東京シティ競馬「トゥインクルレース」の35周年を記念したショートムービー「トゥインクルレースっていいなって思った。」のテーマソングとして、all at onceが新曲「年をかさねて」を提供した。
「トゥインクルレース」は東京・大井競馬場で行われているナイター競馬。今回のショートムービーでは田中哲司演じる父親と大友花恋演じる娘が、競馬場やトゥインクルレースにまつわる思い出を振り返ることで親子の絆を深めていくストーリーが描かれる。
all at onceが歌うテーマソング「年をかさねて」は仲宗根泉(HY)が作詞と作曲を、亀田誠治が編曲を手がけた楽曲。大切な人への思いが心温まるサウンドに乗せて歌われている。「トゥインクルレースっていいなって思った。」はトゥインクルレース35周年特設サイトで公開中。なお「年をかさねて」は8月11日に配信リリースされる。
仲宗根泉(HY)コメント
「年をかさねて」の作詞作曲をさせていただきました。
我が家は、家族仲が良い方ではあったのですが、友人達の話しをきいていると子供の頃、思春期や、反抗期などが訪れてそのまま距離をとったまま大人になってしまった家庭の方が多かったんですよね。特に、父と娘はそういう関係性の場合がむしろ多いと思ったので、家族の中の父と娘の距離感みたいなもの、心の中にある互いの感情などを描いていきたいと思いました。
そして私と父は、仲が良かったけれど、似たもの同士だからこそよく、ケンカもしていて、でも心の中にはいつも父がいて、どんな時も父を想う気持ちがありました。けれど、父が急に他界してしまい、その時に、初めて自分が思っていた何百倍も愛していたんだと気付いたんです。
子供の頃は、父を、疎ましく思ったり、「何で一緒にご飯を食べなきゃいけないんだ」とか些細な事でも嫌だったけど、私に音楽を教えてくれたのも父だったので、亡くなった後でも私の中に父が生きている証をたくさん音楽で表現したく、父との昔を思い出しながら、今の私の思いも重ねて作らせて頂きました。
この楽曲を作った時に、男性だとキーが高くて伝えたい思いを乗せて歌うにはなかなか難しいかもと思っていましたが、デモ音源を聴いた時に
そんな心配はいらなかったなとすぐにわかりました。透き通るような声と2人のハーモニーのよさに感動し、私の伝えたかった思いを声で、うまく表現してくれて、歌の中に2人の優しさがいっぱい表れていますよね。
恥ずかしくて日頃の気持ちをなかなか言えないって方がいましたら、歌を届けてあげたり、歌ってあげるなりして大切な存在が目の前にいるうちに思いを伝えて欲しいです。
亀田誠治 コメント
「ただいま、おかえり」という歌詞ではじまる優しい歌を、HYの仲宗根泉さんがall at onceのために書き下ろしてくれました。
泉さん素敵な歌をありがとう。きっとall at onceにとって大切な歌になるよ。
僕がデビューから関わっているall at onceの若い二人の歌声は、どこか懐かしく、どこか新しく、しなやかで、力強くて、今の音楽シーンの中で尊い原石だと感じます。今回の泉さんとのコラボレーションは「やさしさ×やさしさ」というグッドマリアージュになりました。
この「年をかさねて」が今こそたくさんの人に届いて、みんなの日常をささやかにやさしさで包み込んでいきますように。