JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

「世界のいろんな景色を見てみたい」眉村ちあきが配信ライブでNY、パリ、ロンドンに飛び出す

眉村ちあき「飛び出せ!日本元気女歌手ツアー ~ニューヨーク・パリ・ロンドン編~」の様子。
約4年前2021年04月18日 3:07

眉村ちあきの配信ライブ「飛び出せ!日本元気女歌手ツアー ~ニューヨーク・パリ・ロンドン編~」が昨日4月17日に開催された。

この配信ライブは、最新鋭の技術が詰まったライブ劇場・harevutaiにて収録されたもの。世界進出を夢見る眉村が劇場の設備を駆使しつつ、アメリカ・ニューヨーク、フランス・パリ、イギリス・ロンドンを股にかけてパフォーマンスを繰り広げた。また公演名には彼女の最新アルバムのタイトル「日本元気女歌手」が冠されており、セットリストはこの作品の収録曲が中心となった。

地球が自転するオープニングムービーが終わると、ステージ映像に切り替わり、カメラが眉村の顔にズームアップ。「ピッコロ虫」の冒頭をアカペラで歌う姿が映し出される。曲が進むにつれてカメラが徐々に引いていくと、そこには自由の女神像風の衣装を着た眉村の姿が。「Hello New York! I'm Chiaki Mayumura. Nice to meet you」とハイテンションに挨拶し、ニューヨークのビル群をバックに高らかに歌った。続いて披露されたのは「冒険隊 ~森の勇者~」の英語バージョン「Explorers」。ハンドマイクを握った彼女は、コンテンポラリーダンスのような動きも盛り込みつつエネルギッシュなパフォーマンスを展開した。さらに「ナックルセンス」でも眉村は、ステージ上を動き回りながら歌唱。曲中には人差し指と中指をクロスさせるハンドサインと握りこぶしのポーズを見せ、「この絵文字を(コメント欄に)書いて!」と画面越しのマユムラー(眉村ファンの呼称)に語りかけた。

グローバルなライブを進めていく一方で、和の心も忘れない眉村。「時は令和になりんした」というアナウンスが始まると、腹筋の姿勢で和太鼓を叩いた。時折苦しそうな表情を見せながらも演奏を終えた眉村は、シックなワンピース姿で再び舞台に登場。「偏差値2ダンス」ではアメリカ在住の友人“力くん”の歌唱映像が流れ、海を越えての彼とのコラボレーションが実現した。

海外ドラマを彷彿とさせる寸劇を経て、ライブは中盤へ。シフォン素材のワンピースに着替えた眉村は、マユムラーに向かって画面越しにおしとやかに手を振る。そしてパリの街並みを背にしてハンドマイク1本で荒井由実「ルージュの伝言」のカバー、エレキギターとキーボードで「シュビデュバ・オブ・クラティー」をキュートに歌った。この曲が終わると眉村は「そろそろ仕事に行かなきゃ! ラジオなんだ!」とダッシュ。ラジオブース風のスタジオに入って着席し、「クリスマスソング」でエフェクトをかけたボーカルを聴かせた。歌い終えると彼女はすぐに架空のラジオ番組を進行していき、ボーカル学校での入学式の出来事を振り返る。当時「シンガーにならなくてはいけない」という重圧に押し潰されそうになった彼女は、嗚咽しながら大泣きしたエピソードを明るく語った。またマユムラーとやりたいことについて話題がおよぶと、「みんなでハンカチ落とししたい! スイカ割りしたい! お花見でスイカ割りしながら恵方巻食べよ!」と名案を思いついたかのように声を上げ、「素敵な春を思い描きながら過ごしていけることを祈っています」とトークを一旦締めくくった。ステージに戻った眉村は「ブラボー」「顔面ファラウェイ」でエレキギターをかき鳴らしながら力強くパフォーマンス。ここまでは海外のさまざまな風景を背に歌ってきた眉村だったが、本編最後の「私についてこいよ」では暗いステージでスポットライトを浴び、アコースティックギターの弾き語りをじっくりと聴かせた。

