米津玄師の楽曲「死神」のミュージックビデオを監督した永戸鉄也からのコメントが到着した。
「死神」は米津の最新シングル「Pale Blue」の収録曲。MVを監督した永戸はRADWIMPS「アルトコロニーの定理」のジャケットやヒトリエ「HOWLS」のジャケットアートワークなどを手がけたアートディレクターで、今回のMVについて「初めて楽曲を聞いた夜、噺家たちの名演“死神”の動画を観て眠りについた。朝、目覚めた時にバラバラと映像の骨格が組み上がり、情景や衣装が見えて、演者の姿、その顔が見えてきた。物の数分で脳内に映像が出来上り、それがループ再生される不思議な感覚だった」と制作の背景を語っている。
またこのMVは昨日6月24日16:13に米津のYouTubeチャンネルにプレミア公開のページが登場し、同日22:13に公開されたが、これらの時間に込められたメッセージが明らかに。プレミア公開が始まった時刻は午後4時(=死)台で、13の数字はタロットカードの死神のカード番号13に由来する。公開された時刻の22:13には、タロットカードの寓意画が描かれたカード・大アルカナの枚数である22と、プレミア公開が始まった時刻と同じく死神のカード番号13の刻が選ばれた。
永戸鉄也 コメント
5年前、歌舞伎町の中華屋で呑んだ時に“いつか何か一緒にできたら”と話したことを覚えている。
落語は好きで聴いたり、たまに一人寄席に行ったりしていた。
初めて楽曲を聞いた夜、噺家たちの名演“死神”の動画を観て眠りについた。
朝、目覚めた時にバラバラと映像の骨格が組み上がり、情景や衣装が見えて、演者の姿、その顔が見えてきた。
物の数分で脳内に映像が出来上り、それがループ再生される不思議な感覚だった。
“MV死神”の依頼がきた時、それは当たり前のことなんだけど、色々な人の縁を伝って繋がり進んできたし、5年経ち本当にその時が来たんだと、そして改めて、その時々を振り返ってみた。
米津くん またいつかやろうね