マイカ・ルブテとライアン・ヘムズワースによるコラボシングル「System」が6月23日に配信リリースされる。
「System」は、マイカが今秋リリース予定のニューアルバム(タイトル未定)の収録曲。シリアスでどこか不穏な雰囲気を漂わせながらも、後半には開放感が増していく曲展開が印象的なミドルテンポのナンバーとなっている。ジャケットのアートワークは、5月配信の前作「Spider Dancing」に続きSaou Tanakaが手がけた。
マイカ・ルブテ コメント
私にとって2020年は、目に見えないウイルスと戦い始めた一方、自分と向き合う時間が増えて、見たいもの・見たくないもの、あらゆる物事がクリアに見えてきた一年でもありました。社会的に当たり前だと思われていた矛盾だらけのルールが浮き彫りになったり、Black Lives Matterでは、それまで根底にあった白人優位の根深いシステムが人命にまで暗い影を落としたり、目を背けてはいけない道徳的な問いがいくつも目の前に差し出されました。それは遠い世界の話ではなく、これまで自分の中に染み付いていた考え方の癖を再認識するような、身近な話にも繋がっていく出来事のようにも思えて、その頃の自分の体感を「System」と例えて歌にせずにはいられなくなったのでした。
私がRyanにデモ音源を送ると、彼は曲をとても気に入ってくれて、たった数日でその曲に必要だった音楽的な再解釈を施したデモを返送してくれました。それを聴いた瞬間はまさに私の中の「システム」が爽快に壊れた瞬間で、目の前に広がったまったく新しい景色に心底高揚しました。このような素晴らしい機会と、音楽を通じて生まれた彼との友情に心から感謝しています。
ライアン・ヘムズワース コメント
数年前からMaikaの音楽を聴いていたので、一緒に制作できてとても嬉しかったです! Maikaの音楽は、僕に鮮やかな色を想像させます。本当に、生きている音楽だと感じます。だから「System」では、彼女に触発されて、僕のいつものサッド / メローなサウンドの、向こう側にあるものを探してみました。