星野源の新曲「Cube」が、10月22日公開の菅田将暉主演映画「CUBE 一度入ったら、最後」の主題歌に決定した。
「CUBE 一度入ったら、最後」は、1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画「CUBE」をリメイクした密室エンタテインメント。熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射など殺人トラップが仕掛けられている謎の立方体・CUBEに閉じ込められた男女6人の姿が描かれる。主演の菅田のほかに、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎といった面々が出演する。
主題歌「Cube」を書き下ろした星野は、本楽曲について「楽曲制作に入り、己と映画から受け取ったテーマをぶつけてみると、怒りにも似た爆発するようなエネルギーが生まれていき、それを音と言葉に封じ込めました。ぜひ、わーきゃー叫びながら、爆音で聴いてください」とコメント。一足先に楽曲を聴いた菅田は「圧倒的絶望の中にいて、希望を探す。希望を探すと愚かな自分に出会い見つかりかけた希望が自分のせいでまた失ってしまう。そんなCUBEという映画が最後星野さんの音楽によってその悲しみや後ろめたさは残したまま希望を持って前に進める作品になる気がしました」と語っている。
YouTubeでは「Cube」を使用した映画の予告映像を公開中。
星野源 コメント
オファーを頂き、カナダのオリジナル版と完成したばかりの日本リメイク版の「CUBE」を観ていると、その猟奇的な内容にこれまでになかったような新しい自分の音楽が作れる予感がしました。楽曲制作に入り、己と映画から受け取ったテーマをぶつけてみると、怒りにも似た爆発するようなエネルギーが生まれていき、それを音と言葉に封じ込めました。
ぜひ、わーきゃー叫びながら、爆音で聴いてください。
菅田将暉 コメント
圧倒的絶望の中にいて、希望を探す
希望を探すと愚かな自分に出会い
見つかりかけた希望が
自分のせいでまた失ってしまう
そんなCUBEという映画が最後星野さんの音楽によってその悲しみや後ろめたさは残したまま希望を持って前に進める作品になる気がしました
映画館から生活に戻っていく中で
これはとても大切なことだと思います
悲しみだけで終わらせない星野さんの音楽に頭が上がりません
今とても大事なことだと思います
是非お楽しみに
清水康彦監督 コメント
CUBEは、自分自身と向き合う空間。登場する人物たちは、向き合いたくない自分と向き合うことになります。まさに絶望。しかし、その先にあるものが絶望だけではないのだという、我々がCUBEで最も伝えたいことを、星野さんに描いていただけたように感じました。そして、映画を最後まで見てくれたお客さんを讃える歌でもある。星野さん、CUBEを締めくくるにふさわしい楽曲をありがとうございます。
制作陣 コメント
多彩な音の引き出しとアイディアに溢れている星野さんならば、映画の最後に、また新たな広がりを与えていただけるのではないかと感じ、この難題に挑んでいただきました。自由な発想で、今までなかった世界観で作っていただいた主題歌「Cube」は、まさに「人間の持つ無限の可能性」ということを形にしたような、思いがけない展開に溢れていて、エモーショ ナルかつダイナミックに脳内を駆け抜けていくような作品でした。
心から感謝しています。