柴田淳のデビュー20周年を記念したオールタイムベストアルバムのリリースが決定。このアルバムの収録曲リクエスト募集が特設サイトにてスタートした。
2001年10月にシングル「ぼくの味方」でメジャーデビューし、これまでに13枚のオリジナルアルバムを発表している柴田。今回発売が決定したベストアルバムにはメジャーデビュー当初から最新アルバム「蓮の花がひらく時」までの全楽曲からセレクトした曲が収録される。
特設サイトのリクエスト企画では、ファンがそれぞれ選んだ3曲の投票を募集中。得票数の多かった楽曲は実際にベストアルバムに収められる。投票受付期間は6月6日まで。
柴田淳 コメント
2001年にデビューして、20年経ちましたね。
こうしてコメントを求められたりして、この20年を振り返る機会が増えて来たのですが、まあ随分私の容姿含め時の経過を感じています。
デビュー当時は、来年こそ来年こそ!と言われ、でもそうならずに凹み、5年が経った頃から、誰にも何も言われなくなって凹み、10周年を迎えた頃には、こんなにやっているのに柴田淳って誰?と言われることに凹む、そんな感じで歩みを進めてきた気がします。
しかし、それでも柴田淳は終わらず、さらに世界は、柴田淳以前に気づいたら時代自体が変わっていました。
私にとって20年はあっという間で、何も変わっていないと思っているのが正直なところで、でも現実は、自分が思っている以上に歳を重ねていること、そして時代は我々世代が期待された日々は遠い昔になり、次の、いやその次の世代が中心となりはじめていること、そして自分が思い出す以上にオリジナル作品を生み出していたことなど、自分の意識以上に時は経過していることに心が追いつかず、戸惑っているというのが率直な感想です。
時代が根こそぎ入れ替わり始めているんですよね。20年とはそれほどの長さがあるんですね。ならば、またここから何か新しい柴田淳が始まらないものかな!と考えたりしています。
たくさんの苦労や苦悩の日々があっても、今もまだ歩み続けている柴田淳がここにいます。それは紛れもなく、その歩みを絶やさないように応援してくださったファンの皆様、スタッフの皆様がいたからです。どこまで行けるか、それを楽しみながらこれからの柴田淳を私も一緒に育てていけたらいいなって思っています。どこまでと決めず、行けるところまで…。生きていればそれでいい。
ここまで20年、ありがとうございました! そしてこれからもどうぞよろしくお願い致します。