xiangyuが主演を務め、鈴木慶一らが出演する映画「ほとぼりメルトサウンズ」が、12月に開幕する音楽と映画の祭典「MOOSIC LAB[JOINT]2021-2022」で上映されることが決定した。
「ほとぼりメルトサウンズ」はxiangyuがとある町での交流をつづったエッセイをもとにした、東かほり監督の長編デビュー作。xiangyu演じる主人公・コトと、鈴木慶一演じる“音の墓”を作っているという奇妙な老人・タケのひと冬の不思議な生活が描かれる。音楽はxiangyuとケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)が担当する。
なおこの映画の2022年の一般公開に向けて、MotionGalleryでは12月30日までクラウドファンディングを実施中。リターンにはエンドロールへのクレジットや完成披露試写への招待などが用意されている。
東かほり監督 コメント
思い返せばこの企画が動き始めたのはコロナ禍前。
主演のxiangyuさんとドトールで初めて打ち合わせをしたのが懐かしく、なんだか感慨深いです。
今のご時世で、生きること、死ぬことについて考えることが多くなりました。
この映画のひとつのテーマにもなっています。
そしてたくさんの方を取材していく中で不思議な人が夢に出てくるようになりました。
そういう人たちも脚本にいれながら、今の自分の感性を映画にできたこと、支えてくださった方々全員に感謝していてます。
まだまだ映画を勉強中の私ですがこの作品の仲間になっていただけたらとても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
xiangyu コメント
長年、私が大切に綴ってきたエッセイから派生し出来た映像作品に、役者&音楽担当として参加出来たことに、これ程ない喜びを感じています!
素晴らしい役者陣、スタッフの皆とたくさん話ながら創りあげていった全シーン。今思い返しても込み上げてくるものがあります。
一人でも多くの方に届きますように!
鈴木慶一 コメント
私はこの映画で史上最長の出演時間を体験しました。
とても楽しく1週間をすごし、そして初の長期ロケで、
なんだかタケさんになっちゃって東京に戻りました。
お話の素晴らしさ、そして偶然にもムーンライダーズの
1985年のアルバムの曲「夢が見れる機械が欲しい」の歌詞との
共通点があって、なんだかとっても不思議な体験でした。
xiangyuさんの音楽の友人が、私も知り合いだったりして、
素敵な偶然が重なり、忘れられない撮影となりました。
そうだ、東監督の「用意スタート!!」ではなく「いきます」と言う
優しい声も忘れられないです。
たくさんのかたが観てくれるとうれしいなあ。
出演してて、自分の過去が頭の中で渦巻いておりました。
素晴らしい機会をありがとうございました。
まだタケさんのままのような 鈴木慶一