松本潤(嵐)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」の新たな出演者発表会見が本日11月29日に行われた。
「どうする家康」は2023年に放送されるNHK大河ドラマ62作目の作品。脚本を古沢良太が担当し、徳川家康の波乱に満ちた生涯を独自の視点で“エンタテインメント大作”として描く。会見には松本のほかに、新たに出演が決定した岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、阿部寛と制作統括の磯智明チーフプロデューサーが登壇し、野村萬斎がVTRで参加した。
まずは大河ドラマ初出演にして主演を務める松本が登場。司会者に実感が湧いたかと問われると、「打ち合わせをさせていただいたり、自分なりにいろいろと調べたりする中で少しずつ実感が湧いてきております」とコメント。すると新たな出演者の役柄が発表され、家康が背中を追い続けた織田信長役を岡田、家康の初恋の女性・瀬名役を有村、家康の最大のライバル・豊臣秀吉役をムロツヨシ、天下を目指した武田信玄役を阿部寛が演じることが明かされた。発表と同時に登壇した4人を見やった松本は「皆さんと1年4カ月撮影できるのが今から本当に楽しみです」と朗らかな笑顔を見せた。
2014年に放送されたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で主人公・黒田官兵衛を演じた岡田。「大河ドラマはすごく思い出深い作品で、松本くんから相談を受けたときに『ぜひやったほうがいいよ。僕にとっては宝物のような場所だったから』と伝えました。僕自身は今回、織田信長という人物にチャレンジできるということで、怖さも楽しみも両方ありますね」とコメント。古沢については、「古沢さんにすごく求めていただいたみたいで、『視聴者の皆さんのイメージを超えた、説得力のある信長を作りたい』と言ってもらえて心強かったですね」と静かに語った。さらに「秀吉配下の役を演じることが多かったので、今度はムロさんを引きずり回して、松潤を振り回せるというのが醍醐味かもしれないですね」といたずらっ子のような表情を浮かべた。
ジャニーズ事務所の先輩と後輩である岡田と松本。岡田が信長を演じることについて松本は、「古沢さんの信長像を少し見せてもらったときに、岡田くんのイメージがピッタリだなと思いました。家康の話をいただいて悩んでいたときに、岡田くんが背中を押してくれて。アドバイスいただいたときはこうやって一緒に並んで話すとは思っていなかったですが(笑)、実際の関係も先輩なので、その憧れをそのまま役に通して持っていけるんじゃないかなと思っています」と語った。