HONZIのソロアルバム「one」「Two」が7月9日から各サブスプリクションサービスにて配信される。
フィッシュマンズをはじめ多数アーティストのレコーディングやライブセッションに参加し、2007年9月に病気のため亡くなったHONZI。彼女のアルバム配信は、7月9日のフィッシュマンズのドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」公開に合わせて決定した。
「one」は1996年にポリスターから発表された1stソロアルバムで、ЯECK(FRICTION)、内橋和久(渋さ知らズオーケストラ)、恩田晃、横川理彦らがレコーディングに参加。サウンドプロデュースとエンジニアをZAKが担当した。「Two」は2000年にHIFUMI Recordsからリリースされた2ndアルバムで、茂木欣一(フィッシュマンズ、東京スカパラダイスオーケストラ)が制作に参加。“空と土と自然の木”をテーマに掲げ、フィッシュマンズ「いい言葉ちょうだい」、浜口庫之助「みんな夢の中」のカバーを含む11曲が収められている。
茂木欣一 コメント
〈This is HONZI WORLD〉
彼女の光と影の世界に深く吸い込まれていく。あどけない少女のような歌声と、
どこまでも純度の高いヴァイオリンの響き。
学校からの帰り道に口ずさんだような、遠くの記憶を呼び覚ますような・・
あの屈託のない笑顔にまた会いたいね。
UA コメント
人生最初に遭遇した、音楽に選ばれし人は、HONZIだった。
ジプシーの格好したパンクな天使は、今も変わらず美しい。
ZAK コメント
HONZI
あほで無邪気で愛おしい生き物
ど根性の塊 僕らの仲間
早川義夫 コメント
HONZIの歌を作るにあたって、真っ先に浮かんだ言葉は「透き通っている」であった。
演奏上手な人はいっぱいいるけれど、美しいか美しくないかは、透き通っているかどうかだ。
音に限らず、言葉、感性、性格、思想においてもそうである。透き通っている人が正しい。
リクオ コメント
垣根のない活動を続けたHONZIが、フレットのない軽量のヴァイオリンを選んだのは必然だったと思う。
今頃どこで遊んでるのかな。
本地大輔(HONZI兄 / 音楽プロデューサー)コメント
HONZIの大切な原点の一つが「one」と「Two」にある事がフィッシュマンズの映画を観てよくわかった。
そして何よりもみんなから愛されていたことがよくわかった。
あらためて、「one」と「Two」を聴きたくなった。
HONZI「one」収録曲
01. BIRTH
02. ORPHEUS, NO (Instrumental)
03. GATERA-GATA
04. 蘇州夜曲
05. PRAY TO PLANTS
06. TAKE A TRIP
07. UNDERGOING MENTAL THERAPY
08. CIRCUS MIDGET PARADE (Instrumental)
09. TRANSITION (Instrumental)
10. DE LA SIESTA
HONZI「Two」収録曲
01. VOICE OF SILVER
02. 灰の記憶〈廃人の夢〉~memory of ash~ ~Dream of a senile Cripple~
03. 滑稽な足踏み ~The absurd standstill~
04. ピーヒャララ
05. みんな夢の中
06. MaZa Train
07. 瞳孔のお話 ~story of pupils~
08. 青い空の中の風
09. いい言葉ちょうだい
10. FLOWER
11. 雨で洗われた円い月 ~Full moon washed by Rain~