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どんな時代にも流されずに!笠原桃奈がアンジュルムへの深い愛伝えた卒業公演

アンジュルム
3年以上前2021年11月22日 13:01

アンジュルムが11月15日に東京・日本武道館でワンマンライブ「アンジュルム コンサート2021『桃源郷 ~笠原桃奈 卒業スペシャル~』」を開催。この公演をもって笠原桃奈がグループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。

2015年にハロプロ研修生に加入し、2016年7月からはアンジュルムの5期メンバーとして約5年間活動してきた笠原。彼女は今年6月、「海外で歌とダンスを勉強したい」という夢に挑戦するため卒業を決めた旨を発表していた。笠原にとっての卒業公演となったこのライブの模様は、フジテレビTWOにて生中継されたほか、全国の映画館でライブビューイングが行われた。

自身のメンバーカラーであるホットピンク色の光に包まれながら、真っ赤なファージャケットをまとってステージ上に現れた笠原。1曲目「赤いイヤホン」を皮切りに「次々続々」「愛されルート A or B?」「乙女の逆襲」と勢いのある楽曲をメンバーと披露し、序盤から観客を圧倒した。リーダーの竹内朱莉から卒業の日を迎えた感想を尋ねられると、笠原は「まったく卒業の実感はなくて。この最強のアンジュルムで最強のコンサートをお届けしたいという気持ちで、今はただ楽しい! それだけです」と弾けるような笑顔で答えた。

笠原の「マスカラ落ちてる」という力強い歌唱パートが光る「ミラー・ミラー」や、彼女の初参加シングル曲である「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」などで、会場を大いに盛り上げたアンジュルム。メンバーが一旦はけたあと、笠原、竹内、佐々木莉佳子、上國料萌衣、川村文乃の5人が再び現れ、スリリングなサウンドに乗せてガールクラッシュな世界観漂うパワフルなダンスパフォーマンスを展開した。自らのリクエストで実現したというダンスコーナーについて、笠原は「大好きなメンバーと大好きなダンスを踊れてとっても幸せでした」とはにかんだ。

ライブ中盤で伊勢鈴蘭、橋迫鈴、川名凜、為永幸音、松本わかなの5人が「ぁまのじゃく」「新・日本のすすめ!」を元気よく歌唱したあと、ほかのメンバーも合流して、笠原をフィーチャーした「魔女っ子メグちゃん」、疾走感あふれる「マナーモード」、メンバーの切ない表情と歌声が印象的な「Uraha=Lover」が届けられた。そしてアンジュルムメンバーの卒業公演には欠かせないバラード曲「交差点」がスタートすると、笠原を囲むように並んだメンバーたちが、ピンク色のリボンがあしらわれたスタンドマイクに手を添え、1人ずつ自分のパートを歌唱していく。9人は目を潤ませたり涙で声を詰まらせたりしながらも、卒業する笠原に向けて「元気でね さよなら」「大好きよ ありがとう」というフレーズを語りかけるように歌い上げた。涙を拭ったメンバーたちは、「泣けないぜ…共感詐欺」「タデ食う虫もLike it!」「ドンデンガエシ」といったアップテンポなナンバーを次々披露。10人がセンターステージを所狭しと駆け回った「46億年LOVE」では、笠原と佐々木が大きなハグをし笑顔を浮かべる一幕も見られた。

アンコールでは、黒いパンツスーツ風の衣装を身にまとった笠原が、ソロで「地球は今日も愛を育む」を堂々とパフォーマンス。内側に秘めた強さと決意がにじむ、迫力あるステージでファンを魅了した。その後笠原は、メンバーやファンへの思いを真摯につづった手紙を朗読。「みんなのことが大好きという気持ちが、いつどの時代のアンジュルムにいても強くなっていきました」「言葉にせずとも伝わる愛情があることを教えてくれた、あなたをやっぱり愛しています」「離れ離れになっても、どこにいても、この先どう生きようと、アンジュルムのことが大好き。アンジュルムを好きな人たちのことが大好きです」と思いの丈を語った。

笠原の言葉を受け、上國料は「ときには妹、ときにはお姉ちゃんのように感じていた桃奈。いなくなるのは寂しいけど、今後について『アンジュルムが大好きだからこそ離れる』と聞かされたとき、本当にカッコいいなと思って。強い意志を持つ桃奈だったら、なんでも叶えられると思います」と声を震わせつつも笑顔でコメント。終始必死で泣くのをこらえていた佐々木は、「かっさーは愛そのもの。自分のこともたくさん愛してほしい」という言葉をまっすぐ届けたあと、「かっさー愛してるっ!」と指ハートを贈った。そして竹内は、「いつの間にかこんなに芯の強い、たくましくて美しい女性になっていたんだなと。これからの桃奈がすごく楽しみだし、離れていてもお互いに刺激し合える仲になれたらいいなと思います」と笑みを浮かべた。そして会場が大きな感動に包まれる中、アンジュルムは「友よ」「大器晩成」を勢いよくパフォーマンス。「大器晩成」では、竹内の「何にも惑わされずに」というパートに続き、普段は松本が歌唱している「どんな時代にも流されずに」というフレーズを笠原が歌うという粋な演出も。客席から降り注ぐ大きな拍手に包まれた笠原は、最後に「心から愛しています。皆様、どうぞお元気で!」と挨拶し、颯爽とステージをあとにした。

なお現在、笠原が歌唱する「地球は今日も愛を育む」の音源がiTunes、レコチョク、moraで配信されている。

「アンジュルム コンサート2021『桃源郷 ~笠原桃奈 卒業スペシャル~』」11月15日 日本武道館 セットリスト

01. 赤いイヤホン
02. 次々続々
03. 愛されルート A or B?
04. 乙女の逆襲
05. ミラー・ミラー
06. 七転び八起き
07. 限りあるMoment
08. 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
09. 出すぎた杭は打たれない
10. ダンスコーナー(竹内朱莉・佐々木莉佳子・上國料萌衣・笠原桃奈・川村文乃)
11. ぁまのじゃく~新・日本のすすめ!(伊勢鈴蘭・橋迫鈴・川名凜・為永幸音・松本わかな)
12. 魔女っ子メグちゃん
13. マナーモード
14. Uraha=Lover
15. 交差点
16. 泣けないぜ…共感詐欺
17. タデ食う虫もLike it!
18. はっきりしようぜ
19. ドンデンガエシ
20. 46億年LOVE
<アンコール>
21. 地球は今日も愛を育む(笠原桃奈)
22. 友よ
23. 大器晩成

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