せたくなるような、お気に入りのクッションのような、そんな愛おしい曲になりました。皆さんにも、「カタワレ」を愛していただけたら幸いです。
吉岡里帆 コメント
初めてこの曲を聞かせていただいた時、メロディーと歌詞に胸がキュンとしました。この曲から感じる愛する人への唯一無二の感情が、ドラマを通して伝えたい愛の形とリンクして作品をより温かく包み込んで下さっているように感じました。ストーリーが進むにつれて、佐藤千亜妃さんの描く歌詞がより深く心に響いて「いつかこんな風に思える人と出会えたら良いな、恋って良いな」という気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。「カタワレ」と共に不器用な2人のラブストーリーを見守って頂けたらうれしいです。
佐藤未郷(編成企画) コメント
プラトニック・ラブの語源となった哲学者プラトンは、愛の起源として、「愛は一つになりたいという願いである」と伝えています。元来はひとつの球体だったものが、二つのカタワレに切り離されたものが人間であり、人はもう半分のカタワレを常に探し求めている、それが愛を求める理由である、と。この「カタワレ」という楽曲は、まさに様々な愛の形を描いた今作にぴったりの主題歌です。佐藤千亜妃さんの愛らしい歌声による素朴な問いの歌いだしから始まって、最後には果てない物語(の続き)を感じさせる広がりのある楽曲。キュートでポップでポジティブで大胆。直球なのに、男性・女性どちらとも取れる、ちょっとひねくれた構成の歌詞が非常にかわいらしくて、好きです。
フジテレビ系「レンアイ漫画家」
2021年4月8日(木)22:00~23:09
※初回のみ15分拡大。以降は毎週木橋22:00~22:54放送。