アンコールで眉村が“訪れた”のはロンドンの地。イギリスで誕生した「ハリー・ポッター」の魔法使い風のコスチュームに身を包んだ眉村が、アビイ・ロードをほうきで移動する姿がスクリーンに投影される。Creepy Nutsとの共作曲「ニーゼロニーゼロ」が始まり、R-指定のラップパートになると、ステージ上には付け髭を蓄え、黒いパーカーを着た眉村が登場。R-指定の声色に寄せ、軽快にラップを繰り出した。「ありがとう。眉村ちゃん」とステージを去るのと入れ替わるように、魔法使い姿の眉村が登場し、アコースティックギターで「やさいせいかつ」を歌唱。ラストの「手を取り合うからね」ではマユムラーの写真がスクリーンいっぱいに映し出され、彼女はその1枚1枚に視線を送りながら笑顔いっぱいにパフォーマンスした。曲の終盤にはファンに向け、「みんなと一緒に世界のいろんな景色を見てみたいぜ! 私はこれからも世界進出の道と音楽で何かを成し遂げる道を突き進む! 君も付いてきてくれるか?」と投げかけ、「じゃあ魔法をかけるからやられてね!」とマユムラーに魔法をかける。すべての曲目を終えた眉村は「バイバイ」とカメラに向かって投げキッスをした。

なお、このライブ映像はThumvaにて5月17日(月)20:00まで公開されている。

眉村ちあき「飛び出せ!日本元気女歌手ツアー ~ニューヨーク・パリ・ロンドン編~」2021年4月17日 harevutai セットリスト

01. ピッコロ虫
02. Explorers(「冒険隊 ~森の勇者~」English ver.)
03. ナックルセンス
04. 壁みてる
05. 偏差値2ダンス
06. 夏のラーメンワルツ
07. 昼なんです!~昼だがな! ~逆襲ver.~
08. ルージュの伝言
09. シュビデュバ・オブ・クラティー
10. クリスマスソング
11. フリフリスイスイニッコニコ
12. ブラボー
13. 顔ドン
14. 顔面ファラウェイ
15. 私についてこいよ
<アンコール>
16. ニーゼロニーゼロ
17. やさいせいかつ
18. 手を取り合うからね

関連記事

YOASOBIの「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」でのステージの様子。©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2025

藤井風、宇多田ヒカル、Creepy Nuts、YOASOBI、AI、Awichの「MAJ 2025」パフォーマンス動画をYouTubeで公開

2日
レッドカーペットに登場したCreepy Nuts。

【MUSIC AWARDS JAPAN】最優秀国内ヒップホップアーティスト賞はCreepy Nuts

3日
レッドカーペットに登場したCreepy Nuts。

【MUSIC AWARDS JAPAN】最優秀楽曲賞はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

3日
7つのTHE RUBYを抱えるCreepy Nuts。©CEIPA / MUSIC AWARDS JAPAN2025

「MUSIC AWARDS JAPAN」Creepy Nutsが驚異の7冠!ミセス、羊文学、リーダーズらも受賞

5日
「JASRAC賞 2025」ロゴ

YOASOBI「アイドル」2年連続でJASRAC賞金賞受賞!Creepy Nuts、Adoのあの曲も入賞

10日
「YouTube Music Weekend celebrating the MUSIC AWARDS JAPAN」告知画像

「MUSIC AWARDS JAPAN」ノミネートアーティストの映像をYouTubeで続々配信、タイムテーブル公開中

10日
松田聖子

松田聖子と松任谷由実が10年ぶりタッグ「大きな宝物をいただいた」「出会えて本当に良かった」

12日
「MUSIC AWARDS JAPAN」授賞式イメージ

「MUSIC AWARDS JAPAN」で宇多田ヒカル、藤井風、ミセス、YOASOBIら8組パフォーマンス

14日
「四星球企画 毛が生えた日FESTIVAL」告知ビジュアル

四星球主催サーキットイベントにG-FREAK、眉村ちあき、Hump Backら追加

17日
左から松任谷由実、ちゃんみな。

ちゃんみな「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」出演、ユーミンのオファーで実現

17日