アイナ・ジ・エンド(BiSH)が8月20日公開の映画「孤狼の血 LEVEL2」のインスパイアードソング「ロマンスの血」を書き下ろした。
「孤狼の血 LEVEL2」は柚月裕子の同名小説をもとにした2018年公開の映画「孤狼の血」の続編。伝説の刑事・大上章吾の遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一は広島の暴力組織を取り仕切っていたが、“悪魔の男”と呼ばれるヤクザ・上林成浩が出所してきたことから物語が動き出す。本作にはキャストとして松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬らが出演する。
アイナは「孤狼の血 LEVEL2」と音楽、マンガ、ファッションなどがコラボレーションするプロジェクト「コロウノチVS(バーサス)」の第1弾として「ロマンスの血」を制作。映画を鑑賞した彼女が作詞作曲し、亀田誠治がサウンドプロデュースを手がけた。アイナはこの曲について「自分が今まで歌ったことないような曲調にも挑戦しています。めちゃめちゃ張り上げるわけでもないのに悲鳴っぽく聞こえるというか。上林のように暴れたくても暴れられない、自分の中での葛藤を悲鳴のような形で歌い上げました」とコメントしている。現在YouTubeでは劇中映像とともに「ロマンスの血」が流れるコラボ動画が公開中。
アイナ・ジ・エンド(BiSH) コメント
これまで映画を絡めての楽曲書下ろしというものがなかったので、インスパイアードソングのオファーをいただいてとてもびっくりしました。
前作「孤狼の血」も観ていて、役所広司さんをはじめ男の色気を感じるかっこいい映画だと思っていましたが、今回「孤狼の血 LEVEL2」を観て、「久々にとんでもないものを観た」というのが一番の感想でした。
スリル満点な場面の連続なのに、どこか人間の生々しさや暖かい部分が垣間見えて、目を離すことができませんでした。
映像の破壊力が凄かったので、音楽は映画に華を添えるような形でつくることを意識して、(鈴木亮平さん演じる)葛藤を抱える上林をはじめ色々なキャラクターにも共感することができて、スラスラと作詞作曲ができました。また編曲を担当された亀田誠治さんもこういったジャンルの映画が好きだとおっしゃっていて、レコーディングもノリノリで楽しかったです。
自分が今まで歌ったことないような曲調にも挑戦しています。めちゃめちゃ張り上げるわけでもないのに悲鳴っぽく聞こえるというか。
上林のように暴れたくても暴れられない、自分の中での葛藤を悲鳴のような形で歌い上げました。
人間としてこいつはどうしようもないなと、呆れてしまうシーンも多いですがなぜか憎めない。
女性は母性を感じてしまうようなところもあると思うので、そういう観点から映画を観ても楽しいと思います。
白石和彌 コメント
孤狼から超カッコいい曲が生まれた! 「ロマンスの血」を聞いたら、あのキャラクターやあの場面を膨らませて、スピンオフを作りたくなる!そう、なんもかんもぶっ飛ばして生きなきゃ損! アイナさんありがとうございます!
(c)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会