JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

ないあがらせっと、「グッドサマー」で12年の沈黙を破る

ないあがらせっと「グッドサマー」配信ジャケット
4年以上前2021年08月20日 15:05

ないあがらせっとの新曲「グッドサマー」が本日8月21日に配信リリースされた。

2009年に4thアルバム「POP CITY」リリース後は不定期でライブは行っていたが、作品の発表は長年ストップしていたないあがらせっと。およそ12年ぶりの新曲となる「グッドサマー」はリーダーの中村寛が曽我部恵一に暑中見舞いとして送った楽曲で、曽我部のあと押しによってリリースが決まった。

また「グッドサマー」は33本限定でカセットテープも発売決定。カセットテープ版にはカップリング曲「ビューテイフルデイ」も収められ、本日8月21日からROSE RECORDSのオンラインショップ、東京・PINK MOON RECORDSおよびココナッツディスク吉祥寺店にて販売される。

曽我部恵一 コメント「12年ぶりのシティポップ」

「ないあがらせっと」。とっくの昔にわすれちゃってたよ。リーダーの中村はぼくを下北の喫茶店に呼び出し「作曲家として頑張っていきたい」とか言ってたし。だからぼくは「ないあがらせっと」はもう空中分解してしまったんだろうなあ、と思ってた。「そういえば彼らはちょっといなたいシティポップをやってたから、今バンドがいたとしたら、彼らが活動した10数年前とはまた違う世間の評価があったんじゃないか」、なんてこと考えたりもしなかったんだ。そう、すっかり忘れてた。

そんな彼らから突然暑中見舞いが届いた2021年の夏。添付してあったのは「グッドサマー」と銘打たれたチルでローファイな極上のサマーチューン。「なにこれ?」とすぐさま返信し、今回のリリースに至った。中村が住む北九州へも会いに行った。夏のど真ん中。迎えてくれた中村はヨレヨレのペットサウンズのTシャツで首からタオルをかけてサンダルばきだった。彼は熱いコーヒーを淹れてくれ、ぼくらは汗だくになってコーヒーをすすりながらあれこれ喋った。

彼らが拠点とした北九州の戸畑区は海辺のなかなかタフそうな街だ。ないあがらせっとの独特の郷愁感や不良っぽさはこの土地にもヒントがあるんだろうなと思った。今のシティポップバンドは本当におしゃれで、こんな町にはいそうにない。でも、ぼくや彼らが愛したシティポップは実は当時日本の隅々にまで響いていたのだ。実際、ぼくが小学校のときに勉強を教わってた近所の大学生のお兄ちゃんは、四国の田舎町でカローラレビンに乗ってカーステで杏里をかけてた。そんなところにポップの真髄がある、と北九州を動こうとしない彼らは思ってる。のかもしれない。

北九州戸畑シティから愛を込めて。ないあがらせっとが、もう一度デビューします。

関連記事

「パンと音楽とアンティーク2026春」ビジュアル

「パンと音楽とアンティーク」に大槻ケンヂ、家主、曽我部恵一、水カン、TENDREら

8日
「きみがぼくになるまで 犬と家族になって一生を見届けた18年」表紙画像

曽我部恵一、音楽ライター黒田隆憲による“愛犬ノンフィクションエッセイ”の帯コメント担当

10日
「ARABAKI ROCK FEST.26」出演アーティスト

「ARABAKI」第2弾でSHISHAMO、ゴスペラーズ、柴田聡子、ハンバート、KEIJU、曽我部恵一ら20組

28日
TSUTCHIE「THANKS FOR LISTENING」ジャケット

SHAKKAZOMBIE・TSUTCHIEのソロ1stアルバムがサブスク解禁 スチャ+ロボ宙、曽我部恵一、ECDら参加

約1か月
曽我部恵一「炭水化物ロック」MVのサムネイル

曽我部恵一が食への愛をまっすぐに歌う新曲「炭水化物ロック」

約2か月
ヤスエでんじゃらすおじさん「東京」ジャケット

ヤスエでんじゃらすおじさん、アルバム発売記念ワンマン決定 アユニ・Dや曽我部恵一のコメント到着

約2か月
ニーネ

ニーネ×曽我部恵一、初のツーマンライブ決定

2か月
サニーデイ・サービス「レモネード挽歌」ミュージックビデオより。

サニーデイ・サービス、武士になる

3か月
曽我部恵一(撮影:三瓶康友)

曽我部恵一の新曲「Summer Song」に菊地成孔、谷口雄、スクービー・ナガイケジョー&MOBY参加

3か月
「ギター・マガジン」2025年11月号表紙

田渕ひさ子が押入れで「透明少女」演奏、ぼっち・ざ・ろっく後藤ひとりのように宅録できるか検証

4か月